香雨さんのレビュー一覧

やさしく支配して 小説

愁堂れな  香雨 

部下×上司

リーマンモノです。
課長の安部〔受〕は同僚の神崎課長と恋人同士で、深夜にオフィスでセックスしている所を部下の栖原〔攻〕に目撃され、その事を黙っていてやる代わりに阿部を抱かせろと取引を持ちかけます。
神崎に頼まれた事もあって、嫌々ながら栖原に抱かれる安部。
しかしそれは一度ではすまなくて、何度も抱かれる事になります。
職場では相変わらず出来る部下なのですが、その裏で阿部を抱く栖原。
次第に…

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旦那さま、お手をどうぞ 小説

吉田珠姫  香雨 

旦那様×執事

人間嫌いの旦那様ですが実はすごく人間クサイです。
基本明るいコメディー調。
少女漫画っぽいこういう設定は好きなんですが、旦那様の過去と現在の傷がちょっと痛々しいんだよなぁ・・
俺様、傲慢とあらすじなどには書かれていますが、どちらかというと不器用で硬派な影のある男性でしょうか。せつない系が好きって方向けかもしれません。

エロは最後におまけ程度。ちなみに攻めはバツイチのノンケで、受けのほう…

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宝石は微笑まない 小説

桃さくら  香雨 

セオリー破り

悪い意味でセオリー破りって感じかなあ。
両親を亡くして、母の知り合いに引き取られた可威[受]は素直でいい子なんだけど、引取先では使用人も居て自分がやれる事は無い……って事で何故なのか引き取ってくれた相手に身体で返すんですが先ずそこの思考回路がよく分からない。
引き取った相手が、ほうれほうれ愛いヤツじゃ~って手を出す方がむしろ分かりやすい。
そして会社の取引相手のお偉いさんの爺に差し出される事…

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薔薇のベッドでため息を 小説

かみそう都芭  香雨 

色々イマイチ

帯『ニューヨークで結ばれる永遠に咲く薔薇の伝説』

お坊っちゃま育ちで頭は悪くないんだけど不器用な瀬名ことセナ[受]は、父親の会社を乗っ取った男の息子高橋に愛人になれと迫られてアメリカへと逃げ出します。
しかしそのアメリカへも高橋の追っ手がやってきて逃げだし、ニューヨークへやってきたもの財布をすられ、散々な目にあってたセナは偶然にもかつて一度だけパーティで出会った事のある憧れの黒須ことクロス…

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旦那さまに赤い薔薇 小説

吉田珠姫  香雨 

突然すぎー

遥[受]は愛するご主人様望月[攻]に誠心誠意尽くす日々。
そんな遙をこの上もなく愛してくれていた望月が突然、遙に首を言い渡されます。
その上、自分によく似た青年を連れてきて今からこいつを執事にするから出て行けって唐突過ぎるよ、旦那さま!
訳も分からない内に望月の知り合い貝塚に連れ出され、外出も禁じられ軟禁状態な遙。
望月も貝塚も説明不足過ぎるんですよー。ちゃんと説明してやればあげればいいの…

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名前のない約束 小説

火崎勇  香雨 

年下の一途攻め

年下攻め、攻め視点という設定で読んだんですが、久しぶりに火崎さんでおもしろかった。

よくも悪くも、火崎さんの淡々として盛り上がりに欠けるようなことが多くて、一時期、一気に読んだ後、わりと避けていたんですが、これはその淡々とした乾いたところが、主人公の攻めのキャラクターにもあっていて、おはなしの展開を楽しく見せていたような気がします。

なにもかも淡泊になっている攻めが、熱血な受けに押しま…

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恋愛小説のように 小説

春原いずみ  香雨 

大人になる切なさ……

 久々に、胸の奥がぎゅーっとなるBLを読んだ様な気がします。
 最近、なかなかないので、この貴重です。

 なんていうか、成長して行く上での痛み……みたいなものを、人は感じて生きていくんですよね。
 いつまでも、同じままではいられないし。
 全部が全部、抱えて行く訳にも行かない。

 通り過ぎてしまえば、「あそこでああすればよかった……」だとか、最もらしいことはいくつでも思いつくのに…

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運命の砂丘(デューン) 小説

秋山みち花  香雨 

アラブなんだけど

アラブ物のテンプレのようでいて、微妙にお約束外しで、それが肩すかしになってしまって残念。乗り切れませんでした。

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廃園の番人 小説

花郎藤子  香雨 

独特

外国人同士、しかも受けには秘密があって、トラウマがあって、BLというジャンルの中では設定も、文体も、すごく異質ですが、昔のJuneっぽい耽美系とも違うかも。

よくあるBLじゃないものを読みたい、という人には向いているかも。
わたしは好きです。
ツンデレというか、ツンツンでタカビーな受け、飄々とした大型ワンコ攻めを楽しめる人にも向いているかも。

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So sweet! 小説

佐伯まお  香雨 

恋の涅槃楽って

相手が僧侶でカッコイイとそれだけで点数UPしたくなる私(笑)

イメージ的にもっと子供っぽい受けと悪徳俺様僧侶を想像してましたが意外にも、受けがごくごく普通で冷静。聖職者なのにちょいワルなゴーイング・マイウェイな攻め様より時に大人な子に見えます。

ストーリーは、得に世間を騒がすような事件が起こるわけでもないですが、日常での様々な出来事をテンポよく描いているので飽きることがなかったです。

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