いおかいつきさんのレビュー一覧

KnocK! 小説

いおかいつき 

軟派と健気

「微笑みのカギ」
14ページ。アイノベルス「運命の鍵開けます」購入当店小冊子からの再録。九条が、元先輩刑事の新崎に頼みごとをされ、その高揚する気分のまま、日向に会いに行く話。

「懺悔の代わりに口づけを」
27ページ。リーフ・ファンクラブ会報誌「Leafy ACT.30」からの再録。
浮気した日向が帰宅すると、九条が家で待っていて…という話です。

「懺悔の」は日向の浮気後からスタ…

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SS「微笑みのカギ」(小説「運命の鍵開けます」特典) グッズ

他作品とのリンク

2006年発売のアイノベルスの購入特典です。
後に、作者様の同人誌「KnocK!」に収録されています。

8ページ二段書きのコピーペーパーです。
冒頭からの6ページまでは、九条に元先輩刑事の神崎が頼みごとをしてくる話で、残り2ページ半まで日向新は出てきません。

本編「運命の鍵明開けます」続編「秘密の鍵開けます」にも登場して来ない神崎って誰?と思って検索したら、同じ作者様の作品「真昼の…

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好きこそ恋の絶対 小説

いおかいつき  奈良千春 

あまあま王道楽しめました~

最初から最後まで王道なんですが、不思議に息切れせず最後まで楽しめました。よかったです。
典型的ワンコ攻めと美形ツンデレ受け。ですが、”まっすぐ”がテーマだけあって、嫌なところ、曲がったところが全く出てこない。本当にさわやかで読後の後味すっきりな作品でした。

舞台は警察。バイクにあこがれて機動隊入りするも、ひたすら事件に遭遇してお手柄を挙げ続けた結果、刑事になってしまった真二。新しい部署で、…

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熱に溺れる。 小説

いおかいつき  桃山恵 

読みごたえあります

彰人(受け)は、幸吉朗(54歳)に片思いをしながら10年以上付き人をしていた。幸吉朗の息子・宗春(攻め・本名「康」)の付き人が入院したことにより、宗春の臨時付き人になった彰人。幸吉朗と冷たい親子関係であることと、才能があるのに歌舞伎に本気になっていない宗春をなんとかしたいと思うものの、宗春は彰人に冷たい。

その原因は、8年前に彰人が幸吉朗に自分の気持ちを告白し、その後不憫に思った幸吉朗に一度…

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恋愛恐怖症 小説

いおかいつき  DUO BRAND. 

エロく明るく楽しい作品

静紀(26)は暗闇も幽霊も作り物のホラーハウスなんかも怖い、怖がり屋なのですが、自分がホラー小説家で男であることから、周囲には隠して過ごしています。
そんななか、新刊の宣伝を兼ねて、霊媒師の一心と対談をすることに。静紀のファンだという一心は、それを機に静紀を丸め込んで、ホラーハウスの原案を書かせることを了承させます。
そして身体への快楽と、己への安心感で、静紀の暗闇などの怖がりを克服させたので…

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好きこそ恋の絶対 小説

いおかいつき  奈良千春 

なんか惜しい

リロードシリーズを買い込んだ分なんとか読み終えた後
こちらの本を読みました
リロードよりこちらのほうが私は好き
皆さんおっしゃる通り攻めがワンコでカワカッコイイです
受けの関西弁もいい味でてます
けど・・
受けがすんなり攻めを受け入れたのがなんかあれ?
好きだけど殴ってしまうかもしれないから後ろ手に縛りつける
プレイにさらにあれれ???
自分は王道が好きだからか後半ちょっとがっか…

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真昼の月 下 小説

いおかいつき  海老原由里 

天然のタラシ

《真昼の月4》中巻からの続き。秀一が東京に行って情報収集して一気に解決。真崎の件で「辰巳ひどっ」と思ったけど、辰巳自身、自分自身を囮にしてしまうあたり、自分の命もそんなに重くないというか、生への執着がないのかなと。秀一が思わず辰巳を助けてしまった自分に舌打ちするのがツボ。
《真昼の月5:最終話》秀一が刑事を辞める原因となった元相棒の東郷が現れて秀一を拉致監禁する話。辰巳が焦るわ怒るわもう大変。そ…

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真昼の月 中 小説

いおかいつき  海老原由里 

少し残念

《真昼の月3》初めての調査依頼で殺人事件に首を突っ込むの巻。高遠息子と辰巳の過去の因縁はいいとして、暴力団追放運動は余計だった気がする。それより、組長が高遠父にどんな非道なお返しをしたかが読みたかった。辰巳が、ヤクザ物でよくある冷酷に見えて人情に厚い舎弟思いな任侠の人でないのが新鮮。かなりヒドイ人なんだけど、暴力が快感とかいうのでないからかな、さほど嫌なかんじはしない。
《真昼の月4》関東のヤク…

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真昼の月〈上〉 小説

いおかいつき  海老原由里 

思ったほどシリアスではなかった

思ったより軽め。リアルヤクザを求めると外すけど、痛快娯楽系としては十分面白い。
《真昼の月1》元マル暴の刑事、神崎秀一が、祖父から遺産相続した雑居ビルの店子が引き起こした事件に絡んで、桐山組若頭の辰巳剛士に見初められるというか、目をつけられる、2人の始まりの話。いろいろストーリーの都合がうかがえる不自然さが気になったが、勢いで乗りこなした感じ。
《真昼の月2》秀一くん、今度は麻薬密売に首を突っ…

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これでも、脅迫されてます 小説

いおかいつき  兼守美行 

サバサバするにも程がある!

 いおかさんの描く受けには、時にとんでもない肝の据わり方をしたキャラがいる。中でも本作の章良(下っ端ヤクザ・30歳)は相当突き抜けている。フツー悩むだろ、たじろぐだろ、という局面で、微塵も揺るがない。常に即断即決。あまりに潔すぎるのだ。きっと彼の辞書には「逡巡」とか「躊躇」という言葉自体がないに違いない。
 その特性が最も遺憾なく発揮されたのは、攻めの青志(30歳)に脅されて「抱かせろ」と迫られ…

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