宮本佳野さんのレビュー一覧

あいの、うた 小説

木原音瀬  宮本佳野 

どん底や挫折があっても…怖くないコノハラ

先に宮本佳野先生のコミックス「The end of youth〜あいの、うた〜」を読んでおります。
その視点で読むと、はじめに収録されている「あいの、うた」に少し驚く。
あの、繊細で打たれ弱かった田頭(たがしら)が、小規模ながらも月刊の音楽雑誌の編集長として部下を率いている…!随分骨太になったなぁ、と。
さて、元々のメインストーリー?の「あいの、うた」は、その音楽雑誌の編集者、ゲイの小菅と売…

4

Heat コミック

宮本佳野 

便利屋ブン、新しい恋

便利屋のブンの物語である、いわゆる「WALKERS」のシリーズ。
時間軸は「NOT/LOVE」の後です。

「コワレモノ」
以前から情報通として重宝していた楊(ヨウ、あだ名は「鼻ピ」)からのストーカー相談。
よく話を聞いてみると、ちょっと遊んだユタカという男を結局フッたらつけまわされている、という。
そんな事を言いながら、ヨウはブンを口説いたりでチャラい。一方ユタカはいよいよエスカレー…

2

NOT/LOVE コミック

宮本佳野 

便利屋ブン、大学生編〜

便利屋のブンの物語である、いわゆる「WALKERS」のシリーズ。
色々同人誌で発表されていて、さてどこから読んでいいのかよくわからなかったのですが、大学生だったブンと、元刑事の探偵・大介との出会い編である本作から読んでみました。
ブンの過去は、まだ高校生時代が描かれた「エンジェリック・カンバセーション」もあります。

「not/love」
大学生と言いつつクラブでフラフラし、売人のような…

2

The end of youth ~あいの、うた~ コミック

宮本佳野 

青春期の終わり

木原先生の原作は未読です。
しかしながら、宮本佳野先生と木原音瀬先生の「親和性」の高さに驚きます。

主人公は、売れないミュージシャンの田頭。
バンドでデビューし、売れずに解散後ソロになっても売れず、俳優の仕事は入るが音楽に固執して事務所からも見放されつつある…
そんな田頭が10年ぶりに高校時代バンドを組んでいた小日向と再会し、小日向の弟・力(ちから)との日々を思い出す、という展開です。…

3

RULES 2nd 2 コミック

宮本佳野 

人間くさいキャラ達が悩んだり迷ったりする様子がたまらない!

半年ぶりに読み返しました。
読み返すというよりもこの世界に戻ってきた…というほうが感覚としては近いかも。

志賀はユキとの記憶が消えてしまい、かと言ってヒカルのところへ戻るわけにもいかない…と別れを告げて消息不明になってしまったユキ。
ユキと連絡がつかず何をするにも気がそぞろ…のヒカルの前に、劇団俳優の千尋が声をかけてきて寝てしまいます。

一方、同棲しつつもケンカが絶えないアトリ×ト…

2

RULES 2nd 1 コミック

宮本佳野 

あのカプ達の続きです

RULES1から5年後のお話です。
ヒカルとユキは相変わらず仲良く、アトリとトオルは別れてはくっついてを繰り返しているらしい。

ユキは現国教師となり、記憶喪失のため一年休学していた訳ありの生徒に惹かれ…というよりも、拒むことができずズルズル浮気してしまう。

「恋人同士の絆を揺るがすのは、教え子との三角関係という試練」とありますが、本気で教え子を好きになった、ヒカルよりも教え子を選んだ…

1

警視庁十三階にて 小説

春原いずみ  宮本佳野 

職業ものとしては面白いのに、BL部分が浮いてしまって残念

公安ものは、ベールに包まれている世界だけに、小説等で見かけると内容が気になってしまいます。

途中までとても面白かったんです。ドラマを見ているかのような臨場感たっぷりのストーリー展開に惹きこまれました。無駄が無い理知的な文章で繰り広げられる職業ものに腐女子の食指が動かない筈がありません。今まで目にした公安ものと違う所もあり、新鮮でした。

ところが途中から、気になる事件の方は据え置…

2

眠れる月(2) コミック

宮本佳野 

呪いを解き放て!

宮本佳野先生による和風ミステリーロマンス、完結の第2巻。

榊家の呪いに共にかけられているいとこの蓮はいよいよ本当に明彦にアプローチを始め、明彦は戸惑うけれど結局流され。
それはもしかして蓮と栄太郎が似ているから?
また、幼い時にこの榊家で家の守り・お狐様に会っていた事を思い出す明彦。
栄太郎とは時空を越えて情報のやり取りを続け、蔵の古い文書にて新庄の先祖・佐吉が許嫁を殺した罪で斬首され…

2

眠れる月(1) コミック

宮本佳野 

和風+ミステリー+オカルト+BL

宮本佳野先生による「和風ミステリーロマンス」BLです。
「タイムスリップ」というファンタジー要素と、「呪い」というオカルト要素の両方が絡まりあったお話で、怖い話大好きな私としては大変好みの作品でした。

主人公は小田川明彦。大学で比較宗教学を研究している。
17年ぶりに父の実家・地方の古くからの豪農榊家にやってきた。実は榊家には「呪い」がかけられていると噂され、直系の男子だけ30代で亡くな…

1

「鬼狩りの森で(1)」Chara創刊17周年記念ペーパー グッズ

「鬼狩りの森で」特典ペーパー

「Chara創刊17周年記念」に連動した「鬼狩りの森で(1)」の、描き下ろしペーパーです。

大きさはA4で、4つ折りで入っていました。
紙の色は緑がかった水色ですが、これは他の色展開もあるのかもしれません。
体裁は、A4を横にして二つ折り左側に作者様メッセージとマンガ、右側にイラスト、となっています。

以下、内容となります。


↓↓↓↓ネタバレ↓↓↓↓



左側。…

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