高遠琉加さんのレビュー一覧

天使と悪魔の一週間 小説

高遠琉加  麻々原絵里依 

本の最後にまさかの号泣

「やっぱり高遠さんがだいすきだーっ」と叫びたくなる様なお話でした。

詳しい内容はポッチ様が大変綺麗に紹介されておりますので、私は遠慮します(このレビュー、伏せておくべき所は明かさないまま、過不足なく物語の運びを紹介していて素晴らしいと思うのです)。私はこのお話を読んだ『興奮』についてだけ書かせていただきますね。

今年出版された高遠さんの本を2冊読んで「あれ?ちょっと雰囲気、変わりました…

11

天使と悪魔の一週間 小説

高遠琉加  麻々原絵里依 

コミカルとシリアスのバランスが絶妙

作家買い。





主人公は大学生の史彦。
ある日、彼は大学で同じゼミを受講している同級生の高峰に自転車で轢かれてしまう。もしかして自分は死んでしまうのか…?と思った矢先に、彼の目の前に現れたのは自称天使と悪魔の二人で―?

そんなファンタジー要素満載の出だしと、麻々原さんのポップで可愛らしい表紙。

高遠さんはシリアスな作品も書かれますが、この作品はコミカル寄りの作品かと…

15

楽園建造計画 1 小説

高遠琉加  依田沙江美 

設定やストーリーが面白かった

以前に、ちるちるさんのオススメにあがっていたので、気になって購入しました。一巻で導入部分という事もあり、BLテイストはほぼ無かったですが、ストーリーがとても面白かったので、100%満足しました。

現実的な経済学部の学生(主人公)が、超個性的な芸術学部の学生の溜まり場のバンカラ寮に間違って入寮してしまったら・・という設定が良かったです。芸大や芸術学部って未知の世界なので、興味深いです。だ…

3

ここは限界ハウス 小説

高遠琉加  三尾じゅん太 

我慢も限界!

初読み作家さん。
ショコラ文庫さんからの出版と、タイトルで衝動買い。
感じたことは多々ありますが…まずは言いたい。
結ばれるまでが長い!
両想いだと心が通じ合ってからがまた長い!
そりゃあ、睦月だって積極的にならざるを得なくなるよ!!
この、ヘタレ神薙め!!

受けさんの睦月は、ブラック企業に勤めて2年。
心身共に限界だった時にさらに追い打ちをかける出来事が。
それが原因で人身…

5

ホテル・ラヴィアンローズ 小説

高遠琉加  北上れん 

今は無き場所に宿った色褪せない思い出

短編3本、登場人物や時代が異なるもののホテルという舞台で繋がっているオムニバス形式の一冊。
過去に遡っていく話の中で情景や心情が丁寧に書かれているのはそれぞれに共通している。

<青>
父親から受けている暴力を部活やバイクで発散させている滝口と、彼を見つめているだけで良かったのに秘めていた恋愛感情を盾に教師に脅されて猥褻行為を強要されている久住。
ひょんな事から打ち解けていった二人が高…

3

ここは限界ハウス 小説

高遠琉加  三尾じゅん太 

上手くいかない人生も愛おしいではないかっ

高遠さんで『人生ギリギリの男達が暮らすシェアハウス』なんていうお話だったらものすごく期待しちゃうじゃないですか!待ちに待って、仕事もそこそこに読み耽りました。
うん、紛れもない高遠さんの本だ。

SE二年目の羽瀬は仕事に追われ、家に帰れば食事もそこそこにただ眠るだけの毎日を過ごしています。もう限界だと思いつつ帰った晩に発見したのは借金の請求書。羽瀬は友人の桐谷に頼み込まれて連帯保証人になって…

10

世界の果てで待っていて -嘘とナイフ- 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

読まなきゃよかった(泣)

かなり神よりの萌2をつけさせて頂きました。
というのもこの作品、この続巻を読んで初めて知ったのですが、かれこれ7年以上も続きが出てなかったんですね(泣)。基本的に堪え性のない人間なんで、そのことを知ってたら読まなかったのに~と後悔しております。あと、ぶっちゃけ、イラストは前作の雪舟先生の絵の方が、繊細な作品の雰囲気と合っていて、私は好きです。

ミステリーとしては、今回の方が俄然面白くなって…

4

世界の果てで待っていて 小説

高遠琉加  雪舟薫 

続巻を~~~

かなり神よりの萌2をつけさせて頂きました。
というのもこの作品、続巻を読んで初めて知ったのですが、かれこれ7年以上もその後の続巻が出てないんですよね(泣)。そのことを知ってたら読まなかったのに~と後悔しております。

サスペンスとしては、今回の事件に関して言うと、展開も読めるしそれほど凝った話でもないので、ちょっと物足りなさを感じますが、攻めと受けの人となりや過去の因縁を知り、これからの二人…

2

世界の果てで待っていて -嘘とナイフ- 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

世界の果てで待っているのは、誰?

BL小説のなかで最も続きを熱望している作品の一つです。
元刑事で現在は探偵の統一郎と、刑事の雪人が織り成す物語。
探偵事務所に持ち込まれた事件を解決に導くパート、統一郎の妹である澪子の事件の核心に迫っていくパート、そして二人の関係性を主にするパート。
三つの主要な軸が絡まりあって複雑で味わい深い物語を形成しています。
サスペンスや警察小説としても充分に面白いのですが、やはり肝は二人の切迫…

7

夢の庭「愛と混乱のレストラン」シリーズ番外編プレミアム小冊子 Le jardin du reve グッズ

幸福感が溢れている

電子書籍で読了。イラストは紙の本でも無い様です。

『愛と混乱のレストラン』を読んだのは刊行から数年経ってからでした。なので、この小冊子の応募には間に合わなかったのです。「読みたい、読みたい」と思っていてもなかなか入手出来なかったのですが、電子で発見!こんな少ないページ数のお話でも売買できる電子書籍って素晴らしいなぁ。手間をかけて入手した皆さんには申し訳ないのですが、この手の出版は是非続けてい…

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