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夏乃穂足 御園えりい
碧雲
おもしろかった 2013年発刊の古い作品。発刊当時は人気作だったみたい。 子猿とライオンの童話の一節が各章の初めに入っていて、 それが大まかな粗筋になっている。凝った構成。 主人公の海里には、施設に入る前の記憶を失っている。 孤児院育ちの主人公は、外観が理由で、住む場所も仕事も失う。 茶色の毛髪と日向に出ると緑色に見える瞳の美貌が災い、 職場でトラブルと起こしてすぐ解雇され…
高原いちか 御園えりい
窓月
ネタバレ
『旗と翼』と同じ世界観で繰り広げられる、中華歴史もの。カプは異なりますが、前作と同じく主従関係で、今作は攻め視点。時代も前作から数十年後の設定となっています。 主人公の李三は大陸五国の蓉から北方に位置する寒冷地方の貧しい出自で、子供の頃にいわば間引きのために家を出された無学文盲でした。その後、王都守備隊の兵士として出世するも、教養の無さを克服すべく、独学で初歩的な読み書きを習得しようと奮起し…
作家様デビュー作。 骨太な中華ヒストリカルストーリーで、試し読みの冒頭から一気に引き込まれてすぐに正規購入しました。こんな作品があったとは……! 物語の時代背景に合わせた文体が流麗で心地よく、映像が鮮明に浮かびます。もう、これだけで興奮するのに、ストーリーも王道ながら攻め受けの心情変化に目が離せない。8歳の獅心(攻め)と13歳の玲紀(受け)が、太子と傳役として出会ってから15年の経過を…
水壬楓子 御園えりい
カラフル
壮大な海洋ファンタジー・ロマンスものものの「コルセーア」シリーズの中の登場人物のヤーンとセサームに焦点を当てたスピーンオフものです。 表紙の示すように、BLでは珍しいイスラムな世界観です。 本編シリーズを読んだ時から、この2人の事がとても気になっていて、何度も2人の出てくるシーンを読み返したくらいでした。その後2人を主にしたスピン・オフ作品があると知り、速攻購入しました。 想像…
名倉和希 御園えりい
はるのさくら
名倉先生、一昔前はこんなしっとり系も書かれてたのですね。 受け様の朝日は真面目な社長秘書。 攻め様の清一郎が俺様社長。 経営者としては有能でも、来るもの拒まずで下半身はだらしない清一郎。 朝日が自分に気があるのでは、と感じていた清一郎は、味見をする気持ちで朝日を抱く。 ただの気まぐれだったのに、健気でおぼこい反応をする朝日がかわいくて、のめりこんでいくのですよ( ☆∀☆) ひっ…
momo5
実は……間違えたのです。 原作である水壬楓子さんの小説を買ったつもりでした。 完全版があるって事はこの上下巻を買ったら良いのだろうと購入したら、まさかのコミックだった(;゙゚ω゚)!笑 小説に続きコミックも出ていて、コミックの方の完全版だったのですね。 間違えたとは言え、とっても面白かったですよー! きっと間違わなかったら出会えなかったコミックだったので、これはこれで良しなのです。 …
いとう由貴 御園えりい
ホウナ
時代背景もあって攻受にはこれからもっとたくさんの障害が出てくるんだろうなというところですが、短編としてはキレイに終わっています。 攻は最初から受に惚れているのかと思いきやそうではなく、受が攻への恋心を自覚したことで描くことのできた絵を見て攻も自覚するという流れは、受が絵描きの卵という設定を生かせていて上手いと思いました。 受へ嫌がらせしまくる末松というキャラ。 この末松に対してある事件か…
剛しいら 御園えりい
ふばば
転落、孤児、身分差、不憫、虐待、奉仕…そんなキーワードにピンときた方にオススメ。 時は大正時代。 美しい櫛やかんざしなど小間物の卸をやっている家の長男・乙也。 美しいものに囲まれて、優しい両親、可愛らしい妹たち、何不自由ない暮らし、今は高校生でこれから上の学校に進学をしようとしていたその時。 関東大震災が起きる… 自分は学校にいて助かるが、家族全員亡くなり家屋敷は焼け落ちて、焼け跡で…
フランク
女にモテる自分を熟知していて、複数の女と同時進行してる遊び人攻めです。 そんな社長が、こっそりと自分を見つめる秘書の視線に気づき、あのカタブツを口説いたらどうなるだろう?たまには男も新鮮でいいかも……なんて軽い気持ちでちょっかいを出すんです。 はっきり言って、かなりヤなやつです、社長。 そんな傲慢男の毒牙にかかってしまう秘書。 初エッチも痛いだけだったし……。 愛はなくても、せめて気…
甘食
ファンタジーとはいえ、とてもリアリティがあって本当にあったんじゃないか?と思わされる骨太ストーリーです。 攻めの受けに対する執着の強さが色々な悲劇を巻き起こします。攻めは残虐で自分の親兄弟も殺してしまうような人ですが、彼の生い立ちや立場を考えたら仕方ないとも思います。そういう時代の話、ということで。 攻めは幼い頃から一途に愛していた自分の師であった受けを後宮へとさらってきて本懐を遂げま…