芹生はるかさんのレビュー一覧

スティール・マイ・ハート 小説

芹生はるか  石田育絵 

ながい話なのに出だしから波瀾万丈

作品がかなり前のものなので、当時読んだときよりも古い感じがするのは仕方ないのかも知れません。最近はなんというか、こういう雰囲気のものがないのでいつまでも手放せないかなぁとも思います。

俳優同士の恋。
しかもカッコイイ攻めなのに、なぜかずっと片思い状態。
最初は確かにウザがられていたのですが、その理由は受けのトラウマにあり(このへんはありがち)しかも途中からかなり好きになっているのに頑なに…

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この夜が明けさえすれば 小説

芹生はるか 

心の闇はわからぬもの

BLに限らず、恋愛ものを読んでいてたまに思うこと。
「なんでこんな奴好きになったんだ?」
一見ご都合主義かと思うけれど、よ~~く考えると現実もそんなもの。
たとえば自分でわからなくとも、友人辺りを見回すと「なんでそんなのと付き合ってるのよ」しかも「なんでそんなことで悩んでるのよ」それならいっそ「別れなさいよ!」と苛つくことも多々ある。
けれどそう言ったからと言って解決するならこの世に恋愛の…

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メイク・ラブ 小説

芹生はるか  円陣闇丸 

涙腺崩壊

あらすじ
崩壊した家庭で孤独をかかえて生きる高校生、千尋…。恋人の死以来、かたくなに心を閉ざす外科医、諒一…。一夜限りの相手を求めるための街で出会った二人は、互いにプライベートを明かさぬ約束で、4ヶ月間だけの恋人契約を結んだ…。偽りの関係だとわかっていても、ぬくもりを知ってしまった千尋は次第に諒一にのめり込まずにはいられず…そんなある日、思いがけない事件が起き、二人の関係は一変する…。胸かき毟ら…

9

君の愛は僕の罪 小説

芹生はるか  石田育絵 

「あらすじ」ほどドロドロしてません

久しぶりの芹生氏の新作。ここのところどうしちゃったのかな?と思っていましたが、復活して下さって嬉しいです。

さて内容ですが、建築士・崇がずーっと片思いをしていた設計事務所の所長・桧山修一の息子・桂一と最終的には結ばれるっていうお話。
崇がとてつもないヘタレなので、片思いを告白することなく修一は事故死。残された妻と息子を守りたいが為に、実家を勘当されてまで桧山家へ婿入り。薄幸な妻は間もなく病…

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