玄上八絹さんのレビュー一覧

君がいれば。 小説

玄上八絹 

珍しく信乃本。

商業誌『しもべと犬』『茨姫は犬の夢を見るか』の番外編同人誌です。

時系列としては『しもべと犬』終了直後、信乃中心の『信乃本』だそうです。


1編目『楽しみを希う心』

冒頭からなんとも暗くて、最後までこの雰囲気のままだったらどうしよう・・・と気が滅入りそうでした。

とあるスキャンダルに絡んで、信乃に『対象者の精液を採取する(=セックスで)』という任務が下り、断れない智重(い…

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COUNT DOWN 小説

玄上八絹 

犬姫の限界は・・・

商業誌『しもべと犬』『茨姫は犬の夢を見るか』の番外編同人誌です。

私は、こちらもそうですが基本的に『(犬姫中心の)犬姫本』は苦手です。


1編目『STAY-999』

戦場で重傷を負い、帰国した禪。
犬姫は激しく取り乱し、禪の無事を祈る。

研究所で大手術を受け、一命を取り止めた禪ですが・・・

それでもやっぱり、回復したらまた犬姫を置いて戦場へ戻って行ってしまうんです…

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チョコレートスキャンダル 小説

玄上八絹 

チョコレートとスキャンダル。

商業誌『しもべと犬』『茨姫は犬の夢を見るか』の番外編同人誌です。


表題作はバレンタイン。

信乃(受)は《犬》なので味オンチです(ついでに、チョコレートは禁忌の食物です)。

その信乃が、智重(攻)に贈るチョコレートを手作りするべく奮闘(まさにそうとしか表現できない・・・)するんですが、読みながら手に汗握る心地です。ヘタなホラーより怖いです。どうしようって感じです。

何しろ…

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21g 小説

玄上八絹 

重さ。

商業誌『しもべと犬』『茨姫は犬の夢を見るか』の番外編同人誌です。

表題作は、傭兵として中東の紛争地域に赴く禪を(なりふり構わず)追いかけてきた犬姫の奮闘。
ついでに、生きてる遥(禪の親友・智重の想い人)も登場しますが、私のかなり苦手なタイプでした。

つまり、この表題作には多少なりとも好みのキャラクターは皆無だってことです。非常にツラいです。

まあ・・・大変読みごたえのある力作で…

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合同合宿 小説

玄上八絹 

2CP合同で・・・

商業誌『しもべと犬』『茨姫は犬の夢を見るか』の番外編同人誌です。
いろんな意味で合同です。


1編目が表題作。

『犬の交換実験』です。文字通りの『合同合宿』もその後にありますが。

とりあえず、禪の今までとは違う面が見えましたね。
個人的に、まったく好みではない(と言うより生理的に受け付けないレベルで大ッキライな)キャラクターなんですが、信乃と過ごす禪を見ていると『まあいい人…

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主の処方箋 小説

玄上八絹 

暴走してます。

商業誌『しもべと犬』(+『茨姫は犬の夢を見るか』)の番外編同人誌です。
智重(攻)中心の謂わば『智重本』だそうです。


1編目『風邪と智重』

そのままです。

風邪を引いて寝込んだ智重と、看病する(少なくとも本人はしているつもりの)信乃(受)。
あまりにも噛み合ってない2人に笑えます。

そして、大切な人達を奪って行く炎の夢を見る智重。絶望の中から自分を呼び戻すのは信乃の…

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キスして。 小説

玄上八絹 

複雑なんです・・・(個人的な感覚で)

商業誌『茨姫は犬の夢を見るか』(+『しもべと犬』)の番外編同人誌です。
犬姫(受)中心の『犬姫本』です。

ゴメンナサイ、私は『わんこシリーズ』そのものは好きなんですが『茨姫』CP(サブCP?)である禪×犬姫(の特に禪)が生理的に許容不能なんです。もう無意識に拒絶反応が出るレベルで。
というわけで、同人誌の中でも犬姫本はどうも読んでて気が入りません。


1編目『茨姫の檻』

ギ…

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いろいろMIX。

ルチルの全員サービスの小冊子。
小説の方が多いので結構ボリュームあります。

…正直、原作知らない作品がほとんどだったのですが、本編を読む前のお試しとしても楽しめるかもしれません。
全体的にわりと甘くて、短いお話のわりに色っぽいシーンもあったり。

そんな中で気になったものをいくつか。

「睦言レッスン」和泉桂(「七つの海より遠く」より)
唯一、原作既読の作品でした。
本編が可…

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虹の球根 小説

玄上八絹  三池ろむこ 

想像しながら読んで

まさか『トイチの男』のスピンオフが出ているとは知らず、レビューを拝見して慌てて買いに走りました…
とはいえ、期待はしてました。玄上先生のHPで硅太郎と銀示のSSは読んでいたので。
一冊、馴れ初め話を読めてとっても嬉しい!

自分の才能の限界を知っていて苦しんでいる硅太郎(攻)と、あふれるほどの才能を持ちながらどう生きていけばいいのか分からない銀示(受)のお話です。

銀示は生まれと育ち…

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虹の球根 小説

玄上八絹  三池ろむこ 

大満足の読み終わりの余韻

実はあとがきも何も見ないで読み始めて最後の書下ろし部分を読んで初めて
既刊「トイチの男」のスピンオフでトイチよりも10年以上前の内容だったことに
気がつくと言うお間抜け状態で読んだのですがこれが面白い!

物凄く大きなアップダウンがある訳ではないのですが、
受けになる銀示の独特な感性にとても惹かれました。
もっともその銀示の育った特殊で傍から見れば残酷な境遇なのですが、
本人にしてみ…

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