月村奎さんのレビュー一覧

不器用なテレパシー 小説

月村奎  高星麻子 

心理描写が素晴らしい

大好きな月村さんの作品のなかでも特にすきな作品です。
相変わらず心理描写が上手い。
ストーリー展開の運びも自然で、途中は思わず涙しました。
BL初心者の方にもおすすめなピュアなストーリーです。

4

CHERRY 小説

月村奎  木下けい子 

あっという間に読めてしまう面白さ

プライド高くて鼻っ柱強くて同世代の中では威張ってて感じの悪い我儘王子は、外見の良さに見合うように勉強もできて、みんなに舐められないようにしっかりしていなくてはと虚勢を張ってる可愛い生き物でした。
弱い犬ほどよく吠えるタイプでもあり、いやあもうチワワですな。
実際にこんなコが会社に入ってきたら…大人じゃない私は真っ向からいじめちゃうけど(笑)
全部お見通しで、なにもかも受け入れてくれる余裕のあ…

7

恋愛☆コンプレックス 小説

月村奎  陵クミコ 

20歳とは思えない大人ワンコ

毎度おなじみネガティブ受け。
でも今回は年上で、相手は血統書付きの美しいワンコ。

初めてできた同じ職場の恋人にドッキリ的な騙され方をしていたと知り、辞職したあと、友人の導きで漫画家になる志方。
才能があってコンスタントに仕事をもらえているというだけで成功と言えるのに、元来の自信のなさから仕事に対しても消極的。
人付き合いも苦手で内にこもったままの志方なもんだから、他者が自分に寄せる好意…

3

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

電車で読むのは危険(ネタバレしてるから絶対あとで読んでください)

 号泣するわけではないのですが、じんわりとくるので外で読むのは危険です。

 月村奎さんの作品はどれも好きですが、これは今まで読んだ中で一番好きかもしれません。

 今までだと、主人公を大人な攻が慈しんで愛して、自信のない主人公が自分でいいんだって思えるようになっていく、二人を中心とした世界だったと思うんですが、その愛情の範囲が祖母であったり住人であったり元クラスメイトであったりと、二人の…

12

Dear+ Novel Fair 2014 Special Book グッズ

意外にエロがあって驚き!

ディアプラス文庫2014年の全員サービス小冊子です。
やあ、1/3くらいは本編読んでいない作品でしたね。
随分前の作品のSSもあって、びっくりしました。

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安西リカさん『好きで、好きで』番外編
→本編未読。そろそろ付き合いだして11年という、桜の時期のお話。
ネガティブ思考の受けに対して先手を打って同棲を持ちかけた(きっと本編で)攻め…

4

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

野に咲く花のような優しいお話

母子家庭でネグレクトされている大町芙蓉、
小6の時に児相に通報され、生まれ育った土地を離れ
東京で古めかしい賄いつきの下宿屋を営む祖母の元で暮らすことになって、
ようやく人並みの暮らしが訪れる。

いい記憶のあまりない故郷での日々の記憶の中
唯一彼が宝物にしている思い出。
小5の終わりに東京から転校してきた優等生の西澤は、
汚いとクラスから弾かれていた芙蓉と手を繋ぎ
あっという間…

8

teenage blue 小説

月村奎  宝井理人 

こういうのも一目ぼれ

出会った瞬間…とまではいきませんが、入学式の日に案内してくれた気さくな先輩・梶に15分ほどですっかり恋に落ちてしまう可愛い系の後輩・凛太のお話。
恋が始まるの早いなぁという感じのスタートですが、一目ぼれ特集で雑誌に書かれたお話らしくて成程。

この先輩が本当にいそうな誰からも好かれる、友人も異性も回りにいっぱい…というような魅力的な人で、出会ってすぐ惹かれてしまうというのもしっくり来ました。…

4

「すみれびより」&「teenage blue」コラボレーションSS小冊子 グッズ

月村さんの可愛いコラボ小冊子

「すみれびより」がかなり気に入ってしまって、
こちらの「teenage blue」とのコラボ小冊子もゲットしてしまいました。
「teenage blue」は未読なんですが問題なく読めましたよ~
メインは「すみれびより」のふたりです。
厚めのしっかりした紙に2段8Pで書き下ろしSSが載っていました。

タイトル:エノコログサびより

大学から帰ってきた攻めの西澤は、
モデルのような…

7

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

すみれの賢さと佇まい

まず本を開く前に表紙のイラストがとても素敵で心惹かれます。
草間さかえさんのイラスト。月村奎先生の小説とよく合っています。
小説を読む際に個人的にはあまりイラストにはこだわらないのですが、あまりにもマッチングしていてこう言う効果もあるのかと理解しました。
それと冒頭に金子みすゞさんの詩が載っていて、それも作品に色を添えています。

設定としたらそれほど新鮮ではないかもしれないと感じました…

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