月村奎さんのレビュー一覧

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

おせっかいになった方がいいのかもしれない

先生買い。前半のキツさが印象的だったので、すいません、萌。ふわふわあまあま幸せ話なのかと思ってたら、前半が落涙寸前。人にはもう少し踏み込んで、お節介になった方がいいのかもしんないと思ったお話、本編170P弱+その続き50P超+あとがきでした。

両親ともに亡くし、中卒で働き始めた葉。最初勤めた町工場はあっけなく倒産し、必死にアルバイトしながら生活しています。ある日アルバイト中の転倒で骨折し、く…

9

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

今日の、頑張った自分を誉めてあげよう

生きる事に精一杯で、心を無くしかけていた主人公ー。
そんな彼が人の優しさやあたたかさに触れ、心を取り戻して行くと言う、とても素敵な作品でした。

月村先生と言うと、マイナス思考で傷付きやすい主人公を、繊細に優しく綴るのがとてもお上手だと思うんですけど。
今回も、まさにそのタイプの受け。
もう、読みながら完全に感情移入しちゃいまして。
スレ違い時には泣けちゃいましたよ。
くっ、健気過ぎ…

38

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

小説家×メガネ屋店員

受けの律の心の浮き沈みが、個人的には性格と環境を表していて良かった。楽しく嬉しいことがあった後にそれに罪悪感を覚えてかき消す様に不幸な事を考えて…実際事が起こり、この感情の振ればが大きければ大きいほど自分とリンクして切なくなったりした。
律に感情移入して胸がいたくなったり…一喜一憂するのが、変な言い方だけど楽しかったし、これぞ読書の醍醐味だな〜って思ったり。
後半が律の性格を考えると個人的に少…

2

不器用なテレパシー 小説

月村奎  高星麻子 

誰かしらが心配してくれる優しさ

2012年刊。
月村さん作品の受け=ネガティブってのをよく聞くが、この話ではこじれた関係になってしまってからの再会ってのもあるせいかそれほど気にならなかった。

格好いい幼馴染み・颯の上京にくっついて行って懸命に尽くす姿が重かったのか、冷たく別れを切り出された諒矢。
二年後に再会して友人としての付き合いが復活しても、一方的に別れた(と思い込んでいる)のに未だに好きなんだって気持ちを悟られた…

0

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

何だこりゃ………という読後感。

超辛口ですのでご注意を。

スピンオフが男女モノ・女性視点のSSなんだけど、これが超〜ご都合主義全開のお話で心底ガッカリしました。
女性が主人公という点が問題なのではありませんし、男女の性描写もまったく抵抗はないので、BLで男女モノを収録という点は「え?」とは思ったけど、途中までは楽しんで読んでました。

10代の頃に、従兄と軽率なセックスの末に妊娠→中絶が原因で妊娠できない体になってし…

7

それは運命の恋だから 小説

月村奎  橋本あおい 

受けの拓海がすっごく可愛かった。

ゲイである事を隠すために「クールで皮肉屋な独身主義」を装っている受けの拓海が、本当は過剰なまでに恋と結婚に憧れるロマンチストで、ロマンス小説の愛読者というところが良かったです。

コミックだと「腐男子」とか「少女漫画愛読者」は数人いるけど、ロマンス小説愛読者はお初でした。
しかもオースティンも読んでるとかね。
なんかいいわーってそれだけで好感度大。
拓海おすすめのロマンス小説「フレデリカ…

6

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

天使の生まれ変わりのような主人公

甘くて切ないお話は大好きです。
そのうえ薄幸な主人公が優しい人に出会って幸せになっていく姿を見ていくのはもっと好きです。
そんなキーワードに萌える人にお勧めしたい作品です。

主人公の律は、母親に産んで育ててくれた恩を返すためにどんな理不尽なことを言われ傷ついても嫌えない健気な子です。

毒親に虐待され賢く聡明なのに切り捨てられず、「大事にされている人は、大事にされるだけの徳を積んだ人…

5

Release 小説

月村奎  梧桐あさ 

何でこんな話をブッ込もうと思ったのでしょうか!?

本来、読んで「つまらん~ハズレ」だったものはレビューを書かないのですが。
読んで気持ちがプラスの方向に動いたものしか書かないのですが、これはマジでムカついたので書きます。
ページの4分の1が男女のラブストーリーって何?
しかも「中絶手術に失敗して妊娠できなくなったから、あなたとは結婚できません」と言っている女を説き伏せてケッコーン!ハッピーエーンド!とかってなに?
誰がそんな話読みたいの?…

3

恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

脇が濃い!

脇って体のじゃなくてバイプレーヤー的な意味なアレです。
自分に自信が無く他人に何か言われたら断れない主人公・睦月に
冒頭はちょっとイラッときてしまいましてね。
大丈夫なんだろうかと思ったのも束の間
はっきりものを言える川久保に胸がすいたような気持ちになりました。
ズバッと断っても決して気分を害しないでいられるのはイケメンゆえかもしれませんが
そのフォローもきっちり出来る男だからなんでし…

1

50番目のファーストラブ(表題作 純情サノバビッチ) 小説

月村奎  高久尚子 

受けのお母さんが1番好きかなぁ

読みやすかったです

受け可愛かった
ところどころ、女性との絡みがでてくるのでお嫌いな方は注意です

攻めはカッコよかった
スパダリじゃないと思うけど、隙がない感じ
受けの視線がどんどんほだされて、受けがカッコよく見えていく過程の描写が好きでした

乙女思考の受けが、ほんとにヤリチンだったのか?と不思議に思ったのですが、それをやり過ごすと読みやすいお話でした

受けの思考はな…

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