京山あつきさんのレビュー一覧

ヘブンリーホームシック コミック

京山あつき 

ホームシックから始まる恋

ロンドンへの転勤が決まり、
周りから「カッケー!!」なんて言われて、
攻め(表紙上)は前途洋々な気分だったものの、
ひと月で孤独感とホームシックで限界に達し、震えながら泣いていた…
そんな時に声を掛けてくれたのが、
6年振りに偶然再会した高校の元同級生(受け・表紙下)。

同じく海外赴任でロンドンに住んでいて、
受けもやはり同じようにホームシックで寂しかったのだと知って、
再会の…

16

すのーふれーくす コミック

京山あつき 

切ないの

デジタル処理の高細密画像が主流になりつつある今日この頃、
京山先生の、この、ビックリするくらいスッカスカな絵と、説明の省かれまくった訥々と不親切な展開は、コマの間からあふれ出してくる萌で潤され、満たされ、むしろこのお話にはこの絵でなくちゃ、この絵じゃなかったらこのお話、濃厚すぎるって思わせる。

「好き」の気持ちは、スカスカとお互いに行き違い、重なり合うことはなかなかないけど、それでも、ずっ…

12

すのーふれーくす コミック

京山あつき 

心と体と成長と

久々にキュンキュンさせる作品が来た!
京山作品はなぜかいつも自分の心をくすぐって染み込んでくる。

帯には「半年前 オレはすでに変態だった」

変態って、主人公は高校生。
そう、人と違うってことなんです。
科学の押島先生が好きで、思わず理科室で試験管アナニーをしてそれを先生に見られてしまう。
先生になんとなく似ているかな?と思い好きになった弟の同級生のシュウ君のシャープペンを拝借し…

15

すのーふれーくす コミック

京山あつき 

思春期って、こういうこと

京山さん@ihr HertZということで、どちらも好きな私は大期待してたんですが・・・
これはアタリでした!

表紙絵の、素肌にダッフルコート姿のセクシーボーイが主人公の向井タケル。
物語のスタート時点では高校二年生です。(本編は表紙よりもう少し大人っぽいイメージかな。)
表紙の雰囲気にも醸し出されているように、今回は京山さんの漫画にしてはセクシー度高め。
表紙絵の表情を見る限り純粋無…

19

KISS ME テニスボーイ コミック

京山あつき 

「恋愛ありき」

「あさってのジジョウ」を読んで、あまりBLらしくないストーリーに魅力を感じ、著者のいくつかの作品を読んでみた。
う~ん、今作も同じようにスポーツを取り入れているのだけど、正直、期待していた雰囲気はない。

「あさってのジジョウ」はボクシングをからませ、何となく枯れた香りがする絵と話が著者の作風に合っていた。
今作はテニス。
テニスを扱った漫画は多いので先入観があるのか、どうもピンとこない…

1

仮面ティーチャー コミック

京山あつき 

異色作品

最近では、わいせつ行為を行った教師のニュースが珍しくも何ともない。
自分に子供がいたら怖いなぁといつも思う。

今作の主人公である諸岡覚も、真性ショタ狂いの変態教師と言えるヤツだ。ただし実際に少年に手を出したことは今のところない。
時に邪な行為を実際にしたい願望にとらわれながらも、妄想だけに留めてる。
そこがすごく救われるのだけど、やっぱり私の好みの話でないのは否めない。

善き教師…

2

聞こえない声 コミック

京山あつき 

ブサ可愛い後輩が最後には可愛く見えてしまうマジック

電子書籍で連作三冊をまとめてレンタルしたので、もうどれが何処に載っていたか記憶がないのでまとめて。
格好いい先輩が、ブサ可愛い後輩が好きで好きでたまらない話。
で、結局我慢出来ずに手を出してしまうのですが、戸惑いながらも受け入れていく後輩が何とも可愛らしいです。

私はこの話にエロはなくてもいいと思ったのですが、読んで大感動している友人は「こんなに我慢したんだから、エロがないと先輩可哀想!…

2

アンバランスなネオンサイン コミック

京山あつき 

セッションとセックスの近くて遠い関係性

「あさってのジジョウ」が個人的にヒットだったので、即日作家買い。
雷悟(らいご)と音温(ねおん)の顔は「あさっての~」のカプと見た目クリソツ~(笑)にも見えますが、ストーリーはまた違った味わい。「萌えるセンシティブ」っぷりも「あさっての~」に負けず劣らず!
京山さんの作品に出会えて、自分の意外な萌えツボを発見できた気分。この出会いはちるちるのおかげです。

相手に好かれてると思って意識して…

4

あさってのジジョウ コミック

京山あつき 

ボクサー流恋の駆け引き

◆あらすじ◆

ボクサーの平津(26歳)は、所属ジムに通って来る若い整備工・小田が気になって仕方がない。
小田はいつも、職場の人間関係のストレスを凄まじい勢いでサンドバッグにぶつけ、帰っていくだけ。
人間を殴るのは怖いから、と小田は言うが、平津は彼に物ではなく人間と向き合ってほしいと思う。
人と…というよりも、自分(平津)と。小田に悩みをぶつけてほしい。彼に恋愛対象として見られたい。

9

聞こえない声 コミック

京山あつき 

心理描写の表現が合わず…。

うーん…。最初の方は独特だけれど雰囲気が好みで面白いと思って
たんですけど、途中からこの作者様の心理描写の表現の仕方だったりが
自分には合わないなぁ…と感じました。

“~と思った”というような過去形の表現が多いんですよね。小説だったら
気にならない部分だと思うんですが、漫画だと今までこういうのを読んだ
ことが無いせいか気になってしまいました。過去形にするだけで何だか
大袈裟に感じて…

0
PAGE TOP