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高遠琉加 葛西リカコ
ポッチ
ネタバレ
初読みの作家さまでしたが、タイトルやあらすじ、そして葛西さんの美しい表紙に釣られ手に取ってみました。 死者に会える場所があるという。 自分のピアノの教え子からそんな都市伝説的な話を聞いた春希。そんなことあるわけがないと思いつつ、それでもそんな不確かな噂話にもすがる思いで会いたい人がいて…。 過去の回想、現在、そして死者に会えるという『天国ホテル』。それらが交互に出てくるので初めは話に…
高遠琉加 北上れん
M+M
まず手にとって感じたのは、厚いなぁ、という印象でした(笑)。324ページです。 部屋ごとに色が違う「ホテル・ラヴィアンローズ」を舞台にした3つの話が収録されています。 「青」では、高校生二人が逃亡の果てに、「青」の部屋に客として泊まり、その5年後に廃業したホテルの前で、二人が再会するという内容で、ホテルは二人の思い出の場所という小道具に過ぎません。ホテルにたどり着くまでがメインのストー…
高遠琉加 麻生海
3部作のうちの1冊目です。こういう既刊したシリーズものは大体セットで購入してから読むタイプなので、この作品のように(1)だけというのは珍しかったのですが、試しと思って続編は未購入のまま読みまして…後悔しました。続きが気になる!とすぐさま2(美女と野獣と紳士)を購入して到着待ちです。そわそわ。 受けか攻めの一方、または主役二人からの目線からの作品を読むことが多かったので、語り手が多いこの本に最…
高遠琉加 六芦かえで
ななこあ
あとがきで高遠さんも書いているように、これでもかこれでもかというほどの片思いのお話し。息が苦しくなるほどの。 高校の同級生だった堂島のことを好きになった三浦。ずっとずっと好きで。一回振られても好きで。振られても5年の間好きで、偶然再会した堂島に気持ちを隠せずにボロボロ泣く三浦が切なかった。しかも3回も。 「俺だってこんなつらいのもう嫌だ」と三浦が堂島に気持ちを吐露するところも切なかった…
高遠琉加 香坂あきほ
続編とあわせて中篇2本が収録されています。シリアスタッチな、年下攻めホスト×年上歯科医のお話です。 「純情とゲーム」 雑誌掲載時は表題「純情不埒」でしたが、改題されたとのことでした。 唯司の目線で進みます。ホストの客である多香子から、有利な条件で離婚したいから夫をホモだと証明してほしいと依頼され、佐倉と接触することになります。思いがけず同居することになったものの、唯司は佐倉を思ったように…
こにしそる
中立と趣味じゃないの間くらいです。 最初はよかったのですが、あまり攻めキャラが好きになれなかったのがネックだったかも。 前編後編からなる二編の小説。前編は攻めの唯司視点、後半は受けの佐倉視点です。 内容は面白くないという程ではないけど、わりとよくあるお話かなあ?と思い、けっこうあっさり読み終えてしまいました。 ホストの唯司はお金ほしさに、客である女性からゲイである旦那と離婚したいか…
高遠琉加 高階佑
碧暗い水
CPに関しては皆様のご感想が参考になりますので、刑事コンビの感想を簡潔に。 攻め・慧介が受け・司を匿っているとき、相棒の流刑事に激怒されている時のセリフが切なかったです。 「僕は警察官に向いてないかもしれません」 「向いてる向いてないではなく、お前はもうすでに警察官なんだよ!」 流刑事のこの答えに、胸がつまる思いでした。 流刑事のこの激怒の一言は、佐季を司を救わなければならない。どんなに…
高遠琉加 三池ろむこ
「神様も知らない」シリーズが良すぎて、追っかけてこちらも読んでみました。 全体的にどうにも好みにはならなかったです。 攻め・八尋はいい男で、家庭に不満を持ちながらもグレることなかったのは堪え性があり、受けの教師や級友たちとのコミュニケーションも大人げあります。 仲が良かった同級生の女の子は、攻め・八尋に密かに気持ちを寄せていたのでしょうか。その女の子は表立って告白しないですが。でも攻め・八尋…
ぴろし
と、悩む感じの評価です。 高評価が多い中 真逆の評価もあって・・・正直自分が混乱(笑) 読んでみなきゃ分からないわぁと手に取りました。なぜか3冊全部。 以下3巻までの総評になります。 攻めの結構な俺様ぶりと受けの異様なほどのツンツンぶり 受けのツンツンは過去のトラウマで納得ですが・・・ちょっと頑固すぎました。攻めの作った料理をほんとにおいしくなさそうに食べてる・・・ 2巻が終わって…
高遠琉加 小椋ムク
学生もので寮もので、大人になってからの再開ものです。 スピンオフ作品らしいのですが、そうとは知らずそちらのほうは未読。 でもこれ単品でも読める作品です。 寮という閉ざされたシチュエーションは舞台としてとても好き。 前半は学生の頃、後半は成長して教師として再び学校に戻ってきてからのお話です。教師で寮が舞台というのは珍しいかも。 前半と後半で時間の経過が大きいのですが、高遠さんは、作品の…