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2/2(合計:17件)
高遠春加 ひびき玲音
むつこ
「神様、どうかこの人を俺に下さい」 14歳の少年が28歳のオトナに対して抱いた必死な祈りが、胸を刺した。 ヒリヒリするような痛みを胸に引き起こすストーリーでした。 ああ、高遠琉加さんの世界だ…と思った。切なくて悲しくて大好きな空気感。 母をなくした少年が、父親を訪ねてくるところから物語は始まります。 彼は父親が13歳のときにできた子供で、その父親は少年を認知もしてないし、存在すらも知らなかった…
高遠春加 加地佳鹿
このシリーズは、一巻から三巻まで、番外編を含めてて六つのエピソードがあるんですが、すべて時系列がバラバラです。 でも最初の巻から順番に読むのが一番分かりやすいと思います。 この二巻は挿入編wと、攻めの過去にまつわる事件です。 ホルマリン漬けのモロモロの前で初エッチってどうなんだろw匡一はサド。 一巻のほうが面白かったかなァとは思いました。どうしても出来上がったカップルの話って、微妙にテンションが…
高遠春加 東山紫稀
番外編の神っぷりに精神力のすべてを持っていかれました。 泣いて泣いて泣きじゃくって、文章読めなくなって、嗚咽しながら読み終えました。 なんだこの作品は。 なんだこの作品は。 このシリーズは、高遠琉加(春加)さんにしたら、どちらかというとポップで可愛い感じの小説だったから、この番外編にはやられました。予測不可能な場所からアッパーカットされてノックダウンです。 番外編は、本編の主役の一人である匡一の…
面白かったです。 思ったほど文体に違和感はなく、すぐに物語のなかに入り込みました。 『目覚めたら隣に見知らぬ裸の男がいて、自分も素っ裸』という、何回読んだか分からないほど何回も読んだシチュエーションからはじまる物語です。しかも、記憶喪失ネタ。 ウンザリするはずのこういう王道シチュエーション、好きな作家さんが使ってるときって、逆にワクワク度が高くなりますね。どう調理してくれるのかという期待で。 ん…
藤棚
シリーズの最終巻ですが。 300ページほどの単行本で、なんと匡一と出の話が86ページ。 残りの200ページほどのお話しは、匡一の父親の話(番外編)です! 今回の本は番外編が本編と言ってもいいのではないでしょうか……? 『打ち上げ花火、一人で見るか?二人で見るか?』 夏休み。 七瀬が匡一を連れて、実家へ帰省するお話です。 二人が気持ちいいほどラブラブで、読んでいて頬が緩みます。 …
匡一は「甘くて苦いビターチョコレート」だと、七瀬が言っていますが。 シリーズ第二弾は、まさにビターチョコのような味わいでした。 恋人として気持ちが通じ合い、同棲生活に突入しつつも、 キスから先になかなか進めない七瀬の恥じらいや戸惑いは、 読んでいて可愛くてニヤニヤしてしまいます。 そんな七瀬に優しく手ほどきをする匡一の優しくて甘いこと! しかし中盤、匡一が有名女優の隠し子騒動に…
現在は改名され、高遠琉加で活躍されている、 高遠さんの初単行本です。 もしかしてこれが、高遠さんのデビュー作なのでしょうか? 私は高遠さんは『愛と混乱のレストラン』で初めて知ったので。 この作品を読んで現在との文体の違いに、吃驚しました。 ライトノベルでよく見られる一人称の自分突っ込みで、 お話しもアップテンポに進んでいきます。 作品のライトなノリが合わなくて、 初期の高遠…