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語シスコ
フランク
ネタバレ
ちるちるのあらすじ、紹介文から強烈な個性がぷんぷん漂ってます。 「抱き合えば何もかもどうでもよくなる気がした。よりかかれるものなんて失うくらいなら欲しくはない」ホモエロマンガ家・菊池春人(21才)。 行きずりでワルで調子こきのイカレヤローにナメられそのあげく、永遠の恋に落ちた。愛と孤独と欲望に生きれば、未来は明るい。 このノリ。 正直怯んだのですが、心配ご無用! ぐいぐいとした勢いに…
りん
懐かしさ溢れる絵柄だ……。本単行本収録中一番古いものはだいたい10年前に描かれた作品ですね。こういう絵柄流行ってたなあ。顔長めでくちびるが厚くて目が大きくて……。いまは二次元でも三次元でも塩顔全盛だなあとあらためて思いました。 それはさておき、ストーリー……。重いです。 受けの子がレイプされるBLで泣いたのは初めてかも。涙が止まらないとかではないのですが、お義姉さんがベッドでふとんにくるま…
もっさり
察しのいい攻×究極のビッチ受 さすがというかなんというか。 ぶっ飛んでおもしろいです。 です、が、萌えか、と、いう、と、、、 悲しいかな、和希くんのビッチっぷりに私はついていけません! 辛抱たまらんとむしゃぶりついちゃうような受が好みなので語シスコさんの受はだいたい好きなんです。が。 和希は身も心も最後までビッチなのがどうしても……。 そして芹沢の諦観の境地というレベルの物分かりの良…
備忘録的レビュー 映画館でセックス、ドレッド中学生、刺青をつぶした鮫島、イチローと菊ちゃん、どれもいい。 なかでも特に『何処へも帰らない』 これがめっちゃ好きです。 カツローがいいキャラしてる。 全体的に世紀末の懐かしい感じ。 刹那的な、それでいてその中で永遠を探しているような。 出てくるキャラクターもいわゆる普通とはかけ離れていて、施設育ちだったり不良(というか犯罪者w)だった…
すみれ0401
当初の刊行予定日から1年以上待ち・・・の発刊でした。 途中、何度ホームページの全サ状況をチェックした事か・・・(^^; 執筆陣はさすが豪華で嬉しいのですが、目次がもう少し分かりやすいと良いかな・・・と思いました。目次が作家様のお名前と掲載ページだけだったのですが、できれば目次にも元作品のタイトルも併記されていたら、読む作品を選びやすかったな・・・と。(さすがにご掲載作家様の全作品を読んでいる訳…
ふばば
家の積み本より発掘しました。 よくぞこんな凄い作品を買っていたぜ我ながらセンスいいじゃないの! だが、何故今まで読まずに放っといたんだ…自分で自分を殴りたいっす。 「ワンオフラバーズ」 ヤクザの組長のバカ息子恭介と、車の修理工サン嵩史との出会い編。 ワンオフってのはクルマの特注のカスタムパーツの事。シスコさんタイトル秀逸です。いつだって恋の相手ってのは取り替えのきかない一点物だ。色ん…
この出会いこの始まりから、あのラストの収まり先。全く予想とは違ってて、正にサプラ〜イズ! ウェットとドライの奇跡的融合。お汁と汗だらけで抱き合うのに、別れの時もまたくっつく時もサラリと乾いている芹沢ちゃんと和希。 突き抜けたセックス依存性の和希は悪びれずに誰とでも寝て、どこか達観している芹沢ちゃんは和希の過去話を聞いても『いい思い出話を作る為に今を生きてんのか?』(この一行にはシビれた…) …
迷宮のリコリス
2冊同時刊行のその②『こどもの時間』。大人と子供に別れたコミックスですが、こちらを子供と侮るなかれ!!恋愛の真髄を突く台詞とモノローグは、シュールな笑いを切なさに変える。号泣したわけでもなく、涙だって滲んでこない。やるせなくてみっともなくておかしくって。だけどいつだってマジだった。その真剣さに心が泣ける。これはそんな短編集です。 ・『恋は山あり谷ごえだ』 激しい感情もなく心地よい関係だ…
『おとなの時間』と『こどもの時間』の2冊同時刊行。幅広の帯もインパクトいっぱいですが表紙もとても面白いんです。アメコミ風の漫画の表紙で台詞が英語なんですが、カバーを外すと日本語に訳されていて、そのお話が『こどもの時間』への続きものになっています。そのため同時刊行ですが、読む順番はおとな→こどもになります。この表紙漫画がしょーもなくて面白いので忘れずに読んでね(笑) そして巻頭の短編「Eの悲…
大好きな短編集です。6篇のどれも語シスコにしか描けないと強く感じる個性あふれるカタルワールド。表題作の『その町で男はバスを降りた』と『チャキ』はコミカルを封印したシリアスで切ないお話で、その他はコミカルなお話なのですが、どちらのタイプの作品にも共通する沢山のモノローグがたまらなく好きです。難しい言葉は一切なく普通の言葉を使って、ただ心の内を素直に吐露しているだけなのに、言葉の並びに独特のリズムが…