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kirara
ネタバレ
本編で台無しになった新婚旅行のやり直しです。 最初の旅行で訪れた別荘にやって来て、本編ラストでウィルフレッドが言っていた通りの夜を過ごした2人。←ハルに『(新婚旅行のやり直しで別荘に行ったら)何がしたい?』と訊かれて『一度も服に袖を通さないほどお前を愛したい(!)』と臆面もなく返した旦那様・ウィルフレッド。この台詞で私を身悶えさせてくれましたよ・・・ ちなみに、この夜のウィルフレッドは…
椹野道流 金ひかる
待ちに待った下巻です。これ出るまで1年間、上巻を読まずに待ってました。長かった・・・もしここまで待たされなければ『神』にしたかもしれないというくらい待ちくたびれました。←ホントにちょっとだけ迷いました。 ウィルフレッドが、なかなか青いところを晒してましたね。ハルに浮気を疑われ『信用されていなかったのでは』と引き摺るのを、執事・フライトに『大人げない』と言われ(たのも同然)、憮然とするあたりが…
私、上下巻って基本的にまとめて読みたいんです。いえ、続きものはみんなそうなんですが。 というわけで、これも出たときに買ったものの、下巻が出るまで寝かせておこう・・・と思ったら1年経っちゃったよ!それでも読まずに待った自分は我慢強いのか、ただのアホなのか・・・ というわけで、旦那様・ウィルフレッド(攻)と奥方様・ハル(受)の新婚旅行編です。南の島へと旅立つ2人。行きの豪華船室で『もう…
この作品は、ストーリーとしてはタイトル通り『執事の受難』と『旦那様の秘密』です。もう直球です。でも実際には、執事の受難は『ハル』を巡る事情が根幹にあるんですね。 しかし、旦那様の秘密は・・・意外と言えば意外でしたが、うん確かに『秘密』かもね。言いにくかったのもわかるし。もうホント可愛いよ、旦那様! ハルの出生に関しては、もういわば『お約束』の範疇というか、意外性は求めていないので(…
『作る少年、食う男』の続編ですね。このシリーズ大好きなんですよ。 ハル(受)が16歳まで育った『ネイディーンの家』という孤児院の院長が殺害され、その容疑者としてウィルフレッド(攻)の屋敷の執事・フライトが逮捕されます。 そういうわけで、前作でも無駄なくらいに目立っていた色男の執事・フライトさん(見えないけど40代半ば)が、ある意味メインの一角に躍り出た(?)わけですが、なんと言って…
椹野さんは、このシリーズが初読みだったんですが、最初に読んだ時『翻訳ものの推理小説読んでるみたいだ』と感じました。 あ、悪い意味ではないです。私は一時期、翻訳ものの女性作家の推理小説(有名なシリーズもそれほどでもないのも)を読み漁ってたことがあるので、なんか懐かしいような気がしたんですよね。なんでだろう、文体?でも別に癖もないし・・・ あるいは、英国風(作中は架空の国)の時代ものなのと、…
小林典雅 金ひかる
私はこれ好きです。 確かに、もともとの小林さんの持ち味とも言える、いわゆる『典雅節』を期待したらちょっと物足りないかもしれませんね。 でも、会話(や心の声)が特に『イヤ、やっぱり小林さん』だな~という感じでした。 ただ私は、申し訳ないですが『典雅節』全開にされると、ちょっと濃すぎて鼻につくこともあるので、これくらいの方が楽しめました。正直なところ、花丸文庫の小林さんの作品で、ストレー…
marun
個人的にこの作家さんの醸し出すユーモラスな表現と文章が好きなのですが 今回の作品はパンチには欠けている部類かも知れませんね。 面白くないとは言わないけれど、最高とも言い難いかな。 作者既刊の「なぜあの方に恋したのかと聞かれたら・・・」の雰囲気が 和風で大正ロマン風にしたような作品だったような気がします。 華族の令嬢と瓜二つだったことから、見合いを前に出奔してしまった令嬢の 身代りに…
茶鬼
アクの強いぶっとび展開の典雅節のほうが好きな自分には、それが薄まってるディアプラの文庫は実は今ひとつパンチが弱く感じてしまう。 学生で例えるなら(?)進学校で異彩を放つ成績は中くらいだけど個性が強い生徒、みたいな立ち位置? しかしながら、割とこの作家さんの特徴のスれてない主人公、もしくはすごく庶民的な主人公、という点は笑いを導き出す元になってはいると思います。 今回のお話は、まるで舞台の脚本…
海原透子 金ひかる
はじめはじめ
王道物ですね、はい。よくあるストーリーで御座います。 真星(受)は人と深く付き合う事が苦手。 研究者肌の完璧主義者、そしてお約束の痩身・色白・切れ長の目、高嶺の花のクールビューティー。 鴾田(攻)は、自由奔放・強引・ワイルド・分厚い胸板も逞しい色男。 そして舞台はアート系…(あれ?デジャブ) 序盤から嫌な予感したんですが、先入観は禁物!と最後まで一気読みしました。 美術館でキュレーターと…