いおかいつきさんのレビュー一覧

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

前半の爽やかムードから一変・・

ライトなミステリー小説のBL版です。続きが気になり一気に読み進めました。読みやすい文章なので、サクッと読めます。矛盾点や引っかかる所も特に無かったです。事件の進行に重点が置かれています。

高校の部活仲間の十年ぶりの同窓会を兼ねたお泊まり会を舞台に事件が起こります。部活が部活だけに仲間達も一変の闇も無く清爽なメンバー達と思っていると、意外にドロドロしてた・・・という感じでした。事件…

4

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

冷やかし禁止の同窓会事件

高校時代のバスケ部員が集まっての同窓会は単に昔を懐かしむものではなく、意図的に集められた顔ぶれから、とある真相を探る為のものだった。

最初はいおか版サスペンス劇場かと思っていたら、いざ読みだすと真面目なミステリー仕立てとして舞台の状況説明がじっくりと書かれていたのには内心頭を抱えてしまい、この部分を読むのに難儀した。
実はミステリーものでも主人公や登場人物の心情を追って読むタイプで、建物・屋敷と…

3

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

ふたを開けてみれば…

とても悲しいお話でした。
なんとなく不穏な空気感が漂う麻々原さんのクールなカバーイラスト。直感そのままのイメージどおり、甘々やほのぼのとはほど遠い、ミステリー要素の強いストーリーです。

はじまりは同窓会の通知。
高校時代バスケ部主将だった最上佑は地元の千葉を離れ、京都にある大学で日本史学の第一人者に師事し助手として働いている。

同じバスケ部同期だった橋爪も佑と同じ大学に進学し、卒業…

4

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

シリアスー&めちゃ戸惑い

麻々原先生の挿絵が見たくて購入。初めましての先生でした。殺人事件もので、色っぽいお話は最後の方のみです。シリアスなお話がお好きな方には良いのかも。攻め受けとも、単品では好ましい方々なんですが、カプとして見た時に今一つ個人的萌え上がりに欠けてしまったので、中立です。先生ごめんなさいー。本編210Pほど+先生のあとがき です。

お話は、佑(たすく)が京都の大学からの帰り道、今朝受け取った同窓会の案内…

4

真昼の月 下 小説

いおかいつき  海老原由里 

終わっちゃうのは淋しい……

わりと気軽に読めた上巻と比べて
中巻では血腥さが増し、
さらに秀一自身が酷い目に遭うのがこの下巻。

あらすじにあるように、薬を使われ監禁され
おまけに……、という状況にあっても秀一が「らしさ」を失わないのが本当に好き。

裏切られた過去や今置かれている状況にうちひしがれ
ただ助けを待つのではなく。
例えば、敵を全て一人で倒して監禁場所から脱出してくるというような
「そんな無茶…

3

真昼の月〈上〉 小説

いおかいつき  海老原由里 

一番の魅力は……

ドラマCD →原作。

この作品の何が好きかと言うと、キャラクターが魅力的だということ。

特に好きなのは、なんたって秀一。
いわゆる「男前受け」と言えばこの人!
だと思っている。

言うこと・やることを見れば「可愛げ」とはかけ離れた辰巳も
こと秀一に関してだけは可愛く見えてくる。

メインカップルの二人だけでなく周囲の人たちも楽しいというのがまた良し。

メイン二人の肩…

4

探偵見習い、はじめました 小説

いおかいつき  小山田あみ 

これもシリーズ化されたらいいのにな!

BL物の受け主人公にしては珍しく、あまり色気を感じない祐介でありますが、
その必要性を感じない……というか、
感じる暇もなくテンポよく話が進んでいき、
さらに祐介視点で描かれているので、ラブい展開も前半ほとんどありません。
これが、攻めの石堂視点で描かれていたら、また違ったのかなと。

BL色薄そうな感じもするのですが、じつはそういうワケでもなく!
それなりにそれなシーンはあるのです…

1

「スクランブル 〜捜査一課の訳あり恋愛事情〜」出版社特典ペーパー グッズ

何気ない会話に滲む際どさにも余裕ヨユー

初回特典として挟み込まれていたペーパー。
B5サイズの紙の表/裏にそれぞれショートストーリーとフルカラーイラストを楽しめる仕様となっている。
文庫本の表紙と見比べてみると本条の表情に違いがあるのに注目。
更にSAT出身の堤より体格がややガッチリしているのも目を引く。
ラヴァーズ文庫では既にお馴染みの國沢さんの挿絵だが、この一枚を眺めていると正統派男前、アラフォー、童顔、体格差が一目で分かる絵を描け…

1

スクランブル 〜捜査一課の訳あり恋愛事情〜 小説

いおかいつき  國沢智 

年上アラフォー受けの余裕

リロードシリーズ、スピンオフ『弾丸キス』で誕生した元SAT・堤と我の強い先輩刑事・藤村メインの第2弾。
本条&吉見コンビに新人刑事・高橋君も加わって、今後の本編にも捜査一課メンバーがどう関わってくるのか楽しみが増える。
本条はさりげなく周囲をサポートできる行動や性格にほっとするし、天然ちゃんの吉見も一馬先輩が絡まなければまともに映る。
…いや、普通のサラリーマンだったら動画だのLINEだの…

3

不機嫌なデンティスト 小説

いおかいつき  森原八鹿 

設定を活かしきれてなくて、ホントに惜しい!

いおかさんらしく無難に収めてはありますが、
やはりどことなく物足りなさを感じる一作。

設定は面白いし、蒼も赤目もキャラクターとして魅力的だと思うけど、
二人が出来上がるまでのエピソードが薄い。
上手くいきすぎというか、えっ?これでこのエピソードおわり?
って感じで、上澄みをすくってきたような軽さ。
もうちょっとハラハラドキドキがあっても良かったかなと。

正気の蒼との絡みも、も…

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