玄上八絹さんのレビュー一覧

熱海 小説

玄上八絹  鈴倉温 

前途有望な旦那様

「アンハッピーウエディング!」の後日談番外編同人誌。
円佳視点の2つのお話が入っていて、
1つ目は円佳と尋斗の暮らすアパートを円佳の父が訪れる話。
2つ目は本編で約束していた新婚旅行として熱海に行くお話。

商業誌は両思いになった後はささっと終わってしまいましたが、
こちらの同人誌で二人の新婚生活の様子が見られます♪

【昨日の距離】約5P
結婚後、派遣社員としてお勤めしている円…

2

スフィンクスの夢 小説

玄上八絹 

なぞなぞの答えは、わんこの愛。

同人誌番号Op.30。17冊目の≪犬≫シリーズ。
あとがきによると、謎の詰め合わせ本とのこと。
五係の≪犬≫信乃のストーリーが2編。犬姫が1編。
表題作、信乃と五係の取調官・大介のお話が20ページ強。
最初の≪犬≫シリーズ同人誌「忘却曲線」の主人公、大介こと大城戸祐介のエピソード。
残りの2つは、10ページ弱。タイトル通り、信乃の「豆まき」と犬姫の「クリスマス」。
わんこたちは、季節の…

3

Over the Rainbow 小説

玄上八絹 

本編では明かされなかった、銀示の見えない傷

「虹の球根」の番外編同人誌。
硅太郎×銀示の2つの掌編が入っていて、どちらも硅太郎視点。
1つはサイト再録で「イスファハン・レッド」に「父の肖像画」
として収録されたものを修正して再録したもので「トイチの男」より後の話。
もう1つは、「虹の球根」本編より後、
銀示と硅太郎がフランス留学を決めるときのお話です。


【お父さんの気持ち】約6P
「トイチの男」だと、少々風変わりではあ…

2

Red Hot Chili Beans & Holy Shit Christmas! 小説

玄上八絹  御景椿 

R18おとぎ話の結末は。

同人誌番号Op.32。19冊目の≪犬≫シリーズ。
「ゴールデンビッチ」「ゴールデンハニー」の商業番外、クラウディアと大吾のクリスマス。
全ページ数が40ページという薄い本だが、満足度は高い。
表題作、ふたりのクリスマスのお話が20ページ弱。
残りの2つのストーリーは4ページと5ページ。
イベント事となると、何らかやらかすわんこたち(と主たち)だが、クラウディアと大吾はどうだろう?
商業…

2

執事の煩悶~悩める吉川の午後~ 小説

玄上八絹 

成長が楽しみ♪

「ご主人様、お茶をどうぞ」の番外編同人誌。
本編メインカプではなく、
柊一郎の執事・吉川と坊ちゃんこと宣親のお話。


この一冊では、えっちには辿り着いておりません。
執事と他家の主(しかも子供)では道程は遠いww
でも、プラトニックでも十分楽しめる一冊です!

初めは真咲の執事としての至らなさに苛つく吉川。
この後、真咲が主二人が歓談してる部屋から退出してる少しの間と
真咲…

1

My Fair Lady 小説

玄上八絹  御景椿 

クラウディアと大吾のその後。ビッチからレディへ??

同人誌番号Op.24。14冊目の≪犬≫シリーズ。
「ゴールデンビッチ」の商業番外、クラウディアと大吾の物語。
「Tell Me This is Love」が本編中の空白エピソードでサイト再録。「■幸の手紙」が本編直前と思われるエピ。残りは後日談となる。10P未満~30Pの短編集。
本編中で屈指の美貌と恐ろしいほどの口の悪さ、天使ビッチっぷりを発揮したクラウディアの人格形成に深く係る内容を含んでいる…

1

主よ、人の望みの喜びよ 小説

玄上八絹 

後日談を多く含む掌編集

「銀とシュガースノー」の番外編同人誌。
同時発行の「Kyrie」が(一応)過去編、
こちらは(一応)後日談集で対になっています。

甘い内容が多いのですが、
「Kyrie」で、カミカに酷い仕打ちをする秋彦を見てしまったので、
秋彦が信じられなくて、イチャイチャされても浸れませんでした。

それでも、ゆっくり一つずつ読んでいく間に、
だんだんカミカの可愛い様子に釣り込まれ、
秋彦…

2

Kyrie 小説

玄上八絹 

是非、本編に合わせて読んでほしい作品

「銀とシュガースノー」の番外編同人誌。
商業本編は2年前に読了していて、
非常に時間が経ってからの番外編同人誌でしたが、
長らくそこで行き止まりだと思っていた世界の端が、
突然ぱーっと開けて、まだ先に鮮やかな世界が広がっている感覚がして、
読み始めるなり、感動に打ち震えました。

単なるおまけや補足じゃない、
世界観が更に広がっていく番外編であるという点では
犬姫の番外編と共通し…

2

しもべと犬 小説

玄上八絹  竹美家らら 

初めて玄上さんを読む方へ

内容は一言で言えば健気受けのすれ違いもの。
攻めは要人絡みの公にできない事件を処理する
警察の非公式部署に属する刑事で、
受けは《犬》と呼ばれる人工生命体です。
現代日本を舞台にしたSF要素のある作品です。

少々癖のある文体や
説明が殆ど無いままどんどん出てくる脇役、
また、後半にはややこしい事件が絡んできて
事件の顛末を気にしすぎるとカプ二人のやりとりに意識が向かなくなる等…

13

楽しみを希う心 小説

玄上八絹 

「しもべと犬」の甘い後日談

「しもべと犬」の後日談です。本編での甘さ不足を補っている感じの、ほのぼの短編集です。
こちらに「楽しみを希う心」という作品はありません。同人誌「君がいれば。」に入ってます。

「いぬのおしごと」
麻薬犬が足りないということで、代わりに駆り出されて涙ぐむ信乃です。ちゃんと主として智重も出動してるのと、麻薬よりダメな臭いの荷物の持ち主に笑いました。

「資料室で。」
温泉旅館でまったりし…

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