金ひかるさんのレビュー一覧

草の螺旋 小説

神奈木智  金ひかる 

金ひかるさんの挿絵にひかれて

90年代のBL小説って結構な率で挿絵が古ッというか正直下手!って感じる作品もあったりするのですが、そんな中で古さを感じさせない挿絵作家さんの1人が金ひかるさんなのですね。
そしてこれもたまたまなんでしょうけど、金ひかるさん挿絵だと個人的には当り率が多いので選ぶ基準の一つになってます。

行範はふと訪れた昔自分が住んでいた家を訪れます、既に廃家となっている家なのに何故か庭だけが昔と変わらず奇麗…

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夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

長い別れのあとさきに

よくあんなんでNo,1ホストになれるもんだな~と友達にメールしたら
「世の中そんなもんよ」と諭されてしまいました。もこデス。
今回はホストもの。

ちいさいころから顔がコンプレックスだった受。
せっかく入った会社ではリストラにあい、顔のコンプレックスがもとで人の顔がまともに直視できずうつむいてしまう。だから再就職もままならず。
そんなおり、突然の事故で顔をまったく変えてしまうほどの大手…

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月よ笑ってくれ 月も星もない2 小説

久我有加  金ひかる 

好きだから、好きだからこそ

「月」シリーズ第2弾。

売れっ子になりつつあるハルくんと秀永くんのお話。

相変わらず謙虚で仕事に一生懸命な二人です。
努力は報われますが、そのせいでグルグルしはじめます。
結局二人ともいい奴だから。

また相川くんと土屋くんが先輩芸人としていて。もう40近いって書かれててびっくり!
でも、ハルくんと秀永くんが29って話だから当たり前か。

『モダンモーション』と『アジター…

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月も星もない 小説

久我有加  金ひかる 

ひきつづき、美味しく読み読み

『何でやねん!』の後に読みました。
またもや関西弁で漫才コンビ。頭の中をグールグル言葉がまわります。

今回は城坂温(はる)くんと、秀永元継くんのお話。
すいません、こっちのほうがお話的に好き。
ハルくんのけなげさと、秀永くんの男前さがすごくアタシ好みなの。
一個のケーキ、一本のビール。
なにか二人を象徴していて素敵です。

出会いと言うか始まりが始まりだから、ハルくんが躊躇する…

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スリーピング・クール・ビューティ 小説

鳥谷しず  金ひかる 

結構現実的なのに、フワフワしている感じがしました。

おまけで萌評価。
帯に「超実力派がおくるデビュー文庫!!」とあったのと、カバーの悠莉くんが色っぽかったのと、あとがきに「そうだ、赤毛の恥毛弄りを書こう」とあったので読むことにしました。

公安(灰音さん)と新米弁護士(悠莉くん)が主人公ですが、離婚協議であったり、不審者尋問であったり、彼らのお仕事絡みではなかなか面白い展開だったのですが、私としては悠莉くんが灰音さんを好きになっちゃった理由が…

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スリーピング・クール・ビューティ 小説

鳥谷しず  金ひかる 

超スゴイ破れ鍋に綴じ蓋ww

この本が作者さんのデビュー作になるそうです。
キャラがとんでもなくて、ウヒ~!ひえ~!と憤ったりしながら、それでも充分に楽しませていただきました。
とっても面白かったんです。

悠莉は新米の弁護士なんですが、フランス人のクオーターで赤毛(ちなみにあそこも赤毛ww)、ちょっと頼りない感じがするんですが、父親が借金の保証人になったばかりに苦労した過去があり、頑張って現役で試験に合格して弁護士に…

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ディープブリージング―深呼吸 小説

神谷凪  金ひかる 

表紙に魅かれて

金ひかるさんの表紙に魅かれて手に取りました。
高校3年の佑季[受]と弟の友人で中学2年の凛[攻]の話で、派手さはないものの淡々と2人の関係をえがいて行きます。
2人がちゃんと話したのは、公園でおでん食べてた凛が佑季に声をかけてから。
凛のおでんを2人は分け合って食べます、彼曰くおでんの卵に命掛けてるので卵以外の全ての具をいちいち律儀に半分に分けてくれるんですがそれを食べている内に佑季はふっと…

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捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

年下を誘惑!

やっぱり、出たかというのが第一印象、
だって、以前の作品で、登場していた、編集者の、沖屋が主役。

なんだか、とてもインパクトがあって、今度この人お話ができる、
そう思わせていたから、嬉しかったです。

でも内容は、ちょっと複雑、若い水梨は沖屋に降り回されぱなし、
セフレから始まり、本当の恋になるまで、かたくなな沖屋の、

気持ちをほぐして、水梨がんばった、偉い!

後編の話…

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犬と小説家と妄想癖 小説

高遠琉加  金ひかる 

じらされて、本気になって!

まじめな数学教師の、鮎川が、親友のエロ小説か不破の、口頭筆記をするところから、お話が始まる。

そうなるいきさつは、階段でこけかけていた、鮎川を不破が助けようとして、自分が腕を骨折してしまい、パソコンに小説の打ち込みができなくて、

鮎川が代わりに、打ち込むしかし、内容が内容だけに、鮎川はパニック。

そんな二人は、以前、不和から好きだと告白され、
受け付けれず、親友でいることを選ん…

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教えてよ 小説

桜木知沙子  金ひかる 

青い感情

 どうして、この作者さんはこんなに、青い感情をうまく書けるんだろう……?
 というよりか、この作者さん、大学を卒業してちょっと上くらいの年齢の人の葛藤を書くのが、すっごく上手ですよね。

 今回は、利仁の葛藤。
 今まで、適当に要領よく赤点ギリギリで、試験を乗り越えてきた、利仁だったけれど、ついに口腔外科の試験に躓いてしまう。
「永野はゲイだ」と友人から聞かされて、悲壮な覚悟で講師室に向…

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