桂生青依さんのレビュー一覧

SWEET SWEET HOME 小説

桂生青依  木下けい子 

家族には恋人も含まれるのです

年上の男性と高校生の組み合わせ。
小説だとイラっとして余り好きでないカプリングが多いのですが、何だかこれは素直に読めてしまった。
あまつさえ、不覚にもキュンしてしまったり!?
よくよく考えるに、子供が出てたからなー。
5歳の幼稚園児v
父子家庭だからか、大人びて色々な事を我慢して我儘言わない子供。
それと、何と言っても木下けいこさんのイラスト!
これがまたぴったりで、木下漫画で読んで…

0

情熱の腕に恋は宿る 小説

桂生青依  御園えりい 

両方ちょっと物足りない

帯『貴方を手に入れるためなら、全てを犠牲にする』

2作入ってます。
自分的には「霞の下に恋は薫る」の料亭若旦那話の方が好みかな。
しかしちょっとどちらの話も割とあっさり終っちゃった気がして乗り損ねちゃってイマイチ楽しめませんでした。
どちらか1本に絞ってじっくり書いてもらった方が良かった気がします。
最初の方は結構いい感じの出だしで進んで行くんですけど途中からなんかちょっとした事件が…

0

愛をあまねく満たすもの 小説

桂生青依  円陣闇丸 

何にやられたって、もう甘い雰囲気にやられました。

イメージは、お城から降りてきた王子様が下町で働く貧乏だけど頑張り屋の純朴な青年に運命を感じ、押せ押せに、しかしやんわりと迫って行く。
王子様はお城で義兄弟たちにいやがらせをされ、普段は見えないけれど心に傷をおっていたのです。
そんな王子様の見えない心の傷を癒してくれたのが青年でした、という感じです。

上流階級に住まう攻のクリストフですが、愛情のゴリ押しや強引に事を運ぶというのはなく、スマ…

3

甘い恋の旋律 小説

桂生青依  亜樹良のりかず 

バイオリニストによって勇気をもらう受けと、少年によってまっとうに生きる道を教わったバイオリニスト

華族の家柄で外見も頭脳も秀でた父を持ち、その期待にこたえられないことが怖くてコンプレックスになっているおぼこい16歳の少年。
国内派閥がいやで海外に飛び出したものの、人種や身分の差別を受け詐欺師まがいの男とつるみパトロンを数多く持ちのしあがっていこうとするバイオリニスト。
この組み合わせでもう展開や結末が見えてしまいました。
いや、見えてもいいのですがこの甘っちょろい受けちゃんに、そのまっす…

1

砂丘のフィアンセ 小説

桂生青依  タカツキノボル 

アラブだけどアラブっぽくない!?

アラブものです。
ジュベイラの王・カミール×高校生・理宇

セレブ階級の通う高校で一般的な家庭に育ったためにお金の節約など考えたり肩身の狭い思いをしていた理宇だが、どうしても教授の授業が受けたくて高校の研修旅行に参加した理宇。
同級生らからの仕打ちは冷たいものだが、憧れの教授は優しくて。
しかも、教授には別の顔があって。
更に、そんな彼から「花嫁」になれと言われて―――。

アラブ…

2

砂丘のフィアンセ 小説

桂生青依  タカツキノボル 

紳士王は…存在自体が既に法律!

これは学者で国王で超ダンディな紳士が、しがない貧乏高校生を見染めるという、
極めて正しく紳士的な、ハーレクインロマンスBLでございます。
ハーレクイン風にいえば「シークもの」ではありますが、こちら極めて紳士的!
アラブ系BLによくありがちな、誘拐・監禁・凌辱・薬・お道具・ハレム…
その他もろもろの危険行為は、いっさいございません(笑)
獣医学の権威で教授…ダンディな国王・カミールは教壇で…

3

砂漠王と純潔の花嫁 小説

桂生青依  御園えりい 

健気受け、砂漠。

文葉は大学を休学して、亡くなった香道の家元であった父親の足跡をたどる旅に出ていた。

多くの国と交流していた父親の縁のある品や、やりとりした手紙を見せて貰い、父の足跡を写真と文字におさめるのが目的だった。
数カ国目の中東の国ズィヤード。前王と親交のあった父親は、王に手紙はもちろんのこと贈り物もしていたらしく、それを見せて貰う為に文葉はこの国へやってきたのでした。
しかし、いざ王宮の中に入れ…

0

紳士と星夜の恋愛浪漫 小説

桂生青依  明神翼 

すれた大人には物足りないw

実業家×高校生のお話です。

星が好きな少年は街の小さなプラネタリウムでバイトしていたところ、経営赤字と土地開発で立ち退きを迫られてしまいます。
そこで開発を手掛ける会社社長と出会い・・・

ティーン向けの作品かな~。
ちょっと夢見がち先行なストーリーなので、単純さが否めない。
先へ行くほどほのぼのとした甘い雰囲気に。

俺様な社長が案外いい人でした。
先が読めてしまうので、意…

0

熱砂の執愛 小説

桂生青依  水貴はすの 

再会砂漠。

砂漠ものに身分差はもはや定番。
留学先で出会った砂漠の国の第二王子アーキルと日本からの留学生・真樹。
損得勘定抜きで、真樹はアーキルと友人になりやがて親友になる。けれど、仲が良くなるにつれ真樹はどんどんとアーキルと一緒にいることが、彼からの男同士の親友としてのスキンシップが辛くなっていってしまう。
何故なら、真樹は同性に惹かれてしまうという性癖をもっていたから。
しかし、まだそれを認めるの…

1

恋の悩みを知る君は 小説

桂生青依  街子マドカ 

ライトSM?

毎日バスで出会う年上の人に一目惚れをしてしまった大学生の大河。
その人、青山を見て近くにいるだけで幸せ……だったハズが、いくつかの手違いと誤解が重なって、大河は青山と寝ることに。
しかも青山には人に言えない特殊な性癖があって……

ライトなSMモノ。やSMってほどでもないのかも。
受がMなだけ攻に加虐の趣味はありません。
彼はどっちかっていうと大型ワンコ。
ワンコが一生懸命鬼畜になろ…

0
PAGE TOP