九號さんのレビュー一覧

幸村殿、艶にて候 7 小説

秋月こお  九號 

それぞれの結末

最終巻です。
前巻で九州から戻ってきたので、これで終わりなのかなぁ?と思っていたのですが、その割には人間関係の諸々が決着ついていないから、終わられちゃうと納得いかないなぁとも思っていたわけです。
続いててよかった。

上田に戻り、次の任務の為に作戦を練る幸村なのですが、父真幸にダメだしをくらうわ、恋しい人には会えないわで、一人やけ酒の日々・・・
一緒に戻ってきた真田組の面々に相談もせず、…

2

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

なんでかな?シニア受けな印象。受けは32歳なんだけどもね。

高潔という意味を、欲のために心を動かさないでいることとすると
『心を動かさない』でいたのは誰だったのかなぁと考えてしまうお話でした。

疎まれていたゴミ屋敷の“ジジイ”と交流を持った真岸兄弟。
“ジジイ”は、泥酔し路上に寝ていたところを車に轢かれてしまうのです。
運転手は、志田。
裁判も行われ法に裁かれはしたのですが真岸兄弟は志田に復讐を誓い
5年後・・・

復讐するべき相手には…

1

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

表紙絵の雰囲気そのままのシリアスストーリー

表紙のほの暗い雰囲気に
手を取るのを躊躇しそうになったこの作品。
その印象の通り
砂原さんにしては暗いトーンが全編通して漂ってる作品でした。

子供の頃に、弟と共に懐いていたゴミ屋敷の「ジジイ」が車に轢かれて死んだ。
真岸はその加害者である税理士の男・志田に復讐する為
彼の事務所でバイトを始めるが
憎んでいたはずの志田の人となりを目の当たりにして
憎しみの代わりに志田への想いを募…

5

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

これはネタバレしたくない

5年前、隣家のゴミ屋敷のジジイが死んだ。
酔いつぶれて、家の前の道路で寝ているところを、車にひき逃げされて。
3日後、出頭してきた男は、公判中も冷たい表情を崩さず、、、

展開の読めない復讐劇。
これ、ホントに、砂原さん?
って、ドキドキしながら読んでいるうちに、
どんどん糖度が上がっていく。
この、糖度の盛り上げ具合が、何とも心地いいです。
エロさの盛り上げ具合も、素敵です。

2

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

復讐劇

 復讐モノ&表紙に惹かれました。表紙が何かを訴えかけているような感じがします。

 「忘れるな、あの約束を―」
 真岸(悟)が子どものとき、裏に住んでいたジジイが亡くなったことで、ひき逃げ犯と思われていた志田への復讐を誓い、5年後(志田が一人で経営する税理士事務所)にバイトとして潜入する。しかし、そこにいたのは法廷で不遜な態度とみられた印象を裏切る、わびしく何も持たない男だった。愛想がなく、…

1

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

いつもと違う空気

不器用な男二人の不器用な愛のお話でした。

五年前のある老人の事故死をきっかけに、憎むものと憎まれるものになった真岸と志田。
老人の死を忘れず、大人になったら復讐するという約束を果たす為に、志田の税理士事務所にアルバイトとしてもぐりこんだ真岸なのですが、イメージしていたのと現実の志田の格差に戸惑います。

自分がよしとする事に関しては労力を惜しまず地道に行動し、たとえ意向が伝わらなくても…

3

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

新刊発売……。

あえて今回はネタバレなしでww
表紙に度肝抜かれました!
だって、砂原さんの作品って、キュンとくる話が多いのですがこれはこれでキュンときたかな?

もう駄目だ、思考回路が停止してしまいそうですww
砂原さんの新刊は待ち望んでいただけに、いつもより早く読み終えてしまえるほどで、でもどことなく心に残る話でした!

あれ?纏まって無いねww

1

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

あらたな境地…!

この表紙、びっくりですよね!ほんとに砂原先生の新刊なのか?って思っちゃいました。今回のお話は表紙のイメージどおり少しズドーンとした…割と重い部分がありました。

五年前、真岸兄弟と仲の良かったお爺さんが事故に遭ったことからお話は動き出します。彼らにとって理不尽な裁判により被告・志田は軽い刑になり、兄弟は復讐を誓うのです。
でもそういった気持ちって、やっぱり時間が解決するものですよね。実際に弟…

3

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

美しいけれど、寂しい花

心にどこか寂しさを抱えた人、ヤンデレがとても読み応えのある砂原さん作品、今回もグイグイとひきこまれました。
読み応えという部分では神に近い萌えです。

子供の頃ちょっとしたきっかけで仲良くなった裏に住むゴミ屋敷のジジイが、車に轢かれて亡くなった。
慕っていた弟と一緒に、絶対復讐してやる!との誓いを守るように5年後、その加害者である男へと接触するのだが、その男には奪うものは何もないほどに寂し…

3

この運命を笑え 小説

李丘那岐  九號 

まごうことなき男前受け

萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
緋賀組若頭・緋賀颯洵×元渡木阪組の跡目だった料理人・渡木阪鋭。
1作目は既読でしたが、それも遠い記憶の状態で読みました。
……あれ?
こんなに面白かったけ??このシリーズ(すいません)と、予想を裏切る楽しさ。(本当すいません)。
1作目を手放してしまったのを大後悔するハメになりました。

前作で無事両思いとなった二人ですが、今回は組内の抗争を絡めて…

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