月夜野亮さんのレビュー一覧

囚われの魔主 小説

月夜野亮  南野ましろ 

最後の方のほんの少しの文章で脇役の子の方が超気になってしまいました。

第3王位継承権を持つリュースと“名なき森”に棲むと言われる魔物にお話。
というわけでファンタジーです。

リュースは王位継承権はあるけれど、現王からは母親が現王を選ばず父親と結婚したがために疎まれていて。
何かと理由をつけては失墜を狙われていて。
そんなわけで魔物が棲むといわれる”名なき森”へ行って魔物を捕らえてこいとの命令を受ける。
その魔物は存在自体が曖昧で、リュースは見つけられな…

0

オレ以外立入禁止っ! 小説

月夜野亮  山田ユギ 

面白いけどマーブルな印象

萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
家族ものでもないし、年下攻めラブメインでもないし、かといって三角関係でもないし…(だって表紙とタイトルがそんな感じ)、でもキャラクターと文章にぐいぐい引っ張られてラストまで一直線!と読ませます。

三ヶ森に根気良くアタック中・高校の元後輩の織田×最近枯れかけバリ受けゲイ・三ヶ森の、年下ラブ。
恋愛に奔放だった昔が嘘のように、ずっと好きだとアピールしてくるい…

1

ドラゴン・ろーど 恋はそんなに遠くない! 小説

月夜野亮  南野ましろ 

ファンタジーでBL

豊かな国、アルシュタントの太子で「平原の佳人」と称される美貌をもつメリアム。
しかし彼はその見た目を裏切って行動的だった。
「水晶の羽を持つドラゴン」の噂を聞くと、周りに塔にこもっていると口裏をあわせさせて城を飛び出したのだ。
身分を隠し、お供に風魔竜を連て旅を始めたメリアムだったが、道中正体に気づかれ他国に監禁されてしまい……

ファンタジーでBLで単発でおもしろい話ってほとんど見たこ…

0

おおいぬ荘の人々(6) 小説

月夜野亮  菅野彰  南野ましろ 

相変わらずどたばたが楽しい

「それが愛」月夜野亮パート:堂島征雄(音大休学中のピアノ専攻)×八潮裕幸(文化人類学科の生徒)
「さあみなさんご一緒に」菅野彰パート:秋吉裕次郎(観音様みたいな人)×相良世津(絶世の美男子)
「何かの気配を愛する風景6」南野ましろパート:全員に近いおおいぬ荘の小咄

6組の組み合わせをオムニバス形式で連載していた「おおいぬ荘」の6巻。個々に思うことがありすぎて中々前進しないペアに決着が着き…

1

オレ以外立入禁止っ! 小説

月夜野亮  山田ユギ 

オレと後輩と、隠し子

サッカー部で同級生の久保♂

を、ひそかに想い恋していた英秋♂

を、ひそかに想い恋していた後輩の織田♂

という図式で片思いをしていたふたり。
それは、英秋にとっても織田にとっても
美しい純愛だったのです。

英秋は、織田のことなんかちっとも覚えてなかったんだけども
大人になって偶然再会する。
ろくすっぽ先輩後輩ですらなかったのに
わんこみたいに、英秋のところへ通い…

4

オレ以外立入禁止っ! 小説

月夜野亮  山田ユギ 

3年間進展しない二人の関係。しかし「子供」が現れて・・・

英秋と、高校時代サッカー部の後輩だった織田が再会してから、ふたりは織田が土曜に英秋のマンションにやってきて泊って日曜に帰る…ということを3年間繰り返している。
織田は英秋に高校時代から気があって、再会してから英秋にそれを告げてもいるが、英秋が受け入れないので関係は先輩後輩かいいところ飲み友達というまんま。

英秋は生粋のゲイ(バリ受)で、それまではそれなりに男を食い散らかし面白おかしく生きて…

1

おおいぬ荘の人々(1) 小説

月夜野亮  菅野彰  南野ましろ 

人と人の関係、思いに真摯なお話

前半が菅野彰さんの「アンソニーの憂鬱」
:洋館の主人 アシュレイ×転がり込んできた大学生 明生
後半が月夜野亮さんの「メランコリーの繭」
:おおいぬ荘に下宿する事になった大学生 堂嶋×八潮
巻末に南野ましろさんのおまけ漫画があります。

だだっ広い洋館に、誰かと暮らすのはごめんだと1人で暮らすアシュレイと、
人なんて誰かといた方が絶対にいい生き物だ、俺をここに置いて下宿も開け、とある…

3

囚われの魔主 小説

月夜野亮  南野ましろ 

ファンタジーBL

実質2番目の王位継承権を持つライオニー家の年若き当主のリュース。
母親譲りの美貌を持つ彼は、今は亡き両親からの因縁で国王にうとまれている。
どんな無茶を言われても穏やかに引き受けてきた彼に与えられたのは立ち入れば帰るもののいない森に行って「空飛ぶ魔物」を連れてくること。
わずかな兵をつれて森へと向かうリュース。そこで彼が見たのは黒髪の精悍な青年の姿をした魔物で……

読み終わる寸前まで囚…

1

フレキシブルな恋愛 小説

月夜野亮  松崎司 

男の可愛げ

どうしましょう。
この受の灰島君が矢鱈と可愛過ぎます。
その可愛らしさが何処から来るかと言えば、
彼の持つ素直さ、そして優しさ。
それを攻のサミュエルがさり気なく上手に
導き育てている。良い関係だと思います。
さり気なく重い部分も挟まれた物語ですが、
むしろその部分があるからこそ恋愛の部分が
より一層鮮やかになっていますね。

同時収録作はこの二人の恋愛を廻るコメディ。
BL…

4
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