語シスコさんのレビュー一覧

超天国 コミック

語シスコ 

ヘブンは日常の中にあるのさ

さすがだ…語シスコ・ワールド!
表題作プラス短編1作収録。

「超天国」(ドヘブン)
一言で言えば、「格差恋愛」がベースになった話なんだと思うのね。
容姿も社会的存在としても収入面も、何もかもが圧倒的に違う。
攻めは、小太り、汗かき、黒縁メガネ、ヲタクの家電量販店の店員・山田治(おさむ)。
受けは、今をときめく人気アイドル俳優の加瀬颯也(そうや)。
颯也は、子供の頃から芸能界暮らし…

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野良犬にさえなれねぇ コミック

語シスコ 

ヘヴィさと脱力のせめぎ合い

何の予備知識もなく読み始めたはいいが、こんなにヘヴィな話だとは思わなかった…!
一見軽い。
一見チャラい。
一見楽しく、
一見クール!
しかーし!
幼い時に傷ついた心は、ねじ曲がったままなのか。
友情など嘘っぱちなのだろうか。
他人の幸せを憎むだけになるのだろうか。
この物語、4人登場します。
3人の幼馴染と、その内1人の年の離れた義理の弟。
3人はやんちゃで、それぞれ家庭が…

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あて馬ライダー ~欲しがり坊やと絶倫男~ コミック

語シスコ 

気分がくさくさしたら黙って語シスコを読め!

語シスコさんの作品は私の中でそんな位置付けなんです。
作者の作品に出てくる滅茶苦茶なヤツらを見てたら、適当に楽しんで生きたもん勝ちだなって思えてきて、くさくさした気分もスーッと消えてっちゃう。
本作は中でも強力にジメジメを吹き飛ばしてくれます!

このコミック、だいぶん前に何作かまとめて語作品にレビュー投稿した時にいまいち上手くレビューが書けなかったので寝かせていたのですが、寝かせ続けても…

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野良犬にさえなれねぇ コミック

語シスコ 

やりきれなさとシリアス度が80%くらい占めてる

冒頭の【ハートに風穴 前編後編】は高校生の央登が主人公。彼には央登を溺愛する血の繋がっていない兄・保が一人います。
その兄には昔つるんでいた洋平と蓮というちょいワルの仲間が二人いて、央登はその二人に憧れて育った。その片方の洋平に恋心を抱く央登だけど、洋平はガキ扱いするばかり。
そんなある日、しばらく姿を見せなかったもう一人の仲間、蓮に久しぶりに央登は会うのですが、蓮に騙されて男たちに輪姦される…

1

超天国 コミック

語シスコ 

超神(ドゴッド)

表題作【超天国(ドヘブン)】【バケラッチョ】の順で掲載されてますが、【バケラッチョ】からレビュー!

【バケラッチョ】切なさに泣きながら絵面の酷さに大爆笑。

この作品で切なさにうるうる泣きながらも、同時に大爆笑するという技を会得する事ができました。
高校生の霊媒師と異常に怖がりなのに霊感体質高校生とのお話。霊退治と称して霊感体質高校生を欲望の赴くままベロベロ触りまくって、性春爆発!って…

4

その町で男はバスを降りた コミック

語シスコ 

こんな作品、ここでしか読めない

すっかり語シスコさんの作品にはまってしまいまして、私が読んだのはこれで4冊目になります。
全体的に切ない&シリアス寄りの作品でしたが、可笑しいしエロいところは健在です。

こんな作品は後にも先にも登場しない、絶対に語シスコさんしか描けないと思ったのが【嘆くなり我が世のファンタジー】
良識ある大人のスーパーゲイを自認する32歳のゲイが語り部となって、新人類ゲイ(19歳)との出会いから、これか…

4

ラブ?YES コミック

語シスコ 

出会って、愛して、救われて

デビュー作の「LOVE&CATASTROPHES」に収録されていた「何処へも帰らない」の続きがあるので読んでみました。
「LOVE&CATASTROPHES」や「上等だベイビー」に比べると、バイオレンス、アウトロー風味が激減したけどクセのある(クセになるともいう)独特のテンポ、モノローグの多さは変わらずで決してちんまり大人しくなっちゃった訳ではありません。
そしてゲス野郎は減ったどころか、すっ…

2

上等だベイビー コミック

語シスコ 

濃い、そしてはまる

「LOVE&CATASTROPHES ラブ&カタストロフィー」が面白かったので、こちらも読んでみました。

相変わらずバイオレンス多い、レイプ展開かなり多い、ロクデナシも、やばいヤツも、イカレたヤロウも何でもござれの禍々しい設定&属性。
一筋縄ではいかない面々がタイマンばりのかましあいをするんだけど、根底にはどこかピュアな愛があって、切なさが時折胸を締め付けたりする。

濃いセックス描写…

3

LOVE&CATASTROPHES ラブ&カタストロフィー コミック

語シスコ 

こりゃすごい

ちるちるのあらすじ、紹介文から強烈な個性がぷんぷん漂ってます。
「抱き合えば何もかもどうでもよくなる気がした。よりかかれるものなんて失うくらいなら欲しくはない」ホモエロマンガ家・菊池春人(21才)。
行きずりでワルで調子こきのイカレヤローにナメられそのあげく、永遠の恋に落ちた。愛と孤独と欲望に生きれば、未来は明るい。

このノリ。
正直怯んだのですが、心配ご無用!
ぐいぐいとした勢いに…

4

野良犬にさえなれねぇ コミック

語シスコ 

BL・社会学編

懐かしさ溢れる絵柄だ……。本単行本収録中一番古いものはだいたい10年前に描かれた作品ですね。こういう絵柄流行ってたなあ。顔長めでくちびるが厚くて目が大きくて……。いまは二次元でも三次元でも塩顔全盛だなあとあらためて思いました。

それはさておき、ストーリー……。重いです。
受けの子がレイプされるBLで泣いたのは初めてかも。涙が止まらないとかではないのですが、お義姉さんがベッドでふとんにくるま…

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