金ひかるさんのレビュー一覧

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

また会えて良かったね

罰ゲームから検索しました。
義理の母に虐められたんやろなぁと思いツキンと涙ぐみそうになるものの、ホストというのにあまりピンとこず。けど最後はハッピーでニンマリ。

0

手をのばせばそこに 小説

早瀬亮  金ひかる 

無口無表情を装う受け

1冊すべて表題作です。冬(受け)の視点でストーリーは進みます。

冬は21歳で既にひとりで生き、ひっそりと人生を終えると決め、意図的に無口で無表情を装って暮らしています。そんな中、大吾(攻め)が隣に越してきて…という話です。

序盤で冬がどうしてそのような現状に至ったのかの経緯が説明されているのですが、そこで冬の思考に納得できるかがポイントだと思います。

そこを受け入れられると、大吾…

2

山神様のお嫁さま 小説

久我有加  金ひかる 

山神様と気立ての良い大学生の婚姻譚

久しぶりに亡き祖父母の家のある山を訪れた穂高(受け)は、山の祠で弱っていた大きな狼を助けた。その夜、穂高の元を長身の和服の男が訪ねてくる。お腹がすいているようだったので、食べさせてあげようと米を炊いていたら、目を離した隙に男の頭には獣耳が生えていた。まさか本物だとは思わずいたずら心で触ってみたら、その男・颯(攻め)は狼姿で助けてもらった山神で、耳を触られたからには自分と婚姻を結ばなければならないと…

7

山神様のお嫁さま 小説

久我有加  金ひかる 

ポイントは雀

久我先生の初モフモフ、神様婚ファンタジーです。
定番というか、この頃、特によく見かけるような気がする、神様と婚姻系のお話ですが、さすが久我先生、登場するキャラがみんな善良です。
まず主人公の穂高が先祖や自然を素直に敬えるとってもいい子。
山神様も強い力は持っているけれど、その力におごり高ぶることなく、力があるからこそ公平であろうとする、本当の意味での山の守り神。
山神様の眷属の薫や太郎も善…

4

たった一人の男 小説

水原とほる  金ひかる 

じれったく切ない

1冊ぜんぶ表題作です。暁生(受け)の視点で進んで行きます。

暁生と基弘(攻め)は恋人同士でしたが、会社を独立するにあたり、基弘から別れを切り出されて社長と秘書の関係になります。それから3年、基弘は女性と付き合いそれを暁生はサポートをしていましたが、暁生にも恋人ができ…という話です。

第一章<現在の二人>、第二章<過去における二人>、第三章<未来へ向かう二人>と分かれているので読みやすい…

3

探偵の処女処方箋 書き下ろしペーパー グッズ

お互いの気持ちを確認し合った夜の翌日のお話

このお話の主人公二人の関係性(長年執着)や、受け様(高スペックでピュア)が激しく萌えツボな私です。
お話自体も好きだったので、本編のその後が読めるおまけSSは本当に嬉しいです。
お互いに思い合っていたことが分かった夜の翌日のお話になっています。
しかもちょうど先日読んだ「恋の花ひらくとき」の海棠も登場するという嬉しいサプライズが!!!大伴と海棠は、司法研修所時代の同期と言う設定になっていて、…

0

未成年。 小説

かわい有美子  金ひかる 

甘く切なくちょっぴっり苦い初恋のお話し

かわいさんの学園もの。
高校生が主人公の甘く切なくちょっぴっり苦い初恋のお話です。

空色スピカのシリーズを読んだ時に興味を持ったのですが、1996年に発行された作品の文庫化で古くて合わない気がして手に取りませんでした。
でもなんとなく気になり「いつか読みたい」と心にメモしつつ今回機会があり読むことができました。

パステルカラーの風景の中に明るく人懐こい男の子がいて、泣いたり笑ったり…

5

たった一人の男 小説

水原とほる  金ひかる 

「たった一人」の理由がやや弱いかも

あらすじ:
情報処理会社の社長・基弘(攻め)と秘書の暁生(受け)は、3年前に別れた元恋人同士。
弁護士の佐賀と関係を持つ暁生だが、基弘への想いも捨てられず…。

元は同じ会社の上司と部下で、恋人同士だった二人。
しかし、二人で独立し仕事上のパートナーとなったことを機に、公私混同を避けるため別れてしまいます。
自分から別れを切り出したものの、暁生は基弘にまだ未練が。
弁護士の佐賀と関係…

10

POLLINATION(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

BLかと言われると疑問ですが

裸ん坊3部作のラストを飾るのは、最低人間谷脇と自閉症の少年佑哉。
勝手気ままで冷血漢。傲慢で鼻持ちならない、人として終わってる谷脇が、ちっとも自分の思い通りにいかない佑哉相手に必死になる様は見物でした。

前作で松本が不憫すぎたので、今作の谷脇見てると哀れみよりも先に谷脇ざまぁ(ぷっ)と思っちゃうんですが、読み進めていくと、何だかとてつもなくせつない展開が待ってて大変でした。
もう、なんと…

10

FLOWER(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

痛すぎて中々読み返せない

裸ん坊3部作2作目。
前作でも大概でしたが、今作ではもうフルスロットル。
敷き詰められた地雷をいかに避けながら走破するかというデスレースもかくや、なお話です。
木原作品で嫌いな攻を三人挙げなさいと言われたら、迷わず飛び出す

谷脇、甲斐谷、寛末!!

そんな谷脇が主役の2作目。ムカムカ度は相当です。
人として色々と終わってる男ですが、適当にみつけた松本を酒で潰してレイプし、それだけ…

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