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3/10(合計:92件)
桑原水菜 東城和実
スズキ27
直江×高耶の2人で富山へ出張の巻。高耶が乗りたいと言っていた車でやってきた直江。海へ連れて行ったり予約してあるレストランへ連れて行ったりと、立場も忘れて浮かれる直江。そんな恥ずかしい男にすっかり懐いている高耶さん17歳。 しかしこの2人の関係がいつまでも優しくあれるはずはなく。直江の仮面がついに剥がれます。自分の何が直江を傷つけているのか分からず悲しむ高耶。 「何でもしてやるよ。言…
『耐えればいい。今までだって耐えてきた。できないはずはない。なのに。』 『なぜ今、こんなにあの人が欲しいのか!』 変態ぽさを醸し出していた直江の気持ちが、忠誠心以上のものだとはっきり明かされる5巻。急変した環境に戸惑い、心痛める高耶を慰める直江。 「自分自身の価値を忘れないでくささい。もし忘れそうになったら、私がいつでも思い出させてあげますから」 記憶がないから優しくあれる2人…
記憶は戻らないまま、《力》を使えるようになってきた高耶。 周囲の人を守るために、もっと力がいる。景虎の記憶が必要なのだろうか。直江が必要としているのは自分ではなく景虎か。景虎の記憶を思い出せば直江は喜んでくれるのか。そうしたら自分はどうなるのか。自分は仰木高耶ではないのか。 優しいけれど時折突き放すような直江の真意が分からず、すがりたいのに甘えられず。揺れる高耶さん17歳。 闘いは容赦なく…
事件を追って、綾子ねーさんと仙台へ向かった高耶。5年前に家を出、再婚した高耶の母が住む仙台。直江の知り合いの住職、国領さんにお世話に。 景虎としての記憶を取り戻したら、自分はどうなるのかという不安。記憶が戻らなければ、次々と巻き起こる事件に対して自分は無力だという焦り。そんな中で少しずつ《力》を引き出していく高耶。 一方、直江は。「30年前の過ち」を思って苦悩。「ぐるぐる直江」の片鱗を少し…
景虎としての記憶が戻らないまま事件に巻き込まれていく高耶さん。自分に寄せられる周囲の期待とプレッシャー。意地を張って生きてきた。けれど直江のぬくもりに触れて弱くなっていく自分。優しさを求めては駄目だ、弱くなっては駄目だと言い聞かせ、自分が自分でなくなるような恐怖と闘い…。そんな高耶さんを、優しく、苦しげな目で見つめる直江。 『ぬくもりが欲しいと思ったとき、脳裏に浮かんだのは直江の心配げな顔だった…
BLというよりは魂の愛、SL。400年連れ添ってきた主従。長編すぎて読み始めるにはハードル高いですが、BL視点で40巻までレビュー頑張ります。 記憶を失っている高耶(たかやさん16)のもとに現れた、直江信綱(なおえ27)。 『あの男に熱を感じる』 いきなり熱を感じてしまう高耶さん。まだちくび触ってないのにです。 自分は上杉景虎なのだと告げられ、戸惑う高耶。証拠はあるのかと直江に詰め寄…
桑原水菜 浜田翔子
涙、涙の最終巻。2人のこれまでと、これからの幸福を想って涙。恐怖と否認と悲しみの涙。感動の涙。そして何より幸せの涙。 ありきたりのハッピーエンドでもなく、慰めをとってつけるような悲しい結末でもなく、読者がそれぞれ自分の中にあるミラージュの世界を自由に拡げていけるような、奇跡のラストでした。どんなに絶望的でもいつも希望の光があったミラージュ。最終巻にもそれがあって、決して終わらない、まだまだこ…
牡丹燈篭
雑誌「Cobalt」2013年9月号付録です。 コバルト文庫の人気作の漫画版やトリビュートイラストを収録したアンソロジーとなっています。私が読んだのは漫画「炎の蜃気楼邂逅編 のうまくさまんだ」と漫画「鬼舞」、トリビュートイラスト「風の王国」です。 【漫画】「炎の蜃気楼まんが邂逅編 のうまくさまんだ」ほたか乱(原作・桑原水菜) ※原作小説は桑原水菜の「炎の蜃気楼邂逅編 真皓き残響」シリーズ…
雑誌「Cobalt」2013年11月号付録です。 コバルト文庫に登場するドSキャラクターにスポットを当てた漫画&紹介イラストを収録しています。とはいっても、掲載されているのはコバルト文庫の人気作または売り出したい新作の登場人物を無理やりドSキャラクターに当てはめたものばかりで、「本当にこの人、ドSと言えるのか」と首をひねってしまうのもありました。 私は基本的にこの類の小冊子は原作小説を知っ…
桑原水菜 高嶋上総
ランプの精
ネタバレ
無駄を極限までそぎ落としたような表現に感服。 読み終わって一番に思ったのがコレです。 内容はもう他のかたが素晴らしくまとめてくださっているので省略。 なんというか、私の好みを計るものさしのような本でした。 少し長めの中編と、少し短めの中編が入っているのですが、どちらも一冊にできそうなくらいのストーリーなんですけど、それがいらない部分を省いて省いて、そして簡潔な文章で読ませてくれる。 …