金ひかるさんのレビュー一覧

ruin -緑の日々- 小説

六青みつみ  金ひかる 

六青さんの暖かいお話・・・

今回の作品は痛くもなく終始切なくて、なのにほのぼのと暖かいお話でした。
前半はガルドランの心情が切なくて、後半はカレスの心情が切なく・・両方の心情の描写がとっても良かったと思います・・・でも・・何故か?泣けなかった・・・なんでだろう?・・すっごくいいお話なのに・・やっぱり六青さんの本は痛くないと泣けないのか?・・というよりも、切ないけれどそこに二人がお互いを思いやっている愛がとてもよく解るから…

2

Easyな微熱 小説

火崎勇  金ひかる 

出会いは冷たい海

何していいのかわからない大学生が、冬の海に入っていく。
ただ、なんとなく生きている。自殺したいわけではなく・・・伊佐。
海に入っていく男を引き上げた朝比奈陸。
二人が次に会ったら、約束してわかれる。

二人が同じ大学に通っていて、朝比奈は伊佐にいれいろ感じてほしくいろいろ教えていく。

0

仕切り直しの初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

いつもの作家さんの良さの切なさが感じられなかった・・・

前作の「三十二番目~」のスピンオフです。前作のカップル他、あの信田がパワーアップして、出て来てます。ホント前回よりかなり・・悪人でかなり壊れてますね・・・

私の感想的にはどうしても前回と比べていまうんですが・・
内容は展開も結構速くて、引き込まれますが・・・そんなに?切なくないです・・否ぜんぜん・・切なくない・・
椎崎さんらしい内容なんですが・・きっと受けの性格もあると思うんですが…

1

ナルシストの憂鬱 小説

西江彩夏  金ひかる 

なんじゃあこの攻め、可愛いやんけーー!

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
鼻持ちならない横暴ナルシストの隣人・山田×山田に振り回される人の良いゲイ・藤中の、生真面目すぎる恋。
基本的には普段ストーリー重視なんですが、たまーに出会うキャラ萌え本。今回の萌えちゃったDE賞はこちらの攻めさま。
美形なのに残念な性格と実は超純情というギャップにときめきトュナイトでした。(古…)

一見、俺様でとっても横暴な嫌みなナルシスト山田。

4

ruin -緑の日々- 小説

六青みつみ  金ひかる 

かわいい

ruin-傷-の続編です。
前作で精神の均衡を崩し、公爵ガルドランに引き取られたカレスのその後のお話です。
ネタバレ↓↓




公爵の領地にて療養生活を送るカレスは1日の大半を寝て過ごしていましたが、時が経つにつれ人格を取り戻していきます。

ガルドランの忍耐とか包容力とかいろいろ試されます。
微笑ましい場面もいっぱいありますがやっぱりそこは六青さんです、痛い所もやっぱりあって…カレスが元のよう…

4

三十二番目の初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

ろくでなしホイホイ

やっぱり椎崎さん好きだ!!
丁寧な感情描写で描かれる人たちは生き生きしていて、決してパーフェクトじゃない。
だからこそ読んでいて共感できるし切なくなる。
ロクデナシホイホイで不幸体質の主人公、想が不器用だけど優しい梶山に惹かれていく気持ちがすごくよくわかるのです。
対比として描かれる元彼のサイテーっぷりがまたすさまじいのですが。
勝手に家から追い出しといて愛人にしてやるとか、骨折してるっ…

2

ノスタルジック・ラヴ 小説

ふゆの仁子  金ひかる 

夏から春への、短編連作

(多分新潟の)山村の夏祭りから始まる、短編連作。
それぞれのお話は全く独立しているようで、登場人物が少しづつリンクしています。
「なつまつり」
祖父江一哉は大学4年、就職も決まって、6年ぶりに祖母のいる田舎の家へ遊びに来ます。
そこで待っていたのは、子供の頃、夏休みなどに祖母の家に来るたびに一緒に遊んでいた、4歳年下の吉本茂人で。
一哉は茂人の事を全く忘れていましたが、茂人はずっと一哉を…

1

ムーンライト 小説

剛しいら  金ひかる 

設定がケータイショーセツみたいで…

月明かりの下、浜辺に倒れているのを見つけた美青年は、記憶を失っていて、さらに心臓病。
ようやく素性がわかったら、母親が他殺体で見つかったと、、、、
ここまででも充分てんこ盛りな設定で、さらに
この美青年を見つけたのが、大学病院で医師になりたての男。

これでもかのケータイショーセツ風設定、さすがに剛先生、文章は読みごたえあるし、読みやすいし、まあ、悪くはないです。
一樹の彼女としてちゃ…

0

征服者は貴公子に跪く 小説

いつき朔夜  金ひかる 

王子様ってオプション?

「私はこの城をあなたも込みで買ったのですよ」
このセリフで、私はすっかり借金のカタに取られちゃって、速攻カラダの関係に持って行かれ、あれこれやられちゃうんだ! って思いこんだんですが、あれ? このお話の作者さんはいつきさんだよ。そんなお話書く??
あれこれ考えながら読んでいったら、なぁ~んだ、違ったよ。自分の腐った考え方に大笑いしちゃいました。
でも、お話は面白くてサクサク読んじゃいました。…

1

アンラッキー 小説

日夏塔子  金ひかる 

寸止めかい!

続編は…出てなーい!
読み終えて真っ先に確認したのが続編の有無だったのですが、出てなかったことに涙涙です。
続編を確認してしまうというのは面白かったということなのですが、この消化不良さは脳内補完で間に合わせするしかないかなァ。

ヤンチャで元気で友達も多くて可愛い受け。
ある日受けは、愛想のない怖い一匹狼な同級生の顔に怪我をさせてしまう。
怖くてたまらないんだけど、受けは彼のことが気になって仕方な…

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