京山あつきさんのレビュー一覧

見えない星 コミック

京山あつき 

必死で恋をし、体で心を伝えるふたり。

前作『聞こえない声』と共に2冊一気に読了。
高評価の中、やはり私のツボにはハマらなかったのですが、
前作に引き続き、心理描写がきめ細かく、
必死で恋している様子がひしひしと感じられる作品でした。

キス以上のことまで関係は進み、
そのお互いを求める感じが、
ものすごく切羽詰まっているように見えた。
恋愛ってもっと美しいと思ってたみたいなことを、
シリーズのどっかで引田が思うのだけ…

1

聞こえない声 コミック

京山あつき 

「好き」と「苦手」のせめぎ合い

今井の聞こえない声。
引田を触りたい欲求。
ただ普通にいいなと思って好きになって、
それが性衝動になる感じ。
そんな若い欲望が見える。
1P目から既に今井は引田を好き、
という状態で物語は始まる。
そこから衝動と葛藤と後悔とを経て、
二人が想いを通じ合わせるまでのお話。

この作品、レビュー評価が高く、
自分の好きな要素が盛り沢山のように
感じたので読んでみたのです。
好…

2

仮面ティーチャー コミック

京山あつき 

ラブコメ?

「聞こえない声」シリーズから流れ着いて来ました。

もっとざっくりとした軽いラブコメなのかと思っていたら
意外にもジーーンと来ました。
諸岡先生は「少年好き」というか「(美)少年を崇拝」していますね・・・。
その思いが大事だって、ひしひしと伝わってきます。
アンモラルな感じがしないんです。

・・・とあくまでも個人的な意見でした。

2

聞こえない声 コミック

京山あつき 

野球部の純愛

野球部の純愛です。

なんか紹介文が露骨すぎてどんなハードな描写なの!?と躊躇するかも知れませんがw、とっても繊細なお話です。
始まった瞬間から今井くんの下心がしっかりーと描かれていますw
視点は場面ごとにくっきりと統一されているわけではなくて、今井くんが中心のシーンでも引田くんの狼狽えぶりがしっかりと描かれています♪

全体的にすごくほのぼのしていて、でも切なさがほんのちょっとだけあ…

5

アンバランスなネオンサイン コミック

京山あつき 

雨降って地かたまった…のか?

合体はおろかキスもない…なのに、なぜこんなに萌えるんだ!?

仲間の嘘から始まって、一年もの間、相手を傷つけないように気を使って、意識して、カッコ良くあろうと頑張って…気がついたら恋心を育てていた雷悟。

…なのに嘘発覚と共に笑い話にすり替わってしまった想いは行き場を失った。

これって『かっこ悪ッ』とか『滑稽』の一言で片付けちゃうこともできるんですよ。

京山さんの投げやり一歩手前の線がマイナス…

7

あさってのジジョウ コミック

京山あつき 

すり替わる瞬間

見事に狙ったタイトルと期待感へのずらし加減。
そこから何を読み取るかが多分読者の仕事ですが…。

この作品、読者の年齢層をしっかり選んで
しまいそうな気がします。
JUNE、なんですね、しっかりと。
華美な西欧風の耽美を旨とするJUNEではなく、
模索しながら情を汲み上げられたJUNEの一角かと。
だからピンと来難い部分が若干あるやも知れません。
しかし読み返す毎に味わいはしっか…

8

あさってのジジョウ コミック

京山あつき 

殴れ!

京山あつきさんはクセになるなぁ。
へらっとしたちょっとアホっぽくて人が良くてたぶん実際いたらそれなりにかっこいい(かもしれない)けど、何か情けない感じの男子が、きれい目な子に下心の混じった好意を持ってて、でも強く出れなくて、もだもだしながら仲良くなって。
相手の反応に内心一喜一憂で、なんかもうどっちがかわいいのかわからん!どっちもか!ってな気持ちに。
いざって時に、カーッとなって手が震えなが…

5

あさってのジジョウ コミック

京山あつき 

怒りという感情というものについて

題名の『あさってのジジョウ』うまいネーミングだなぁ、とひとしお。
ボクサーの平津という男が主人公で冒頭でいきなり「あしたのジョー」なんか歌ってサンドバッグを叩いてましたから、それのヒッカケもあるんですね(笑)
今回のこの作品、一読した時再読した時、また読んだ時、
その都度に今度はこっち方面で、今度はこっち方面で、そういった登場人物の気持ちを色々な方向で読み取りながら全体を見た時に、ああ~いい…

13

あさってのジジョウ コミック

京山あつき 

ボクシングと人間関係

ボクサーの平津と、人を殴れない小田。

平津視点で見た小田が仕事と向き合い、平津の気持ちに応えるまで(リングに上がるまで)の話。

平津もまた小田という人間と向き合い、その反応に一喜一憂する過程で
押すだけではなく相手の気持ちを考えて間合いをはかるという付き合い方を学んでいく。
ボクシングでは押せ押せでボコボコにされても平気なのに、好きな相手(小田)にはひたすらウズウズして気を使ってい…

8

アンバランスなネオンサイン コミック

京山あつき 

面白いけど解らない

同じバンド仲間のエイプリルフールの嘘を本気で信じ込んで1年、自分を好きだと
思っているらしい相手に今でも好きか、なんて聞いてるけれど、実は全てが嘘だった。
しかし、その嘘を本気にしていたから、1年も相手の事を考え続けてしまった為に
好かれていると思い込んでいた方が本気で好きになる立場になってしまう。
なんとも罪作りな友人のせいで、同じバンド仲間のボーカルとギター担当が
互いに意識し合い、…

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