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28/46(合計:457件)
高遠琉加 ヨネダコウ
茶鬼
この本を読み終わって、表紙カバーの絵を改めて見ると、「ああー、そうなんだよ!」 主人公たちの関係がすごく良くわかります。 司郎のシャツの後ろを掴んでいる零。 なんて心憎い表紙なんだろう。 物語は二段組で一瞬怯みますが、過去の回想もあるとはいえ、5日間の出来事。 キャラクターが魅力的であっという間に引き込まれ、二段組も気にならない。 もっともっと、と手が止まらない。 純粋で単純な萌えと…
snowblack
ネタバレ
新橋の路地裏で、カウンターだけの小さな鉄板焼屋を営む桐島司郎。 彼は元ボクサーで、店の二階で一人暮らし、 ヤクザのフロント企業である街金に、自分が作った訳ではないらしい借金がある。 ある日、街金の社長のヤクザ・飴屋が現れ、アルバイトの話を持ち込む。 元カノにストーカーされている結婚間際の男を、結婚式までガードするというものだ。 飴屋の持ってくる話なんて、ロクなもんじゃないに決まってる…
高遠琉加 六芦かえで
雀影
泣けると思う。 ただただ好き。 好きになってしまって、 もう、どうしようも無い。 好きになってしまうのに、理由なんて無い。 レビューが沢山ついて、その分評価もばらついているこの作品。 評価のばらつきは、攻めの堂島を、どの位受け入れられるかどうかみたい。 三浦視点の「好きで~」は、普通に切なくて泣けるけど、 私としては、堂島視点の「ラブソングみたいに」の、堂島が「好き」の意味…
高遠琉加 依田沙江美
蝶野と三木の物語後編と、屋敷と皐月の物語の結末、最後に二つの物語は出会います。 青春って、何かから逃げて、逃げて、逃げ回ってじたばたして、 そして、それを乗り越えることなのね、、。 このシリーズって、登場した3つのカップル、6人の男の子達が、それぞれ逃げてきたもの対峙して、乗り越えて、次のステージへ踏み出す。 そんな、ど真ん中の青春小説だった気がします。 特に、蝶野・三木組は最後…
そこに残ったのは、無垢な愛らしい生き物でした。 この第3巻、前半は前巻から続いた、志田と響川の物語。 響川はようやく、自分が本当に欲しい物が何なのかを認めます。 そして、響川が今まで自分で自分をいじめるように囚われ続けてきた理由が明らかになり…。 後半は、蝶野と三木の物語。 今度は蝶野の過去が…。 嵐と共に、芦屋という蝶野のかつてのクラスメイトが運んできます。 どちらもキ…
次のカプのエピソードの方がおもしろいの法則発動。 第1巻のメインカプ蝶野・三木編では、アパートと芸術系大学生の楽しさがメインで、ほとんど一般小説レベル、かろうじて匂い系止まりだったけど、この第2巻はメインカプが志田と響川に代わり、お話も少し時間が戻って、いよいよ本格BLに。 頑なに自分をいじめるように生きている響川と、何とかして彼の力になりたい志田が、峰岸という大人の男が響川に関わったこと…
同じ屋根の下青春群像劇の第一幕。 同じ大学の、芸術系の学生ばかりが暮らす、元は社員寮だったアトリエ付きアパート。 大家さんは近くに住んではいるけれど、アパート内のことは住人達に任されている。 この、学生寮のようでいてもっと緩い空間の中に暮らす、個性豊かな芸術系の学生と、そこに、家賃の安さにだけ惹かれてうっかり迷い混んだ経済学部の学生が、いつしか・・な、お話。 とはいえ、本当に、いつしか・・…
高遠琉加 高階佑
確かに、裏表紙のあらすじには「--数奇な運命の物語が始まる。」って、ハッキリ書いてあるわね。 しかし、 ホントに、始まっただけで終わるとは、、、。 いったい何冊ぐらい続くのかなぁ、、、。 最初の事件の謎的には、もうからくりが明らかだけど、次は流刑事のターンらしいので、佐季と司の過去と、流刑事の関わりが絡んでくるのかな。 それにしても、最後にちょっと出てきた日置検事が気になる。 本編…
高遠琉加 香坂あきほ
むつこ
久しぶりに高遠琉加さん読みました。 やっぱり文章が好きです。 でも内容は若干消化不良だったかな。面白かったんですけどね。 前半は攻め視点です。 ホストな攻めが、女性客に頼まれて、お金のために彼女の夫(受け)を誘惑するお話。 偶然にも助けられて、とんとん拍子&自然に受けに近づいて親しくなっていく過程はすごく面白かったです。仲良くなればなるほど、真相がバレたときのことを考えてハラハラドキドキ。 でも…
高遠琉加 南国ばなな
kirara
1編目(弟編)は結構面白かった。こちらだけなら『萌』でした。 ただ、2編目(兄編)、光輝(攻)のあまりの勝手さにぞっとしましたね。私のキライな『好きなら何をしてもいい』パターンにしか見えませんでした。なぜ兄が事情を知っても光輝を好きになるのか自体がわからなかったんです。これが、受攻逆なら(受に関しては非常に許容範囲が広い私なので)、まだ受け入れられたかもしれないと思いますが、これはもうダメ…