金ひかるさんのレビュー一覧

ナルシストの憂鬱 小説

西江彩夏  金ひかる 

なんじゃあこの攻め、可愛いやんけーー!

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
鼻持ちならない横暴ナルシストの隣人・山田×山田に振り回される人の良いゲイ・藤中の、生真面目すぎる恋。
基本的には普段ストーリー重視なんですが、たまーに出会うキャラ萌え本。今回の萌えちゃったDE賞はこちらの攻めさま。
美形なのに残念な性格と実は超純情というギャップにときめきトュナイトでした。(古…)

一見、俺様でとっても横暴な嫌みなナルシスト山田。

4

ruin -緑の日々- 小説

六青みつみ  金ひかる 

かわいい

ruin-傷-の続編です。
前作で精神の均衡を崩し、公爵ガルドランに引き取られたカレスのその後のお話です。
ネタバレ↓↓




公爵の領地にて療養生活を送るカレスは1日の大半を寝て過ごしていましたが、時が経つにつれ人格を取り戻していきます。

ガルドランの忍耐とか包容力とかいろいろ試されます。
微笑ましい場面もいっぱいありますがやっぱりそこは六青さんです、痛い所もやっぱりあって…カレスが元のよう…

4

三十二番目の初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

ろくでなしホイホイ

やっぱり椎崎さん好きだ!!
丁寧な感情描写で描かれる人たちは生き生きしていて、決してパーフェクトじゃない。
だからこそ読んでいて共感できるし切なくなる。
ロクデナシホイホイで不幸体質の主人公、想が不器用だけど優しい梶山に惹かれていく気持ちがすごくよくわかるのです。
対比として描かれる元彼のサイテーっぷりがまたすさまじいのですが。
勝手に家から追い出しといて愛人にしてやるとか、骨折してるっ…

2

ノスタルジック・ラヴ 小説

ふゆの仁子  金ひかる 

夏から春への、短編連作

(多分新潟の)山村の夏祭りから始まる、短編連作。
それぞれのお話は全く独立しているようで、登場人物が少しづつリンクしています。
「なつまつり」
祖父江一哉は大学4年、就職も決まって、6年ぶりに祖母のいる田舎の家へ遊びに来ます。
そこで待っていたのは、子供の頃、夏休みなどに祖母の家に来るたびに一緒に遊んでいた、4歳年下の吉本茂人で。
一哉は茂人の事を全く忘れていましたが、茂人はずっと一哉を…

1

ムーンライト 小説

剛しいら  金ひかる 

設定がケータイショーセツみたいで…

月明かりの下、浜辺に倒れているのを見つけた美青年は、記憶を失っていて、さらに心臓病。
ようやく素性がわかったら、母親が他殺体で見つかったと、、、、
ここまででも充分てんこ盛りな設定で、さらに
この美青年を見つけたのが、大学病院で医師になりたての男。

これでもかのケータイショーセツ風設定、さすがに剛先生、文章は読みごたえあるし、読みやすいし、まあ、悪くはないです。
一樹の彼女としてちゃ…

0

征服者は貴公子に跪く 小説

いつき朔夜  金ひかる 

王子様ってオプション?

「私はこの城をあなたも込みで買ったのですよ」
このセリフで、私はすっかり借金のカタに取られちゃって、速攻カラダの関係に持って行かれ、あれこれやられちゃうんだ! って思いこんだんですが、あれ? このお話の作者さんはいつきさんだよ。そんなお話書く??
あれこれ考えながら読んでいったら、なぁ~んだ、違ったよ。自分の腐った考え方に大笑いしちゃいました。
でも、お話は面白くてサクサク読んじゃいました。…

1

アンラッキー 小説

日夏塔子  金ひかる 

寸止めかい!

続編は…出てなーい!
読み終えて真っ先に確認したのが続編の有無だったのですが、出てなかったことに涙涙です。
続編を確認してしまうというのは面白かったということなのですが、この消化不良さは脳内補完で間に合わせするしかないかなァ。

ヤンチャで元気で友達も多くて可愛い受け。
ある日受けは、愛想のない怖い一匹狼な同級生の顔に怪我をさせてしまう。
怖くてたまらないんだけど、受けは彼のことが気になって仕方な…

1

ディープブリージング―深呼吸 小説

神谷凪  金ひかる 

名作青春BL小説

取り立てて派手な設定もありませんが、まだ幼い二人の心が近づき、重なり合い、すれ違っていくさまを丁寧に描いている作品です。作者の神谷凪先生=榊花月先生なのですが、こんな引き出しもあったのね~、と思わせられます。

主人公は勉強だけがとりえのおとなしい高校3年生・佑季です。家に遊びに来ていた中学2年生の弟の友達の一人、オレンジのスニーカーの持ち主の凛と出会うことで、佑季の受験生の夏は少しずつ変わり…

5

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

続編から先に読んだので、、

うっかり「真夜中に降る光 」を先に読んでいて(聞いて)しまって、気にはなってたけど、ずっと積んであったのをようやく読んだ。

「真夜中~」も結構可哀想な話だったけど、こっちも相当、可哀想。
自分の思いこみに、雁字搦めになってるかわいそうな子・一葉が、愛されているうちに、相手の黒石の愛と一緒に、自分自身も受け入れられるようになるの話だった。
黒石にしても、一葉という愛情を注げる相手を得て、よ…

1

チョコレートのように 小説

ひちわゆか  金ひかる 

言葉攻め最高

 梶本の正体はそうなんだろうなーと、先は読めましたが、それでも十分楽しめました。
 実生活ではオレ様な男は嫌いですが(大抵わがままなだけだったりするし)、BLではなんでこんなに好きなんだろう~というくらい、いいですよね!

 やっぱり、フェロモンでている男は最高です! そんな男に、翻弄されるちゃんと男な受けもいいですよね~~~。

 初読みの作家さんでしたが、とても読みやすくて他の作品も…

2
PAGE TOP