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秀香穂里 宮本佳野
久江羽
本人が自己分析(押しに弱い八方美人、加えて多情)しているとおり、長年の間特定の恋人を作らないゲイとして奔放に生きてきたため、そのスタンスを変えることに抵抗があるラプンツェル保坂と、熱く思っている割に言葉では表せずグルグルしているかと思えば一旦堰を切ったら止まらないムッツリ風間、あっけらかんとアピールができ、軽くて前向きなモデル瑛の恋のさやあて模様です。 この3人の何がイイかといえば、保坂の『…
宮本佳野
@とら@
純愛って素敵だなって感じました(´ω`) 学生の時、兄の恋人だった八木沢に恋をして、12年後に作家として出会った2人のお話です。 過去と現在を行き来したストーリーで、トラウマちっくな話もあり、いろいろ話しの詰まった1冊です☆ 和泉の一途な想いを是非感じて下さい!
麻生玲子 宮本佳野
はる
数ページ読んだだけで、書き慣れた文章、細やかな心理描写、不自然さのないストーリー展開。うまいとうならされます。 主人公遊佐叶(ゆさかなえ)の付き合っている男は最低の男で、機密情報を他社に売ろうとしたことが、篠崎にばれたところ警察沙汰にしないでほしいと遊佐を篠崎に差し出して自分はさっさと逃げ出したのです。 遊佐も共犯だと疑われ、営業課から篠崎の技術開発部門にひきぬくかたちで、篠崎の監視下に置かれ…
杉原理生 宮本佳野
義兄の宏昭と佑一は、小さな頃から親同士の付き合いで仲が良かったが、宏昭の父親が離婚し、夫をなくした佑一の母親と結婚することがきまり、離婚前から二人が付き合っていたことを知った宏昭は、その怒りを佑一に向ける。自分たち親子に向けられた宏昭の根深い憎しみを前に誰も傷つけられたくなくて自傷してしまう佑一。休学してしまった夏休み、別荘で再び巡り会うも、こじれてしまった関係は修復することはできず、壊れそうにな…
火崎勇 宮本佳野
ずっと好きだった三海が失恋してぼろぼろになったところを拾った囲。ずっと思いを封じ込めコンクリートになりたいといったのに突然現れた三海に告白しすがりつく・・。 表題作「コンクリート・・」もよかったのですが、なんと言っても同時収録されている、短編「眠れる花」がとてもよかったですよ。 「理性では決して答えを出せない狂おしい恋心」もう胸が苦しくなるほど切ないお話でした。 ということで、「眠れる花」を…
ルネ
他人にも、自分の身体にも執着のない美大生・四宮。ゲイのカメラマン・松岡とも、金と身体だけの関係と割り切っていた。しかし、松岡の突然の死で、四宮は自分が彼を愛し始めていたことに気づく。初めての恋を失ったことを知り、四宮の心は揺れる・・・。 単行本未収録作品『VANITY』と描き下ろし作品を加えた、待望の完全版!! 『RULES』へと至る、恋人たちの原点!! とても切ない物語です。このあと新しい…
森
だけどとっても面白かったです。 主人公の四宮、松岡の微妙な距離感がたまりません。お互い惹かれあっているのに好きな気持ちはあらわさず、モデルとカメラマン、金で売り買いという関係。 それが、あの宅急便! 付箋! そんなタイミングで気持ちが伝わるなんて切ないです。 読んでいて思わず胸が苦しくなってしまうほどでした。 でもその山場を過ぎたあともまだまだストーリーは続くんですね。四宮、松岡…
乱菊
宮本佳野作品の中ではそう目立った位置にはないように思われた本作だったが、今般作品集に収録されたとのことで、この作品のファンとしては密かに喜んでいたところだった。 小説家崩れのくたびれオヤジである晴也と、荒れた家庭環境のために潔癖症になってしまった高校生・真希。 この世捨て人のような2人が、互いに寄り添い労わりあう様子は、地味だがとても温かい。 派手さはないので好みは分かれるだろうが、たまには…