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1/6(合計:55件)
古街キッカ
まぎぃ
ネタバレ
読み始めて、この幼馴染がメインのカップルなんだろうな、というのは想像がつきます。 一方はゲイで幼馴染が好き、他方はノンケで親友だと思っている、というパターン。 しかし、ここであえて第三者を絡ませるのがちょっと変化球です。 ノンケだと思っていた幼馴染が、ちょっと気になる子として連れてきたのは、かわいい感じの男性、千葉くんだった。 それで、どういう屈折した心なのか、千葉くんもゲイかもと直感…
柏枝真郷 古街キッカ
甘食
柏枝先生の刑事vs.新聞記者の非BLミステリー。ホワイトハート文庫の背表紙緑(非BL作品)の方です。紫(BL作品)じゃなく。でも緑色シリーズも侮れないのです。十二国紀みたいに思わぬ萌えの詰まってる作品もあるし、椹野道流先生の奇譚シリーズみたいにカプ認定してる非BL作品もあるし(Hがないだけ。チューはしてる)うっすら匂い系のBL風味(Hシーンなし)を期待してしまいます。 そんな私のような願望の…
ややこ
読み返してしみじみ。 出来レースとも思える三角関係、淡々と切ないお話でした。 千葉くん×美生、どちらが受け攻めか始めははっきりさせてません。最初は美人系の美生が攻めでかわいい系の千葉くんが受けのような感じ。その実、まだ最後まで行き付けてなくて、千葉くんが美生のために攻めようとしたら、美生に拒まれちゃって……。千葉くんに、そのまま攻めて欲しかったな〜……頑張ってる年下攻めは好きです。 でも、美…
もこ
「さくらにあいたら」が異常に好みだったので思わず衝動買い。 思ってた甘目の作品とはちょっと違いましたが 読み終えてみれば「面白かった」というのが正直な感想。 や、読み終えてようやく「面白かった」と思えると言った方が正しいかも。 お話しは5カプの短編集。 1つ目の作品が、なんんかよくわからんうちに終わったなと思いつつの2つめ、3つめと進むわけですが それぞれの作品がそれぞれの作品にち…
思わぬところに伏兵が!って なんとも可愛い作品なのです(≧◇≦)ノシ 主人公の攻は自覚のあるゲイ。 過去、好きな相手に勇気を出して告白したが為に いろいろダメになってしまったトラウマを持つ。 だから彼女がいるフリをして、ただの友達のフリをして。 そんな攻が好きになったのは、 たとえるのならば、花から花の間をひらひらと舞う「蝶」の ような男。 美麗な容姿でどこか守ってやりたくな…
bonny
とても静かな作風の作家さまです。レビューで気になり読んだのは大分前なのですが、なぜこのタイミングでレビューをしたためる気持ちになったかと申しますと、同時収録作品に「こたつプレイ」があるから♡四十八手アンソロジーにもありましたけれど、見えないところで…って萌えますね。 表題作は、鉢植えのガジュマルから現れた妖精・カイとの彼氏と別れたばかりの智久との不思議な共同生活を描いたお話。ファンタジーとい…
詩雪
自分のなかで変わらない特別感のある一冊です。 ほかにも作者のお気に入り本があるのですが、こちらの本はふとしたときに無性に読みたくなります。各タイトルがまた素敵なんです。 作者の作品は、ほんわかする、やさしい気持ちになる、というような印象のものは少ないかもしれない、たとえほのぼのとしたシーンでさえも。その分複雑な気持ちが絶妙に描かれます。実際、ピリリと辛いものが印象的な作家ですが、私の場合こ…
こにしそる
古街キッカさんの本はすべて読みましたがこの本が一番好きです。 さっぱりしたイラストからはちょっと想像できない、リアリティがあって深い心理描写までよく書き込まれた作風です。 表題作は精霊と人間の恋模様を描いていますが、ファンタジーというわけでもなく、やっぱりリアル…。人間の重々しい感情までよく描かれています。 BLはファンタジーなんてよく言いますが、生身の人間が恋したらきっとこんな展開なん…
キリヱ
確か「鉢植えの住人」が初めて読んだ作品で、何となく惹かれるものがあったので既刊は全部読みました。 まず、こうやった話が少しだけ繋がっていくオムニバス形式の短編集好きです。 どれも静かな話が多くて「これだ!」って云うものはないのですが、雰囲気が好きです。 強いて云うならばこの中では受け視点の筈なのに受けがちょっと何考えてるのか分かり辛い最後の話が好きで、「つがるゆき」が受けが良くも悪くもあ…
古街さんの著作を初めて読んだのは、この話でした。 正直絵のバランスは微妙なんですが(頭部が大きいのかな?)気になる話を描かれる方です。 表題作も良かったですが、ゲイカップルの想いを淡々と描いた「砂漠の井戸」が好きです。 こういう話を描くのが上手い作家さんだなあと。 「オルタナ」が一番好きですが、この本を読まなかったらそこに辿り着く事もなかったので、出会えてよかった!! これからが期待…