広川和穂さんのレビュー一覧

必然の神様 コミック

広川和穂 

表紙が残念

最初表紙を見た時、左の受けがチョイスしている衣装のせいで私にはオネエに見えました。実際はゲイではあるけどオネエ要素無し。本当はスタイリッシュな紳士服販売員です。
結果読んで良かったんですけど、オネエ受けなら止めようかなって迷っていた自分がいました。
攻めは無自覚ゲイなんですが、ここまでさわやかな男らしさをもったキャラもBL界には希少ですね。こんな男前好きになっちゃったら、そうそう越えてくる男に…

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浪花少年☆クライシス コミック

広川和穂 

少女漫画に近い

いわゆるBLと違うテイストで、なにやら面白そうかもと思って手に取ってみました。
結果、少女漫画だなー、これという結論に。

攻めの方は男性同士ということも気にせずひたすら好き好きアピールしているのですが、受けの方はなかなか素直になれず。でも段々気になって恥じらう感じで、それをかわいいと思えるならよいんだと思います。

こうやってあらすじを描いてみると、BLにもよくあるパターンなのに、なぜ…

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明日、雨は降らない コミック

広川和穂 

昔懐かしい感じ

昔懐かしい感じの画風が好きだなぁと思いながら読みました。苦手な方も居そうですが、クセはないので読みやすいかと。ちなみに表紙イラストの金髪メガネくんはハーフ…などではなく地味で控え目なドジっ子(受)で、茶髪ロン毛のほうが派手で遊び人のモテ男(攻)です。

お話は、これまた昔懐かしいというか王道展開というか。ゲイであることを自覚して片想いばかり繰り返してきた香坂は、大学の同級生である小野寺(実はバ…

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LOVEブロッサム・ブルーミング A GO-GO コミック

広川和穂 

広川さんの初単行本

表題作シリーズの他に短編が2作品。
表題作が発表されたのは2004年1月だそうですが、実は執筆されたのはデビュー決定前の2001年で新人賞佳作入選作品だそうです。
デビュー作「ラヴ・ローラー・コースター」も収録されているのですが、どの作品も丁寧に描かれている作品でした。
表紙のカラーの付け方とか、まだ慣れてなさそうな感じが窺えるんですが、中身の絵の方が綺麗で好みでした。

表題作は、朝目…

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明日、雨は降らない コミック

広川和穂 

「純情も過ぎると毒だよな」

大人しいゲイの大学生と年上の彼女がいる同級生。
お話はゲイの子の視点中心に進むのですが、この子の心情がとっても切なかったです。
20才なんですが、多分子供の頃からとてもおとなしくて、好きになるのは同性の子ばかりだから告白も出来なくて、当然のことながら今まで付き合ったこともない。
好きな人を見ているだけで満足してしまう、もう多分それが当たり前のことになってるような彼の心境はよく分かるので、お話…

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明日、雨は降らない コミック

広川和穂 

受けの健気な思いに涙しました

正直読んでみて、攻めは屑で最低男だと思いましたし、
読み返してみたらもっと酷い印象になり、
挽回するどころか悪化させてくれたので、
本当にこんな攻めで良いのかと受けに問い詰めたいです。
受けが本当に健気でいじましいので、
読んでいて泣きそうになりました。
酷い男にはこういう良妻が付きものですが、
ここまで心をかき乱されたのは
少女漫画の煮え切らない展開以来でしたねw

この話の…

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愛とセイギで夜が明ける コミック

広川和穂 

なかなか面白かったです

初読み作家さんです。
絵は表紙よりも中身の方が好みでした。
表題作シリーズの他に短編が1作品収録されています。

表題作は主人公の2人は同じ大学の学生なのですが、攻め様が学内で超好みの受け様を見つけて「必ずオトしてやる!」と意気込んでから猛アプローチをかけるというところからお話が始まります。
実は二人とも別にセフレがいて、攻め様は友人の間でもゲイだと公言しているのですが、偶然受け様をホテ…

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新入社員の育て方 コミック

広川和穂 

リーマンラブとしてありそう感がする

いい意味でファンタジー度が薄めに感じるリーマンものが多めの作品集です。
リーマンものって多いんですが、定跡通りの「んなんあるかぁ」が一寸した違いでこんなに平凡で無くなるんですね・・・。

「新入社員の育て方」
平凡でない所:のっけから先輩がカミングアウト(しかも新人の頃から!)
いやぁ、普通はいきなりは言えんって…飲み会の勢いとかで言ったのかな(汗
しかもシラフで街中で後輩に向かってカ…

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Chara collection EXTRA 2006 グッズ

ファンには興味深いでしょうね

色々なお話の後日談ですが、よかったものをいくつかご紹介します。

*麻々原絵里依 「双子横丁」(「初恋横丁」番外編)
あっくんが引っ越してから、そこに入りびたりの修との仲を疑うミミとモモ。
夜中に家を抜け出して、あっくんの新居に行って調べようとする双子の二人だが、うろうろしているところを警官に見つかって・・・

*水名瀬雅良 「キミの建物と本音」(「ラヴァーズ・ポジション」番外編)

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浪花少年☆クライシス コミック

広川和穂 

テンポが良いから心地よい

文化祭での夫婦漫才がきっかけで始まった秀才眼鏡・浅沼と、大阪出身美少年・八木橋の、ドタバタしてるけどとっても真面目な恋のお話です。

一話目が発表されたのはなんと6年前。
一年に一話のペースで続きが描かれ、さらに3年間をあけての大量描き下ろしという、気の長い展開だったようですが、テンポよく違和感なくまとまっていて良かったです。

この作品の一番の読みどころは、やっぱり八木橋の関西弁の突っ…

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