高遠琉加さんのレビュー一覧

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

これからな感じ。ラブより涙な1巻

3部作のうちの1冊目です。こういう既刊したシリーズものは大体セットで購入してから読むタイプなので、この作品のように(1)だけというのは珍しかったのですが、試しと思って続編は未購入のまま読みまして…後悔しました。続きが気になる!とすぐさま2(美女と野獣と紳士)を購入して到着待ちです。そわそわ。

受けか攻めの一方、または主役二人からの目線からの作品を読むことが多かったので、語り手が多いこの本に最…

2

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

これでもかこれでもかというほどの片思いのお話し

 あとがきで高遠さんも書いているように、これでもかこれでもかというほどの片思いのお話し。息が苦しくなるほどの。

 高校の同級生だった堂島のことを好きになった三浦。ずっとずっと好きで。一回振られても好きで。振られても5年の間好きで、偶然再会した堂島に気持ちを隠せずにボロボロ泣く三浦が切なかった。しかも3回も。
「俺だってこんなつらいのもう嫌だ」と三浦が堂島に気持ちを吐露するところも切なかった…

7

純情不埒 小説

高遠琉加  香坂あきほ 

ちょっともやっとする

続編とあわせて中篇2本が収録されています。シリアスタッチな、年下攻めホスト×年上歯科医のお話です。

「純情とゲーム」
雑誌掲載時は表題「純情不埒」でしたが、改題されたとのことでした。
唯司の目線で進みます。ホストの客である多香子から、有利な条件で離婚したいから夫をホモだと証明してほしいと依頼され、佐倉と接触することになります。思いがけず同居することになったものの、唯司は佐倉を思ったように…

3

純情不埒 小説

高遠琉加  香坂あきほ 

年下の彼氏

中立と趣味じゃないの間くらいです。
最初はよかったのですが、あまり攻めキャラが好きになれなかったのがネックだったかも。

前編後編からなる二編の小説。前編は攻めの唯司視点、後半は受けの佐倉視点です。
内容は面白くないという程ではないけど、わりとよくあるお話かなあ?と思い、けっこうあっさり読み終えてしまいました。

ホストの唯司はお金ほしさに、客である女性からゲイである旦那と離婚したいか…

0

ラブレター 神様も知らない(3) 小説

高遠琉加  高階佑 

流刑事の情熱と無念さ

CPに関しては皆様のご感想が参考になりますので、刑事コンビの感想を簡潔に。
攻め・慧介が受け・司を匿っているとき、相棒の流刑事に激怒されている時のセリフが切なかったです。
「僕は警察官に向いてないかもしれません」
「向いてる向いてないではなく、お前はもうすでに警察官なんだよ!」
流刑事のこの答えに、胸がつまる思いでした。
流刑事のこの激怒の一言は、佐季を司を救わなければならない。どんなに…

5

こいのうた 小説

高遠琉加  三池ろむこ 

それぞれのキャラを振り返ってみた

「神様も知らない」シリーズが良すぎて、追っかけてこちらも読んでみました。
全体的にどうにも好みにはならなかったです。
攻め・八尋はいい男で、家庭に不満を持ちながらもグレることなかったのは堪え性があり、受けの教師や級友たちとのコミュニケーションも大人げあります。
仲が良かった同級生の女の子は、攻め・八尋に密かに気持ちを寄せていたのでしょうか。その女の子は表立って告白しないですが。でも攻め・八尋…

2

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

萌え?

と、悩む感じの評価です。
高評価が多い中 真逆の評価もあって・・・正直自分が混乱(笑)
読んでみなきゃ分からないわぁと手に取りました。なぜか3冊全部。
以下3巻までの総評になります。

攻めの結構な俺様ぶりと受けの異様なほどのツンツンぶり
受けのツンツンは過去のトラウマで納得ですが・・・ちょっと頑固すぎました。攻めの作った料理をほんとにおいしくなさそうに食べてる・・・
2巻が終わって…

0

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

出会ったころからやり直せたら

学生もので寮もので、大人になってからの再開ものです。
スピンオフ作品らしいのですが、そうとは知らずそちらのほうは未読。
でもこれ単品でも読める作品です。

寮という閉ざされたシチュエーションは舞台としてとても好き。
前半は学生の頃、後半は成長して教師として再び学校に戻ってきてからのお話です。教師で寮が舞台というのは珍しいかも。
前半と後半で時間の経過が大きいのですが、高遠さんは、作品の…

3

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

お久しぶりの新刊!

Charaレーベル創刊20周年を記念して発行された高遠琉加先生のお久しぶりの新刊にして初のファンタジーものです。
内容はボリュームたっぷりの2段組で文庫本2冊分だとか。時間に余裕のあるときに読むのをお勧めします。

お話の舞台は『死者に会えるホテル』。
ピアノ講師の春希と、春希に想いを寄せる同居人の康。しかし春希は、今は亡き恩師であり康の叔父でもある月彦への想いに囚われていた。
そんな彼…

5

ホテル・ラヴィアンローズ 小説

高遠琉加  北上れん 

染みる作品

みっつのお話しが入っています。

◆青◆
──青い。
読み終わって、思わずそうつぶやいてしまうほど、タイトル通りのお話。
少しずつ大人に近づく高校生。
けれど少年の心をまだ持ち続ける彼らの逃避行。
このまま、ずっと──なんて無理なことは分かってる。
いつか終わりがくることも。まだあどけない彼らの精一杯の背伸びが描かれています。
胸がきゅっと切なくなる。
滝口が守ろうとしたものは…

3
PAGE TOP