赤木作次さんのレビュー一覧

魔法騎士は愛で蕩かす~黒飛獣と黄金の翼~ 小説

今城けい  赤木作次 

ファンタジー

暴力凌辱シーンが絶対にない、安心して読めるハピエンが、今城先生の魅力だと思う。
赤木作次 さんの挿絵が綺麗で、御伽噺の世界観を広げている。

王国の第七王子で、天盟の魔法使い、美貌のルシアン。
魔法学院の門前に捨てられていた赤ん坊のフユは、老イラフに拾われて、
学院の飛獣番人小屋で育てられた魔法を使えない子。
老イラフが老衰で死亡。宿舎から追い出されるフユを助けたルシアン。

キラ…

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花盗人のくちづけ 小説

ゆりの菜櫻  赤木作次 

大正風ロマン

2006年に掲載した作品の再編版。
起承転結が組まれた、あっさり目のロマンス。

この作品がデビュー作という絵師、赤木作次 さんの絵が凄く綺麗。
夏彦の容姿について、特に説明がないけれど、
挿絵のように優しい綺麗な男子なのだとおもう。

起の場面は、金平糖。
軽井沢で療養する夏彦は、斜陽な伯爵家の次男。
幼い頃に、木の麓で泣いていたお兄さんに金平糖を渡して、泣かないでと笑いかける…

1

神は夜ごと純真な修道士に愛を捧ぐ 小説

釘宮つかさ  赤木作次 

聖ベルナルドの神嫁

絵が丁寧でとても綺麗だったので、御伽噺の雰囲気が上がって楽しめました。
聖ベルナルド神の神託で神の嫁として、天界に転移する修道士のユリスの物語。
限られた頁数の中で、起承転結が上手くまとまってます。

貧しい農家に生まれたユリスは口減らしとして修道院に預けられる。
その後、両親と兄弟は流行り病で絶滅、ユリスは天涯孤独の孤児になる。

身寄りのないユリスに、毎年定期的に届け物を寄贈する…

1

神は夜ごと純真な修道士に愛を捧ぐ 小説

釘宮つかさ  赤木作次 

神様×修道士

神様×修道士。135P
権力に物を言わせて身体を奪おうとするディルワータから逃れ、幸せになれると思ったら神様ベルナルドのまさかの仕打ち。理由があった事は後に理解できたけど、不器用とは言ってもあれは流石にね〜ユリスが可哀想。それでもベルナルドを信じれたのはユリスが信仰深く純真だからかな。結果的に信じる者が救われて良かったです。これからはユリスがベルナルドを掌で転がしてほしい、できるだろうしその方が…

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花盗人のくちづけ 小説

ゆりの菜櫻  赤木作次 

短い……

作家さん買い。

冒頭は、道端で泣いている青年を慰めるために自分の金平糖をあげたという幼い受けとの微笑ましいエピソードから始まります。
なので、あぁこれが攻めと受けの出会いのきっかけなんだなとわかるんですね。

で、月日は流れ、今や没落寸前の伯爵家を救うために、成り上がり男爵と言われている男のもとへ書生としてもらわれていく受けの姿が。

男爵=かつての青年だと誰でもわかるので、ここか…

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花盗人のくちづけ 小説

ゆりの菜櫻  赤木作次 

大正時代もの

ゆりの先生買い。「2006年に雑誌に掲載した作品を電子化」とのことで、時代は大正です。イラストは赤木作次先生で、なんと今回初めてのお仕事とのこと、すごく綺麗な絵でうっとりでした。re〇taさんによると全86ページ、本編+ゆりの先生のあとがき+赤木先生の表紙イラストラフ図(別パターン)が入ってます。短めで読みやすく、小説初めてという方でも大丈夫だと思いました。最初だけ無理やりがありますので、お伝えし…

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