香雨さんのレビュー一覧

ずっとずっと一緒 小説

佐伯まお  香雨 

平凡だけど、

祖父から古い竹筒をもらった。後継者に指名され、わけもわからず飯綱使いにされる。
アラジンのランプみたいなもんで、竹筒の中から管狐というのが、出てきた。狐なのに味噌が好き。仮に人間の姿になると、和服姿にロングヘアーの美青年。

憧れの先輩と恋をしたい!の希望を管狐に頼むが、次第に管狐に惚れていく。

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春ものがたり 小説

吉田珠姫  香雨 

死にネタなのでご注意を

ぼくこと徹は『委員長』と呼ばれる真面目な中学2年生。でも、家庭には恵まれず、教会で他の小さな子供たちと一緒に暮らしています。
小さな頃は、幼なじみの裕也とよく遊んでいましたが、裕也に特別な感情を感じ始めた頃から(でも自覚なし)避けるようになっていました。
疎遠になると共に、裕也も慢性白血病で入退院を繰り返すようになっていました。
ある寒い日、入院中なのに徹のところへひょっこり現れた裕也。

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薔薇のベッドでため息を 小説

かみそう都芭  香雨 

あの時の信頼はどこに

デンジャラスな男に追われて、ニューヨークまで逃げてきた受けです。
そこで憧れの人に再会して、恋に落ちるという話です。

大企業長男・ハロルド・クロス(29)抱擁硬派攻め×元香水メーカー坊っちゃま・多岐川瀬名(20)天然坊ちゃま受け
実家の老舗香水メーカーが高橋に騙されて借金を背負わされて、潰される。
高橋の息子から愛人になれと迫られたが怪我をさせてしまったので、ニューヨークへ逃げてきた。…

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キープハート 小説

火崎勇  香雨 

弱気な新入社員

火崎勇さんの初コバルト文庫の本で、精神的な救済と攻めの純愛です。
人に嫌われるのが怖くて自信がない新入社員が出てきます。

謎のバーテンダー・瀧沢終生 抱擁攻め×新社会人・萩原奏 真面目弱気受け
新入社員の奏は人に嫌われるのが怖くて弱気で、上司に嫌われて青息吐息。
奏に好意的な上司に連れていかれた先で、バーテンダーの瀧沢にいきなり指導される。
瀧沢を恐れる奏だが、徐々に誤解だとわかり…

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恋愛小説のように 小説

春原いずみ  香雨 

三角関係でやきもきさせられる作品です。

純愛:☆☆☆☆
H度:☆☆
オススメ:☆☆☆☆
登場人物 暁史(大学生小説家) 牧本(人気俳優) 芦田(画家)

三角関係の話です。Hシーンは少なめですが、話はかなりおもしろいです。
初恋であり、画家の芦田から大事に扱われる暁史。
告白もできない関係に心がゆれ、一番の理解者であるはずの、芦田に小説の相談をし、意見があわないことをきっかけに芦田とのすれ違いがはじまります。
初投稿作品…

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恋愛小説のように 小説

春原いずみ  香雨 

面白かったんですが、

面白かったんですが、ナニカが足りなかった感じがしました。
丁寧なストーリー運びには好感を持ちました。

主人公は美大に進んだ大学生。幼なじみの年上の男が一流の画家で、彼に憧れて画家を目指している。
なのに、高校時代に書いた小説が新人文学賞を受賞して、小説家になるか画家になるか、二つの夢の狭間で揺れ動くことになる。

小説に才能があるんだし、小説ならスルスル書けるようだし、そっちに進めばいいのに何を…

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キープハート 小説

火崎勇  香雨 

説教臭かったです

若かったら素直に読めたのかなァ…。
作品全体から漂う説教臭さにビミョーな気分になってしまいました。
『自分らしく生きる』とか、『自己主張する』とか、その手のキーワードが散りばめられてます。

兄を亡くし、過保護になった両親に育てられて、すっかり卑屈になってしまったリーマン主人公と、その主人公に発破をかけるバーテンダーの恋のお話です。

自分らしさや自己主張にこだわるのはいいんですが、こだわりすぎる…

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キープハート 小説

火崎勇  香雨 

コバルトだからでしょうか?

人から嫌われることを極度に恐れ、人と上手く付き合えない奏。
どうして自分が人の顔色ばかりを窺う人間になってしまったか。
それには事故死した奏の兄と両親が、深く関わっているようです。

奏が本当にイラつく卑屈っぷりで。
上司が不愉快になる気持ちに、かなり共感してしまいました。
そんな奏にイラつけばイラつくほど、後半に彼の卑屈な原因が分かると、
一気に奏に同情してしまいます。

奏に…

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宝石は微笑まない 小説

桃さくら  香雨 

どろどろではないけれど

 高校三年生のときに、相次いで両親を亡くした可威は、母が初恋の相手だという鷹本に引き取られた。あかの他人にそこまでしてもらうことはできない、という気持ちもあったが、突然、取り残された可威は、たった一人での生活に疲れ果て、つい、鷹本の申し入れを受け入れてしまったのだ。
 鷹本には冷たい美貌を持つ一人息子・絢太郎がいたが、絢太郎はどうやら父のことを嫌っているようだった。

 一方、突然引き取られ…

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ずっとずっと一緒 小説

佐伯まお  香雨 

新しいご主人様は純粋!

 井出千尋は平凡な高校生。
 ある日、病床の祖父から古い竹筒を渡され、「後継者」に指名される。ついに祖父が「ボケた」と思った千尋は、祖父のために竹筒を受け取る。
 その翌日、祖父は亡くなってしまう。
 祖父の葬儀が全て終わった後、千尋は貰った竹筒の中身を確かめようと、竹筒を開けてみた。すると、現れたのは、人語を話す狐。千尋は驚くものの祖父がボケてなかったとわかり、一安心。どうやら、祖父は竹筒…

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