total review:285174today:4
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
77/106(合計:1059件)
月村奎 草間さかえ
弥七
ネタバレ
号泣するわけではないのですが、じんわりとくるので外で読むのは危険です。 月村奎さんの作品はどれも好きですが、これは今まで読んだ中で一番好きかもしれません。 今までだと、主人公を大人な攻が慈しんで愛して、自信のない主人公が自分でいいんだって思えるようになっていく、二人を中心とした世界だったと思うんですが、その愛情の範囲が祖母であったり住人であったり元クラスメイトであったりと、二人の…
ココナッツ
ディアプラス文庫2014年の全員サービス小冊子です。 やあ、1/3くらいは本編読んでいない作品でしたね。 随分前の作品のSSもあって、びっくりしました。 ********************** 安西リカさん『好きで、好きで』番外編 →本編未読。そろそろ付き合いだして11年という、桜の時期のお話。 ネガティブ思考の受けに対して先手を打って同棲を持ちかけた(きっと本編で)攻め…
snowblack
母子家庭でネグレクトされている大町芙蓉、 小6の時に児相に通報され、生まれ育った土地を離れ 東京で古めかしい賄いつきの下宿屋を営む祖母の元で暮らすことになって、 ようやく人並みの暮らしが訪れる。 いい記憶のあまりない故郷での日々の記憶の中 唯一彼が宝物にしている思い出。 小5の終わりに東京から転校してきた優等生の西澤は、 汚いとクラスから弾かれていた芙蓉と手を繋ぎ あっという間…
月村奎 宝井理人
こにしそる
出会った瞬間…とまではいきませんが、入学式の日に案内してくれた気さくな先輩・梶に15分ほどですっかり恋に落ちてしまう可愛い系の後輩・凛太のお話。 恋が始まるの早いなぁという感じのスタートですが、一目ぼれ特集で雑誌に書かれたお話らしくて成程。 この先輩が本当にいそうな誰からも好かれる、友人も異性も回りにいっぱい…というような魅力的な人で、出会ってすぐ惹かれてしまうというのもしっくり来ました。…
江名
「すみれびより」がかなり気に入ってしまって、 こちらの「teenage blue」とのコラボ小冊子もゲットしてしまいました。 「teenage blue」は未読なんですが問題なく読めましたよ~ メインは「すみれびより」のふたりです。 厚めのしっかりした紙に2段8Pで書き下ろしSSが載っていました。 タイトル:エノコログサびより 大学から帰ってきた攻めの西澤は、 モデルのような…
ふゆき
まず本を開く前に表紙のイラストがとても素敵で心惹かれます。 草間さかえさんのイラスト。月村奎先生の小説とよく合っています。 小説を読む際に個人的にはあまりイラストにはこだわらないのですが、あまりにもマッチングしていてこう言う効果もあるのかと理解しました。 それと冒頭に金子みすゞさんの詩が載っていて、それも作品に色を添えています。 設定としたらそれほど新鮮ではないかもしれないと感じました…
「すみれびより」にはペーパーが2種用意されているようで、 こちらの出版社ペーパーとアニメイト限定で付くペーパーがあります。 新書館のHPを見ると、 出版社ペーパーはアニメイト全店で付くとあるので、 アニメイト購入=ペーパーを2枚とも貰える♪ ということなんじゃないかなぁと思います(なくなり次第終了ですが)。 個人的にオススメなのはアニメイト限定の方ですが、 このペーパーも可愛らし…
これから「すみれびより」を買おうかなぁ~と思っている方がいたら、 ぜひアニメイトで!! そう強く勧めたくなるほど、このSSペーパーはよかったです。 こちらのペーパーは攻め西澤の母親視点で書かれています。 小6の時に西澤浩一郎(攻め)が、 やせっぽっちのクラスメイトを家に連れて帰ってきた時、 心配なクラスメイトがいると息子から何度も相談を受けていた母は、 芙蓉(受け)を見て…
心穏やかに読める、優しく素敵な初恋物語でした。 「あんたなんか産まなきゃよかった」 母親から何度もそう言われて育ち、 小学校では「貧乏草」というあだ名で呼ばれていた、芙蓉(受け)。 そんな状況に打ちひしがれるとこなく、妙に客観的に自分を捉え、 「芙蓉は不要」と心の中で時々茶化して生活していた受けが、 小学校6年生で初めて恋を覚える。 その初恋の相手は、東京から来た転校生の…
高律
まるで運命かのような再会。 何年も想い続けていた初恋の人が目の前にいる幸せ。 それまで不幸を絵に描いたような生活を強いられてきた芙蓉は ほんの些細なことにも一喜一憂しドキドキと乙女のように心躍らせ また冷静になるたびに切ない気持ちを隠すのに必死。 あまりにも真っ直ぐで透明で、時分より他の幸せを優先する芙蓉と これまた真面目で明るく、自分に正直でありたいと思う西澤。 悲しいほどに一…