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22/22(合計:216件)
京山あつき
葡萄瓜
一冊かけても体の関係の最後まで行かない BL作品と言うのは中々に珍しいです。 で、そう言う展開をしてるこの一冊は不完全 燃焼な作品かと言うと実はそうではありません。 物語の先では相当燃えているのでしょう。 恐らく灰になっても相当熱くなっているに相違 ありません。 そう言う寸前の美味しさがぎっしり詰まっています。
若いからこそ体で会話してしまえば却って楽だろうに、 攻は受を思いやって敢えて自分の歩みを一歩退ける。 二人にとって性行為は切羽詰った気持ちの代弁であり、 だからこそ余りに真っ直ぐ気持ちが伝わり過ぎて逆に 擦れ違いそうになってしまう部分もあるのだろう。 好きだからこそ、真っ直ぐに好きだからこそ戸惑う。 恋になれていても、不慣れでも。
もこ
大まかな話としましては、箱入り息子のたまき君。これまでは寮に通ってたんですが、その寮に行きたくないとごねるんですね。で、でても両親は違う場所にいるのでどうしようと言う話なんです。両親は転校して帰って来いといってるんですが、転校したくないから寮生だったわけですよ。 んで、寮をでて何処に行くの!?と言う話になった時に、わりと近所に住んでいた従兄・良憲の家が候補に上がったわけです。たまきはお坊ちゃんな…
高坂ミキ
ミリオンの時の「聞こえない声」のイメージと最初の出だしの雰囲気で、ライバルに負けたくなくてテニスをすんごい頑張って公私ともどもライバルみたいになる、ちょっとシリアステイストのスポコン漫画的なものを想像して読んだのですが思ったものと全く違っていて笑えました(笑) 面白かったけど、正直言ってなんて書いていいかわからん……と言うのが嘘いつわりの無い気持ちです…みたいな? 子供の頃テニス留学…
以前からすっごく気になっていて、中々買うことができずにいた漫画やっと買いました。 野球部の先輩と後輩の話しです。 いつも部活終わってからも遅くまで残ってボールを磨いている真面目が取り得の引田。そんな引田の事が気になって仕方ない今井はいつも何をするでもないのに引田を構ってばかりいるんですね。 緊張すると人を睨みつけるような癖があることとか、本当はいろっぽいんだってこととかそれを知ってい…
かおる
ファーストレビューをされた高坂さん言うように、京山さんの絵はスマートじゃないですよね。でもその絵と引田くんのような顔をした存在(スミマセン)、そして作品が受け入れたこと自体が、BLの懐をさらに深めたような気がします。 京山BLは、ほのぼのというか、ノスタルジックというか、心の奥底に眠っている感情を、掘り起こしてくるのがうまいです! 2人の恋は、淡くて、壊れやすい一瞬の輝きのような気がしますので…