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24/30(合計:298件)
宮本佳野
くもとり
ネタバレ
原作の小説はつい最近読了。 実は、こちらの話よりもう一つの話の方が好きだったので、そちらのコミカライズだと嬉しかったのですが、これはこれで良かったです。 宮本佳野作品は、『ラバーズ、ソウルズ完全版』のみ既読なのですが、そんな私でも宮本先生がこの話を、キャラを完全に自分のものにされているな、と感じました。あらすじを知っているのにキャラクターが呼吸をしている感がして新鮮でした。 宮本先生のイ…
雀影
原作未読ですが、 これって、原作なしの、宮本さんのオリジナルだって言われても、素直に信じてしまいそう。 そのくらい、宮本さんの絵が、雰囲気ぴったりの作品。 でも、バッチリ、木原さんのテーマの 「言葉の通じない相手と、何時しか分かち難い番になる」 話なので、やっぱりコノハラ作品だなと 原作小説は、何となく読んだつもりになってたけど、このコミックスを読んで、やはり未読だったと判明、…
なつめ
原作は未読です。表紙に惹かれて読んでみました。 なんかそろいもそろって不器用な人達ばかりだなと感じました。 眞一は、友人を捨てて一人デビューしたものの、すぐに転落。それでも音楽から離れられず、ズルズルとしがみつく。才能はないのにプライドだけ高い。 はたからみればどうしようもないというかなんというか… そんな眞一に高校時代懐いていた力。 力は他人とのコミュニケーションがうまくいかず、変わり者と…
木原音瀬 宮本佳野
茶鬼
先日、宮本さんのマンガで出たのは田頭眞一と力の「The end of youth」ですが、巻頭の表題はその後の田頭が立ち上げた音楽雑誌のライター小菅とミュージシャン久保山のお話です。 二組の愛の形、それぞれに違うようでいて何気に近しいものを感じてしまう、そんなお話でした。 小菅は編集長の眞一はじめ編集部一押しのバンドのインタビューにピンチヒッターで出かけるのですが、好きでない音楽だったので…
木原氏の原作既読ですが、この本は木原作品の中でも今一つ主人公達に共感できない中途半端な位置づけの作品でした。 しかし、宮本さんの漫画になって、必要なセリフ・モノローグが抜き出されてそこを追うことで、ぐっと自分の中に入ってきたような気がします。 眞一が、歌手としてもう売れずに、体を売って曲を使ってもらうような堕ちた生活をしている、妙にプライドだけは捨てられない、そんな現在を生きているところ、…
久江羽
原作、読んだと思います。でも、ほとんど忘れてる。 で、ergoで連載されていたこの作品も読んでいました。未完だったので、どうするのかなと思ったら、完全版が出てくれて、よかったよかった。 通して読んでみて、「これはやっぱり続けて読むことで、彼らの抱える複雑な気持ちを理解しやすくなるなぁ」と思った次第です。 力と眞一という、まるで正反対のような二人が、ぶつかり合いながらもなぜ引き合ってし…
まず表題作。ぼんやりしているように見えて冷静・辛辣な音楽ライターの小菅が、売れないバンドボーカルで乱暴だが媚びない正直過ぎる男・久保山に徐々に惹かれる段階に説得力を感じました。特に『落ちた』切欠が、小菅の失恋を綴ってつくった久保山の歌というのが良いです。山手線三周分の涙とかいいじゃないですか…。 そして、久保山のバンドがタイアップというチャンスで希望の光が見えたところで、小菅の所属する編プロの音…
杉原理生 宮本佳野
むつこ
杉原節が冴えわたってました。素晴らしかったです。 いままで読んだ杉原さんの本のなかでは、『37゜C』の次に好きでした。 しかしなんという文体の美しさ。うっとり酔っ払いそうでした。 杉原さんの文章は、ずーっと読んでいたい感覚になってしまう。ほんとに好きです。 もうさー、杉原さんの文章ならどんなストーリーだっていいって気分なんだけどw、ストーリーじたいも本当に良かった。 少年の傷ついた心が流麗な文章…
かにゃこ
何てヒドイ話だっていうのは、作中に出てくるセリフなんですが 本当にヒドイ話だった(号泣) 美大院生。カメラマンの松岡と 美大生。恋という感情を知らない四宮お話なんです。 四宮は、綺麗な身体を糧にお金を稼ぐことを覚える。 かといってお金に執着してるわけでもなく セックスに執着してるわけでもなく ものすごく空っぽな感じの若者で 松岡ともお金で繋がっている関係が続くわけです。 …
HYDRA関連と、コミックスに入らなかったRULESの番外短編集。 REAL THING:平良は大学生。人見とは別れた後、大学の先輩の各務と付き合っているが、各務は、、 FRAGILE:松岡が逝って1年後のトオルの話。トオルはウリ専ボーイをやっている。 この作品でのお相手は、タトゥー彫り師のシゲさん。 Kiss:内海(高2)が、人見や平良のいる高校に転校する前の話し。 クラスメイトの境は…