金ひかるさんのレビュー一覧

鍵をかけて抱きしめて 小説

きたざわ尋子  金ひかる 

ファンタジー設定ありの幼馴染もの





表題作+SS「門番の告白」


表題作は受け視点

門を境に異世界か異なる宇宙かはわからないが違う世界<向こう>と<こっち>が繋がっているという世界線。
その門を中心に作られたアルカスシティはショッピングモールやアミューズメントパークなどの複合商業施設で、<向こう>の人たちが観光やショッピングにやってきます。
門は税関のような役割を果たす場所で、門番が認めた者の…

1

こんこんキツネのお嫁入り 小説

安曇ひかる  金ひかる 

純粋無垢な受けの可愛さに悶絶


狐の妖と人間とのハーフである温(受け)はある嵐の日、山で道に迷っているところを一人の男性に助けられます。家に帰ってから、大切なお守り石・ちろり玉を無くしてしまったことに気が付きます。ちろり玉は温の狐耳尻尾を隠してくれる大切なお守り石です。捜し回っていると、山の麓の古い大きな家で助けてくれた男性・瀬之上紳太郎(攻め)を見つけるのです。ところが、紳太郎は温を助けたときに足をねんざしてしまっていたら…

1

深窓の王子の秘密 小説

  金ひかる 

思いやりが人を強くする

特殊能力っぽいことがあらすじにあったので購入。読みやすく、甘さもほどほどで読後感が爽やかです。BLまだあんまり読んでない というフレッシュなお姐様方にもオススメしやすいのではと感じました。人の気持ちを思いやる優しいお話の本編220P弱+先生のあとがきです。

お話は、ワンルームマンションで一人暮らしをする青葉が、子供の頃の怖い情景を夢に見てはっと目覚めるシーンから。7歳頃の体験がきっかけなのか、人…

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探偵の処女処方箋 小説

鳥谷しず  金ひかる 

不器用ですから(笑)

電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきあり。

あとがきまで読んで「ああ、スピンオフだったのね」と気づく始末。そちらは未読ですが、充分楽しめました。また、私が鳥谷さんに填ってしまったきっかけの『契約に咲く花は』の攻め様、三藤が入っていたサークル月虹会(別名『バカボンクラブ』)が冒頭にチラッと出て来て、なんか嬉しかったりして。変人の倉庫みたいなので時折使って欲しいですね、バカボンクラブ。

西田…

1

最高の恋人の見つけ方 小説

高岡ミズミ  金ひかる 

村おこし!?

作家さん買い。

今回は登場人物の背景に謎があり、美形4人共それぞれ気になるキャラです。
攻めのデイヴィッドと童貞で年上受けの理一、可愛くて癖のある双子、王子様キャラなローラン。

過疎地の村おこしの一環で海外からの移住者を受け入れるためのお試し移住の至れり尽くせり感や証人保護プログラムについて等細かい部分はフィクションとして受け入れて、ノンケの受が攻に惹かれていく様を楽しむ感じかな~。…

0

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

じんわり穏やかに萌え~

安西リカさんの最新作がよかったのでこちらを再読。
正直ストーリーがさっぱり思い出せなかったのですが、読了後もあまり大きな筋はなかった気がしています。簡単に言うと芸能界絡みのお話で、ちょっとすれ違ってハッピーエンドの歳の差モノ。それでも全然退屈せずに読めたのは、細かなエピソードの一つ一つに萌えが散りばめられているから。

直接出逢う前からふたりで何可愛いことやってんだ!と言いたくなるような行動…

2

化け猫たちの節約弁当「化け猫さまと恋の花道」番外編 グッズ

おこげも九曜も大好きなものは

本品は『化け猫さまと恋の花道』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、3人が宝玉探しで向かった
東北の温泉地でのお話です。

4月中旬
3人は奥州街道を進み
満開の桜を眺めていました。

行商しながら商人宿に泊まって旅し
九曜が2つ目の宝珠探しを始めた
東北の温泉地で腰を据える事になります。

賑やかな温泉街に宿泊して3日目、
九曜は夜明けとと…

1

化け猫さまと恋の花道 小説

鴇六連  金ひかる 

可愛い仔猫を助けたはずが

今回は倒した大化け猫の呪いを受けた異界人と
豪商の妾腹で生まれた青年のお話です。

妖猫の砕かれた宝玉の一つ目を見つけるまでと
攻様視点で本編の幕間的SSを収録。

受様は横濱の豪商の三男ですが
当時若旦那だった父親が
女中に手を付けてできた子で
継母ばかりか父にも疎まれて育ちます。

それでも優しい祖母には愛されて育ち
祖母と父亡き後は若旦那の義兄が営む
駒菊屋で働き始…

3

化け猫さまと恋の花道 小説

鴇六連  金ひかる 

雰囲気たっぷりの大正浪漫譚

大正時代の横濱を舞台とした和風ファンタジーになります。
鴇先生らしい、妖とごくごく普通の青年の恋愛譚。
大正浪漫を感じさせる雰囲気たっぷりの文章が、どこかノスタルジックで作品をより魅力的に感じさせてくれました。


内容です。
出自ゆえに冷遇される、豪商・御池家の三男坊・弥紘。
一人暮らす祖母から譲り受けた家に、黒猫が迷い込んで来ます。
迷い込んで来た黒猫に「おこげ」と名付け面倒を…

6

こんこんキツネのお嫁入り 小説

安曇ひかる  金ひかる 

一生懸命で可愛い温

読み始めた時は、純粋無垢が故に失敗ばかりで何もできないアホの子なんじゃないかと少し心配しましたが、そんな事なかったです。
半妖なので山で生活をしているが、街へ出てバイトをしていて人間としての生活もしています。ただ、山育ちの為、センセイというイヌワシの姿をした妖が育ての親代わりです。その先生が人間の世界の知識も教えてくれていました。
人間の生活(社会)に馴染めていないという訳では無く、知識の吸収…

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