野原耳子さんのレビュー一覧

傭兵の男が女神と呼ばれる世界(2) 小説

野原耳子  ビリー・バリバリー 

きみ、王道だったのか!

ほぼ発売と同時に購入していたのですけれども、やたらめったら重かった1巻の経験から約半年も寝かせてしまったのですが……読み終わった直後「これ、すごくBLじゃん!」と呟いている自分に気づきました。
長い長い間、このジャンルとお付き合いをして来たというのに、私は1巻が来ている『お洋服』に見事に騙されました。

この手のネタバレはタチが悪いかもしれないのですが、でも、纏っている雰囲気の所為でこの本を…

4

傭兵の男が女神と呼ばれる世界(2) 小説

野原耳子  ビリー・バリバリー 

2巻で物語が大きく動きだします

1巻を読まなきゃ何がなんだかわからないお話なのですが、ぐっと面白くなってきました。
続きが楽しみです。


ただ、この作品はかなりハードボイルドなので、苦手な方も多いんじゃないかなと思います。
まだ未読で気になってるという方に言えることは、

戦闘モノに興味がない方(殺戮シーン多)
3Pが苦手な方
愛のないセックスは嫌いだという方
ショタ攻、オッサン(37歳)受は地雷という方

3

傭兵の男が女神と呼ばれる世界(2) 小説

野原耳子  ビリー・バリバリー 

期待を裏切らない2巻

好きです。
この世界の壊れかけている登場人物たち全てが愛おしい。
壊れかけてるのに、崖から落ちかけているのに、そのギリギリのところで壊れまいと足掻き、崖っぷちを掴む手を離せないでいる彼らがとても美しい。
彼らだけじゃなく、今回はイヴリースの歪さ・不完全さが垣間見えたのが興味深かったです。
あと、男同士で子供が成せるなら、女性同士でも不思議はないですよね。(百合に耐性がないので、詳細な描写が…

5

傭兵の男が女神と呼ばれる世界(2) 小説

野原耳子  ビリー・バリバリー 

小説としてもBLとしても好き

1巻後半からBL濃度が増してきていましたが、2巻では更に濃密になっています。ノアと雄一郎、テメレアと雄一郎だけではなく、3人としての関係も深まっており、3P好きには堪らないです。
単純に異世界ノベルとしても面白いのですが、BL作品としても読みごたえがあります。エロがエロいという事は本当に素晴らしい要素だと思います。3巻がとても楽しみです。
ちなみにメイン以外のキャラも良いですよ。個人的にはゴー…

5

夏の庭に、あたたかい雨 小説

野原耳子  桝目の助 

・・・

<第5回B-PRINCE文庫新人大賞 優秀賞受賞作品>加筆修正版

受賞作だけあって、丁寧な構成の作品でした。

登場人物
本田 雨瑠:兄に恋心を手酷く拒絶され、孤独に生きる棋士
兄:妻の放火により焼死 実は拒絶した 雨瑠を愛していた
夏樹:雨瑠の兄夫婦の遺児。養父の雨瑠に熱烈な恋をする

雨瑠は、兄に告白して、酷く拒絶されたことから、自己否定した生き方しかできない。
兄夫婦が…

0

花嫁のカヤ 小説

野原耳子  桝目の助 

読みやすい

「傭兵の男が女神と呼ばれる世界」は未読ながら知っていた野原先生の作品。
Kindle Unlimitedに個人で出した作品は全てあるとのご本人のツイートで、ちるちるで一番点数の高かったこちらを読んでみました。

なんとなくみんなが持っている"部族"のイメージをそのまま使うことで説明を省いている印象。世界観が作り込まれたものを読みたい時というより、現代物ではない作品で軽めで…

2

傭兵の男が女神と呼ばれる世界(2) 小説

野原耳子  ビリー・バリバリー 

雄一郎が更に可愛くなっていく

待望の2巻、更に世界の謎が広がります。
同時に雄一郎の優しい部分がどんどん前に出て来たように思います。妻子の死で心が壊れてしまっていた雄一郎ですが、徐々に愛情を取り戻しつつあるような描写にグッときます。1巻よりBLっぽくなってきたなと思いました。
ノアもどんどん王としての自覚が湧いてきたようで男前になっていきますし、テメレアはブレずに雄一郎ラブなのもいい。
新キャラも増えてどんどん魅力が増し…

18

ひとでなしアルファに、白い花を 小説

野原耳子  桝目の助 

βからΩに変異

ストーカー系不良少年α(17歳)×平凡なサラリーマンβ→Ω(32歳)

ベータとして平凡な人生を生きてきた沢木誠一が、外商で訪問した九条家で、
αの次男に犯され、Ωへと変異させられる。
強姦に等しい凌辱で、βからΩに変異させられ、怒って泣く沢木。
でも徐々に瑞樹は感情表現が不器用なだけで、一生懸命尽くそうとする様子にほだされていく。
粗筋は、よくあるパターンであるし、
挿絵がミスマッ…

1

花嫁のカヤ 小説

野原耳子  桝目の助 

政略結婚で嫁にされた族長の息子

初読みの作家。Amazonキンドル読み放題で、見つけた掘り出し物。
おもしろかった。

モンゴル辺りが背景。大草原が舞台です。
他部族と政略結婚できた嫁は、男性だった。
嫁のカヤの父は、前族長。跡目を狙った親族に父子揃って襲われ、父は死亡。カヤの足も不具合が残る。
出身部族に裏切られ、男嫁にされた絶望と怒りに固まるカヤが、
男嫁を受け入れた夫・ユーティと信頼を培い、共に生きる覚悟をし…

4

傭兵の男が女神と呼ばれる世界 小説

野原耳子  ビリー・バリバリー 

続きが気になる

野原先生、何作か読んでるけど戦闘もの初めてで、先生の切れ味のよい文章とキャラが戦闘ものによく合っていた。戦闘シーンの描写がアクション映画を見ているようで映像的で素晴らしい!傭兵が言葉遣いも行動も本質的に傭兵で粗雑で捨て身で、女神と呼ばれるギャップが面白かった。運命に導かれた説得力のある三角関係も大好きなやつで今後の展開が気になる!

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