金ひかるさんのレビュー一覧

「ノスタルジック」ソネット番外編ペーパー グッズ

島村先生

本編後の二人を見送る島村視点のお話。

島村先生は、仁科と広尾の二人の結びつきを、ちょっとの羨望を込めて。微笑ましい物として見送ったわけだけど、結局の所、この二人が恋人関係になったって事は気付いていたんでしょうかね?
このお話だけでは、気付いてなかったともとれるし、
広尾の方が仁科の前にも同性と付き合った経験があるのを、島村に隠していた風もないから、案外この二人がそういう恋愛関係になってい…

0

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

短編集

短編集と気づかず読んだのですが、
各ストーリーが良いとこ取りのような作品で楽しめました。

ただ、どの作品も作者さんの存在が見えてしまう感がありました。
いいかえると、主役が思考回路が同じで、
どの作品の主人公も同じ人に感じてしまいます。

といっても、それでも、十分楽しめてしまったことは、
きっと月村さんとの相性が良いのかもしれません。
一気に読むというより、徐々に読んでほっこ…

5

コンティニュー? 小説

いつき朔夜  金ひかる 

娘さんを僕に下さい!!

麻生絢人(受け)に似ている娘、みさとちゃんが、とにかく可愛いです!
あうあう~言っていたおむつ時代から、少しずつ成長して喋れるようになって、幼稚園へ行って、小学生へ・・・そりゃ藤堂(攻め)も親バカになるのも無理は無い・・!!
他のレビューの方も言っていましたが、みさとちゃんが彼を連れてきたら大変なことになりそうですね。
とりあえず3人目の父親ファータが、興信所で情報を調べ上げ、一番冷静そうな…

3

手をのばせばそこに 小説

早瀬亮  金ひかる 

ウニのような受けが可愛い。

初・早瀬亮先生。
主人公は「冬」という変わった名の21才。
色白でキレイな顔はハーフの母譲り。
婚外子の冬は小さい時から苛めにあい母からは愛されなかったから、寡黙で他人との関わりが苦手。
祖母に引取られ優しくされても、引掛っている自分。
昼は祖母の駄菓子屋、面倒。夜は男娼、仕方が無い。
そんな冬の所に、神崎という立派な体躯で顔に傷持つ男が引っ越しの挨拶を持ってやって来た・・・

神…

2

寝心地はいかが? 小説

水無月さらら  金ひかる 

波もあるけど、ほぼ穏やかなお話。

水無月さんはそれなりに好きで読んで来ていますが・・・あらすじからして、今回はトンデモじゃないのか!?と思いつつ読みました。その通り、まったく普通のキャラクター・ストーリーでした。そして、いつもの(とりわけ最近の)水無月さんの作風とは違うように感じましたね。

『普通』とはいえ、ただのありがちではなかったです。『トンデモ』じゃないというくらいの意味で。

特に(あとがきで作家さんも言われてま…

4

恋をするということ 小説

凪良ゆう  金ひかる 

恋のお話

凪良さんは好きな作者さんなのですが、
私の中で、作品によって合う合わないの差が大きく、
シリアス気味の作品はどうも苦手です。
今回も、私にとっては、「得意な作品ではないだろうな~」
と分かっていたのですが、表紙の雰囲気に引っ張られて購入しました。

2人の恋へのステップを味わえる作品です。
ちょっかいを出してくる女友達や元彼、元カノに
む~~とギリギリしながらも、楽しんで読めてしま…

2

二本の赤い糸 小説

水原とほる  金ひかる 

純文学めいた語り口が…!萌えないけどねw

積み上げてある3Pモノ本の山をはじから読んでいて、思わず「お?」と目を止めた。
文章に独特の魅力があります。
突き放した視点で、ところどころにマニアックな好奇心をあおる文は
ともすれば純文学的ですらあります。

でも水原先生の食べ物の好みはたぶん自分とは合わない……
バナナペッパーってナンデスカー!?と調べてしまった。
うん、これはちょっと食べてみたい。
だが、ミネストローネにブリ…

4

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

少しずつ読むことをオススメします♪

正月休みに親戚の家へ行った時のお供にしました。
さすがに、満員の江ノ電でエロエロの小説を読むのもどうかと思いましてw
短編の詰め合わせなので、
あまり長時間乗らない電車の中で読むのには最適でした♪

こちらの本は、できれば少しずつ読んでほしいなぁと思います。
キスや、これから何か始まりそうな予感で終わり・・・
そういった短いお話をいっぺんに何話も読むと、
これからがいいところなのに…

7

くちびるに散弾銃 小説

海賀卓子  金ひかる 

こちらの方が好き。

「くちびるに機関銃」のスピンオフです。
津森の同僚・住吉とぶつかって怪我をしてしまった自転車の少年・裕太のお話。
ぶつかってしまったのは津森の方でなんとか裕太の世話をしようとするも遠慮されて。
「迷惑じゃない?」と気にする裕太を説き伏せて、なんとか裕太の面倒を一時的にでも世話する権利を得て。
そうして、裕太と接するうちに芽生える感情があるのだが…。

前回の下町コメディ的なノリから考え…

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くちびるに機関銃 小説

海賀卓子  金ひかる 

下町コメディのような?

これまで読んできた海賀作品とはちょっと雰囲気が違う作品でした。
今まで読んだのってどこかせつなくてちょっと痛いような感じの漂うものが多かったんですが、これはなんていうか下町コメディのような。
全体的な雰囲気が明るいんですよね。
なんせ、BLですから男同士の恋愛模様を描いた作品ではあるのですが、それに関わる人々がもういろいろ茶々を入れる感じというか…。
何もかも筒抜けな感じなのがスゴイです。…

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