奥田枠さんのレビュー一覧

午前2時まで君のもの(上) コミック

奥田枠 

結婚が地雷でもぜひ!

奥田枠先生は独特な設定や暗さ・苦しさのある作品を描かれていると思います。
綺麗な絵柄からドロドロした気持ちの表現があり、残酷さの中に美しさと切なさがあります。
今作は受けが結婚するので地雷だと感じる人もいるかもしれません。

21歳までの記憶しかないなく、寝たら記憶がリセットしてしまう脳の障害があるせいで、受けのミチは攻めの恭一に片想いをしたまま。
両想いなのに、身体の関係もあるのに、互…

7

午前2時まで君のもの(上) コミック

奥田枠 

2021年ラストに選んでよかった

とてもとてもよかったです!12月は大好きな作家さまの作品がたくさん出たので色んなの読みましたが、もう!ほんとたまらん!買ってよかった!!って思ってます。

とても切ない設定です。
受けが記憶障害を持っていて、大好きな親友と身体の関係はあるけど、いつまでも片思いしていると思っています。
眠ってしまうとそれまでの記憶がすべてリセットされてしまうから…
それをすべて知っていて受け入れている攻め…

3

午前2時まで君のもの(下) コミック

奥田枠 

何度繰り返してきたんだろう。

記憶障害の残ってしまった受けは8年もの間時間が進んでないまま
毎日毎日タイムスリップしてるような感覚で覚えてない約束、1日の出来事、自分気持ちetc…普通耐えられないですよ。さぞ辛い思いをしてることでしょう。その辛い思いも忘れてしまう。これが一生ですよ酷いですよ。
本人も辛いけど、恭一がとってもとっても一途で可哀想。でも恭一と会ってるときだけミチは21歳に戻れる。会う時間が終われば29歳のミチ…

9

午前2時まで君のもの(上) コミック

奥田枠 

すでに辛い

素直に面白いです
記憶喪失系って結構辻褄合わないこととかあるんですけど設定がちゃんとしてて納得のいく内容
先が読めない展開なので楽しめます。

嫁を含む三角関係。受け結婚しちゃってます…地雷の方は注意ですけど、好き合っての結婚じゃないので私的には許せました。
みんな可哀想だし、誰が悪いとかがないからこそ、みんなの気持ちを考えると辛い。のだけれど、どーしても恭一が一番可哀想ですでに泣きそう…

2

午前2時まで君のもの(下) コミック

奥田枠 

一日一日が宝物

記憶を失くして繰り返していくお話は、これまで映画で観たり小説で読んだりしました。
独特の世界観が魅力的な奥田先生が描かれている今作は、ようやく辿り着いたハッピーエンドの中にほんの少しだけ残る残酷さ、歪さが印象に残る作品でした。



過ごした時間に自分がしてきた事、考えた事を積み重ねていく事ができないということは、他人はおろか自分自身すら信じられない事と同義だと思います。
そんな不安の…

11

午前2時まで君のもの(下) コミック

奥田枠 

切なすぎて泣いた、、

お久しぶりの奥田枠先生の新刊ですね。
これは大ヒットでした。
発売日にメイトで購入
上下巻での感想です。
もうね切なさの嵐でしたね、、
装丁も美しい上下巻で
楽しみにしてた作家買いですので
どちらが左右かもわからず購入決定と思っていましたがもうタイトルからもわかるように
ずっと切なくて苦しくてなんでやねんで
久しぶりに鼻水すすり泣きながら読むBL作品でした。
美人の方が攻め

11

午前2時まで君のもの(下) コミック

奥田枠 

タイトルの上書きが秀逸

ミチは灯の気持ちと恭一のこと、どちらとの過去も引き受けたかったけど、難しいだろうと私は思っていて。
残酷だけど。記憶、関係性の両面で。

ミチは一旦灯を大事にすると決めたところから、結局離婚するまでの経緯が自然で納得のいく流れでした。

ミチは毎朝、灯のことは忘れているけど、恭一のことは覚えているもんね。

記憶障害になってからのことは覚えていないけど、恭一とのことを記録しておけば、…

12

午前2時まで君のもの(上) コミック

奥田枠 

タイトルの意味が切ない

奥田先生初読みです。
表紙とタイトルに惹かれたのと、上下巻モノが好きなので、事前情報入れず読みました。

ミチと恭一の「酔っていた」で始まる行為は何度も繰り返されているんでしょうね。

ミチは忘れてしまい毎回初めてでも。
恭一は知っていて慣れている。

毎日の記憶を忘れてしまうミチ。
自分だけ置いていかれる不安があるのはわかる。

でもミチを思う恭一も切ない。交わした言葉や気…

5

午前2時まで君のもの(下) コミック

奥田枠 

切なさと萌えが詰まってる

『午前2時まで君のもの』の上巻と同日発売になった下巻。続きものなので上巻が未読だと理解できません。上巻から読まれることをお勧めします。

さて。
上巻の表紙はミチで、視点もミチのそれで進むストーリー展開でしたが、下巻の表紙は恭一。そして、視点も恭一視点になります。上下巻、二人それぞれの視点で読むことで二人の感情の機微が見える造りになっています。

中学の時に自分に声をかけてくれたミチ。

15

午前2時まで君のもの(上) コミック

奥田枠 

個人的地雷がバックボーンの作品ではあるけれど。

作家買い。
奥田さん作品はほぼ読んでいると思いますが、めちゃめちゃドツボに突き刺さる1冊でした。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公はミチ。
中学の時からの友人・恭一のことが好きで、好きで。ずっと忘れられなかった。21歳の今まで、清らかな友人関係を結んできたけれど、酔った勢いで、一度でいい、と言って迫り関係を持った。29歳の恭一は手馴れていて、優しく大切に抱…

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