御園えりいさんのレビュー一覧

願わくば恋 番外編オマケペーパー グッズ

誰かの心に響く絵を

受け様の高校生時代、攻め様が惹かれた受け様の絵が展示してあった文化祭当日の
出来事が受け様視点で描かれている一コマ。                   
攻め様が受け様の絵を熱心に見ていた事を先輩から聞いた受け様の心情なんですが
学生時代の受け様の誰とも群れない感じと、絵に対する思いも見えるショート。
絵は自分を裏切らないと思いながら一人で己の気持ちのままに描いていた受け様が
自分の絵…

0

願わくば恋 小説

南野十好  御園えりい 

無自覚で育っていた恋心の行くへ

攻め様視点と受け様視点、前編後編のようか設定で描かれる高校時代の同級生同士の
ピュアラブでしたね。
二人の初めの出会いが、偶然と言うには後に考えれば必然であったように感じる展開で
ちょっとした、攻め様の勘違いで、高校時代に気になっていた相手と偶然再会する。
同姓同名の相手から会いたいと友人を通して言われた攻め様は、意外な申し出と
もう1度逢えると言う思いから指定された場所で受け様を待ち、…

4

コルセーア 1 コミック

水壬楓子  御園えりい 

原作、ドラマCD、コミックと比較検証

小説のコミック化の難しさを見た。
この「コルセーア」、世界観が壮大なだけに色々と難しい。

御園先生の挿絵あっての作品であることは疑いようがありません。
(同人誌で挿絵なしのコルセーアを読んでハゲシク実感)
しかしながら、文章なり音声なりがないコミックもまたこれムズい。

結果的にバランスいいのがドラマCDだったなー、というのが正直な感想ですが
それだって「月を抱く海」に入ってから…

1

アフェア 小説

水壬楓子  御園えりい 

海賊達と、某帝国のお偉方達の、平和な日々

コルセーアシリーズ総集編第二弾。

第一弾に引き続き、御園えりい先生が美しい表紙を描いていらっしゃいます。
なんとっ!カナーレに乗っかっているセサーム様ですよっ?!
それだけでテンションが上がります。
裏表紙には攻めの二人と聞いていて、こちらもワクワクと期待していたのですが
なんだ、こっちのふたりは絡んでいる訳じゃないのか…、ちぇ=3
御園せんせの絵は、時々んん?と気になることもある…

3

梟の眼 ~コルセーア外伝~ 小説

水壬楓子  御園えりい 

コルセーア本編をしのぐスリルとサスペンス

「コルセーア」シリーズの外伝ということで、評価はめちゃくちゃ甘めだなと思う今日この頃。
しかし、「統べる者たち」よりは確実に面白い。

あらすじはもう、ほかのレビュアーがたがお書きになっているので、
いまさら申すまでもございません。

なにが見どころかといったら、ジルのスパイシーな皮肉、ツンデレっぷり
それと対をなすボリスのおとぼけっぷりでしょう。
能ある鷹は爪を隠す、といいますが…

5

Chocolat bunko After Story collection vol.2 グッズ

それぞれの後日談

ショコラ文庫13作品の後日談がつまった1冊。
勿論13作品の本編をすべてを読んだわけではありませんが、
好きな作品の後日談を読めるというのは、なかなかのウホウホであります。

ただ、あまり愛着の無かった作品については、
「この本編読んだのに、覚えてないや~」ということが生じてしまうのが
何とも切ないところ。

13ある後日談の中で、お気に入りは、
「僕のかわいい狼さん」「コタのお…

0

コルセーア 3 コミック

水壬楓子  御園えりい 

ユーグが意外にカッコイイ

原作のイラストレーションで、御園先生のユニークな構図取りに注目していたわけなんですが、やはり御園先生はイラストレーションで本領発揮する方なんだなと実感。

ときどき差し挟まれる風景が異様にうまいんですよ。
ディテールまで手抜きしないで描いているし。
コルラダンの城なんて、思わず「うぉお、すげぇ!」と唸ってしまった。

ただ、人物の顔が安定しないし、体のデッサンもところどころアヤシイ。

1

SIESTA 小説

水壬楓子  御園えりい 

豪華な番外総集編

同人誌で発表されていた番外編やペーパーSSが、まとめて読めるのが嬉しい再録本。

表紙は、本編にイラストを描かれコミカライズも担当されている御園さんの描き下ろしで、
華麗なフランス装丁。
表はアヤース&カナーレの2ショット、裏はセサーム様を膝上だっこしているヤーニくん。
御園さんの挿絵は、個人的には時々残念な気分のところがあるのですが、
このフルカラーの絵は美しい!

カナーレ達主…

3

コルセーア~盈月~ コミック

御園えりい  水壬楓子 

月が満ちるように、想いが満ちる時

小説「コルセーア」下巻に載っていた、ピサールの司法長官セサームと宰相ヤーニの話。
出会いから、ヤーニの長年の思いが実って初めて結ばれる夜まで。
小説版の方では巻末の短い話だったが、子ども時代や任官後のエピソードが加えられ
随分と増量、ヤーニの切なさも増量されている。

同時収録で、本編主役のアヤース×カナーレの短編と、
ヤーニ×セサームの書き下ろしショート小説も掲載。
イラストつきの…

5

コルセーア ~月を抱く海~Ⅳ 小説

水壬楓子  御園えりい 

シリーズ中、一番嫌いなIV

日々、コルセーアの布教につとめているワタクシですが、この「月を抱く海IV」はシリーズ中、もっとも嫌です。

いろいろな登場人物がいっぱい出てくるので、集中できないせいもありますが、
なにがいやって、カナーレの実の父ですよ。

カナーレって、最初の「コルセーア上・下」で実兄、ジャン・ユーグを自ら殺してしまったわけですが、もうこの頃になるとほとんど神経がマヒしてんじゃないかと思うわけ。
上…

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