香雨さんのレビュー一覧

やさしく支配して 小説

愁堂れな  香雨 

えー!?もっと優しく(*´д`*)

マイナススタートの攻め様っスよ( ・᷄ὢ・᷅ )

受け様の安部は、付き合っている神崎と残業後のオフィスでえちに及んでいる所を、部下の栖原に見られてしまう。
しかも、黙っていてほしかったら、自分にも抱かせて欲しい、なんて脅されるような事を言い出され。
神崎に頼まれて栖原に抱かれる安部。
それまでは、栖原のことは直属の部下として親身に接し可愛がってきて、栖原も親愛の目で見てくれていたのに。…

0

刑事はダンスが踊れない 小説

  香雨 

LA刑事が主人公

中編2作品が収録されています。

表題作「刑事はダンスが踊れない」では容疑者として知り合った亮司(受)に惹かれて恋人同士になり、続編「刑事は奇跡を信じない」では被害者にならないよう脅迫状をもらった亮司を守ろうとします。

どちらもジャック(攻)が主人公ですが、相棒のフランクの視点も入っています。
騙されたと勘違いして亮司に手をあげてしまったり、嫉妬してカッとなってしまったりするジャックで…

1

恋愛小説のように 小説

春原いずみ  香雨 

癇癪持ちのような主人公を、無条件に愛してくれる攻め様々

主人公が小説家としての才能を秘めているという設定だけあり、作中の何気ない日常の表現や、こちらまで胸が締め付けられる心情など、言葉選びが上手いというか綺麗だなと度々思いながら読み進めました。

しかし、主人公の性格が最後までどうしても受け入れられず……結果、微妙な読後感になってしまいました。
攻めの芦田や、当て馬ポジで主演俳優の牧本、主人公の親友などが大人びていることもあり、対照的に主人公が幼…

0

True Love 小説

美樹静  香雨 

感情をじっくり描いた作品

とあるバーに集まるゲイの人々を描いたオムニバス形式の短編集で、二つのカップルのお話が入ってるのですが、どちらも短編と思えないくらい、一話一話読みごたえがありました。
一話でも一冊の本として成り立つのでは、と思うくらい、満足できた一冊でした。

心理描写がしっかり書かれていて、「男同士の恋愛」というものを、ストーリーは地味なのにとてもしっくり味わえます。
ドキドキして嫉妬して悲しくて嬉しくて…

3

レクイエム 鎮魂歌 小説

美樹静  香雨 

ストーリーが面白い

数年前に別れた元彼が自宅の近くで殺され、容疑者にされた主人公が自ら犯人を探すという本格ミステリーでした。
もうストーリーが面白くて面白くて、引き込まれて途中でやめられなくなりました。そのくらい、ミステリー好きの方にはオススメです。

主人公の萩島が友人・知人から話を聞いて、新しい名前が出たらその人のところに出向き、どんどん名前の上がった人をたどっていって手がかりの糸を繋いでいく。本格的で、一…

1

名前のない約束 小説

火崎勇  香雨 

千里の道も一歩から!

題名から受けた私の印象ではちょっと切ない感じでしたが、内容はあらすじから受けたコミカルテイストでもなく、芸能界ものだけど結構真面目に働いている男達の話でした。

丸ごと1冊表題作です。郷田一歩の目線で進みます。

郷田(攻め)は網膜剥離になったため、ボクサーの夢を諦めることになり、ヤケになっていたところを千里(受け)にスカウトされます。モデルとしても役者としても売れる、と誘う千里に、自分の…

4

レクイエム 鎮魂歌 小説

美樹静  香雨 

「ゲイが絡んでる推理小説」系BL

面白かったです。大体BL界の推理物というと推理と主人公の恋愛が並行して進むものですが、この作品では恋愛要素がかなり薄めです。メインの二人は肉体関係どころかキスすらしません(兆しはある)。さらに主人公は必要とあらば愛していない相手とも肉体関係を持つので、そういった人物が苦手な読者は合わない可能性大。逆にこだわりが無くいわゆる「ゲイが絡んでる推理小説」が好きな読者は高確率でイケると思います。作中にはバ…

1

旦那さまは執事に首ったけ 小説

吉田珠姫  香雨 

まさか今になって続編が読めるとは?!

大好きなシリーズで、何度も読み返してるから傷んでます(笑)
この本もそのうちそうなる事でしょう…

久々に出たシリーズ、悲しいお話から始まってます。
いつもにまして超過保護ップリをみせる豪士と喧嘩して実家(イギリス)に戻っていた遥。
急に掛かってきた電話で知らされた事とは…

頑固でクソババァだった豪士のお母さんがとうとう亡くなってしまいました。
1人でお母さんを看取らせた後悔と「…

1

旦那さまは執事に首ったけ 小説

吉田珠姫  香雨 

相変わらずの遥溺愛ぷりがいい!

このシリーズでまさかの続編が読めるとは実は思っていなかっただけにびっくりやら
嬉しいやらと感慨深い作品です。
1作目は出たのが今からちょうど13年前、シリーズ10作目が出たのが8年前、
そこからまさかの本編シリーズ11作目、小説花丸に載っていた本編表題に同人誌からと
作者の1年に1度発行される吉田通信から書き出した作品が今回の作品になります。

個人的には実はかなり好きな作家さんで、毎…

2

旦那さま、お手をどうぞ 小説

吉田珠姫  香雨 

何度も読みましたが

昔読んだ本作が懐かしく、再度購入してしまいました。
吉田さんは、とっても好きな作者さんです。
この作品も、当時、とてもとても気に入っていました。
本作は、吉田さん曰く、正攻法のラブロマンスとのこと。
正攻法かは分かりませんが(笑)、とてもお気に入りです。
シリーズものですが、シリーズでは、この1作目が好きです。

遥は、ライバル社長・望月の家にスパイするため、執事として働くことになる…

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