犬飼ののさんのレビュー一覧

砕け散る薔薇の宿命 小説

犬飼のの  國沢智 

血湧き肉躍るような物語。

恍惚とした吸血描写や漂う香りの動き、長い長い時間を生きる美しく妖しい生き物たち…う~ん…凄いです。どれか一つでも難しそうなのに、全ての要素が巧く絡められて非常に面白い物語になっています。かれらの纏う匂いと情動の発する熱がページから湧いてくるようです。かなり奇抜な設定ではありますが、骨組みがしっかり組まれているので作中の世界観にすんなり入っていけるのではと思われます。イメージとしては夜光花さんの薔薇…

9

不機嫌な林檎 グッズ

豹が豹柄に埋もれて迷彩化してるぅ!!!

この初回特典のペーパーは実に自分のツボを付いてます!
どうしよう、もう、萌え萌えしまくってしまうんですが♪
まずイラストしかり。
ルイの男前だけど何かやっぱりそこにはヘタレというか意地張ってる心を内に込めてるような外見。
几帳面で世話焼きそうな紲。
本編ではあまりきちんとした顔がでてこなかった蒼真は、ほんとうに豹っぽい☆
性格も再現されているようなこのプロフィール代わりのイラスト、見た…

2

砕け散る薔薇の宿命 小説

犬飼のの  國沢智 

人外同士の純愛

う~ん、これで完結だったらかなりモヤモヤしちゃうようなラストかも!
人外同士のラブストーリーなんだけど、片方は純血の吸血鬼で一族を束ねる長
片や受け様は人間と淫魔のハーフ、それも先祖返りと言う特殊な亜種で
受け様は純粋に日本人として生活していたんです。
でもそれは幼い時までで、第二次性徴と共に淫魔としての能力が駄々漏れ状態で
受け様は悲惨な目に遭ってきたんですよね。
実の親や兄弟に犯さ…

11

砕け散る薔薇の宿命 小説

犬飼のの  國沢智 

続編が読みたい!

一応完結していますが、物語はこれからという雰囲気。
はぐらかしたり逃げてばかりいた主人公は、自分が
淫魔のせいで周囲の人を狂わせて不幸にしてしまったと
苦しんでいました。

だから攻めの愛情を素直に受け入れられない。迷って
しまう。それを親友の豹には話せるのに、肝心の攻め
には説明出来ない。攻めも聞く耳を持たない!

愛し合ってるのに纏まらない二人が、言葉が出ずに、
悪魔の体臭…

13

砕け散る薔薇の宿命 小説

犬飼のの  國沢智 

カッコイイのにヘタレ気味♪

ののさん、初ラヴァーズ文庫は作者さん念願のヴァンパイヤものであります。
色々ヴァンパイヤものには書かれる作者さんはそれなりにオリジナリティを出して工夫されていますが、この、ののさんヴァンパイヤも非常にオリジナリティが高くユニーク。
悪魔界の階級制度が特徴。
純血の女王が魔界の頂点に君臨し、その下にある貴族悪魔は混血であり女性はいない。
貴族同士の争いはあってはならい為に貴族同士は長期間一緒…

14

殺業の絆 小説

犬飼のの  鬼塚征士 

ん~

最初がすごかったです
私的に。
受け様から情報を聞き出すのに攻め様が拷問みたいなことするんですけど、あ、拷問ってあっちよりの、性的な。
それがすごかったですね。
私は結構耐えられるほうなんですけど、今回はつわものでしたね!
あとですね受け様の方が最初からゲイだったことにショックだった。
ん~やっぱし受け様は純潔じゃなきゃ!
読んでて残念だなって。思いました。
あと、初めのほうのセフ…

4

不夜城のシンデレラ 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

仮面をかぶるその姿はまさに役者でwww

おっ、何か今回はカリスマホストにハリウッド俳優?
しかもゼロが8ケタや9ケタの金額がぽんぽん出てくるわ、毛皮宝石高級外車にシャンパンタワー、リシャールにロマネコンティだのそんなリッチデゴージャス(え、死語?)なものがバンバン出る世界に、しかも題名シンデレラだし、一体今回はどんな?
それがですねー、後半入るまでまんまと読者も騙されるわけですよ。
しかも最後の最後、エピローグまでも。
やっぱり…

6

不夜城のシンデレラ 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

どこまでも一途故の腹黒な攻め様

セレブなハリウッド俳優の攻め様とカリスマ王子と言われるホストの受け様との
愛情と愛憎が混戦してるようなストーリーでラブ甘なハッピーに一見すると
勘違いしちゃうけど、攻め様の一途で執拗な執着愛とその原因の一端を握ってる
受け様との運命的な恋愛物語です。

受け様と攻め様は3年間だけ義兄弟だったんです、互いの親の再婚で同い年の兄弟に
なった二人、その頃の攻め様は母親を殺そうと思う程憎み嫌っ…

4

絶対恋奴 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

出会ったのが数年後だったなら・・・

このストーリーを読んでると二人が出会ったのがもっと後だったなら?
受けさまである泉がもう少し大人だったら・・・違う形になっていたのかなぁ
なんて思わず思ってしまうような内容でした。
代々湟城家に仕える家柄の長男である隼瀬は、人に仕えるなんてしたくないと
両親に何度も湟城家に仕えなければと言われ、頑なに断っていたのに湟城家主催の
園遊会で運命の出会いをし、あれ程嫌だと思っていたのに一瞬でそ…

5

絶対恋奴 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

歪んだ執着主従愛

もうっ!!本当に犬飼のの作品大好きです!!
こうちょっとひとひねりあるというか、まっすぐ明るくはなくどこか影がある作風がとっても自分好みの作家さん。
今回も期待を裏切らず夢中にさせてくれる病んでる主従愛をがっつーん!と見せてくれました。
受けの病み具合、攻めの病み具合、それがすれ違いを生む様が本当ゾクゾクきちゃいますよ♪

滝本隼瀬は元華族で大企業を運営している湟城家に代々仕える家柄の長…

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