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かわい有美子 金ひかる
ふゆき
ネタバレ
ミューオタでもあり特に「オペラ座の怪人」が好きなワタシとしては読まずにはいられませんでした! 作家さんと同じくクリスがファントムを選んでほしい派なので、この物語に気持ちよく酔えました。 時代は大正。この時代背景もなんかそそられます。 ウィーンに留学していた英彬は、東洋人にもかかわらずオペラ歌手としてたいへん期待されていた。だが嫉妬にかられた何者かに放火され半身に火傷を負い日本へ戻る。 …
Hinana
あしながおじさん、マイフェアレディ的なストーリーです。 将来を期待されていたオペラ歌手の攻めが酷い火傷をおってしまい、夢も希望もなくなって排他的になっていたところ、純真無垢な盲目の受けに出会って救われていきます。 カタルシスです。 親子のような関係性だったので、萌えはあまり感じませんでしたが、純粋に良い話でした。 幼い受けが攻めに学ぶことの楽しさや人としての喜びを教えてもらう場面では、思わ…
だん
「人でなしの恋」と少しだけリンクしている作品だそうです 自分は読んでいないので、主人公以外でフルネームでの登場人物だったので あれ?と思っていましたが・・・ 最後の最後でこういうことか!とリンクしている部分に感心です 半身に酷い火傷をおって顔には仮面をしている攻め様と どこぞの外国の血を半分持っている盲目の受け様。 オペラ座の怪人のお話を知らない自分なので、どちらかというと・・…
名倉和希 金ひかる
ペッぺこ
執着攻め大好物で男前受け大好きなのに、全然ダメでした。 攻めは日常生活のスキルが無さすぎ。 勘違いから受けを強姦まがいなことをしちゃうんですけど、ん~、友人に相談したり...、なんか女々しいのかヘタレとも言いたくなくて、途中からもう無理だな、ごめんなさいって思いしかなかったです。 周りに誰かいないと生きていけないのかって言いたくなっちゃう攻めと、受けはそれが本当にやりたいことなのって聞きたく…
ひちわゆか 金ひかる
言葉攻めで玩具もあって、無理矢理だったり、じらされたり。どう考えてもオジサンな梶本にいいようにされて、気付いたら受け様は見た目も洗練されて、最初の目的だった仕事も手に入れられた..ってシンデレラみたいなお話でした。 チョコレート好きで、タバコは吸わない、酒もやらない、動物に優しいまではよかったんですよ。 世界名作劇場の辺りって必要だったんでしょうか。有名アニメ観て泣いたとか、主任やってる人間と…
ひのもとうみ 金ひかる
雀影
これもネタバレということになるのでしょうか、作者様が後書きで書いておられました。 「常々、「包容力攻」を書きたいと思っているが~ただの弱気でふわっとしたダメ男という…」 恋愛経験値どころか、友達すらいなかった充彦は、修平のことを最初は包容力のある、大人の優しい人だと思って少しづつ心を開いていきます。 修平もそんなウブな充彦に特別な興味を惹かれてはいるのですが、充彦の修平に対する気持ちが、…
鳥谷しず 金ひかる
こにしそる
「萌え」と「中立」の間くらいでしょうか。前半は、う~んって感じだったのですが、後半は楽しめました。 大好きな作家さんですが、前半は投稿作だったらしく、どうしても短いだけに芯が入っていないような印象を受けました。 官僚×新米弁護士という組み合わせですが、この攻めキャラの官僚が非常に口が悪く…粗野で下品な口の悪さでなく、理屈の通った冷徹な感じの口の悪さです。 それでどちらかというと気の弱いタ…
maido
どんぴしゃりだと思い込んでしまった自分が一番悪いのですが、 『ひのもとうみ』さんの作品が今まで全部ハズレが無かったもので、 すごく期待値を高くして読みましたところ・・・ ざんねん。もうひとつ足りず。 攻めがぐだぐだ~。 これまでの作品でも『ひのもとうみ』さんの攻めはぼやかし気味で受けへの気持ちがはっきりしないしない感じが多いイメージでした。 この小説の攻めは特にぐだぐだして…
谷崎泉 金ひかる
雲絶間姫
谷崎作品の受けって、なぜか恋愛小説の主人公にしてはお世辞にも恋愛体質とはいえない人が多い。仕事をさせればとても真面目で優秀、家族や仲間、友人なんかもそれなりに大切にしてて、別に薄情というわけでもない。でもその人生において、恋愛の優先順位はとても低い。仕事面で遺憾なく発揮されるすぐれた頭脳も色恋沙汰には切れ味鈍く、他人が自分に向けてくる好意に疎いし、自分自身の相手に対する感情もいまひとつつかめてな…
snowblack
谷崎作品は好んで読んではいるものの、 これはできの悪い「しあわせにできる」みたいで 残念ながらいまひとつだった。 傲岸不遜な金持ちの御曹司で外交官の一之瀬と、 綺麗で有能ながら、何とも運に恵まれない朽木。 高校の同級生だった彼らが同窓会で再会したのだが…… 一巻は恋愛って感じはない。 強姦で始まってとりあえず体はつなぎ、 心も繋がる予感……みたいなところまで。 一之瀬…