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2/30(合計:298件)
木原音瀬 宮本佳野
ましゅ
ネタバレ
先生の作品に慣れてしまっているのかそんなに心殴られまくった気はしないのですが、ズシンとくるものがありましたね…。 自分とは全然違うものが見えている音楽と共にある登場人物たちのリアル…それも底辺に近いところにスポットを当てるところがらしいですよね。 私だったらボロボロになった夢より安定に手を伸ばしたくなりムズムズしていましたが、そういった苦しさは先生の作品じゃないとなかなか味わえないし癖にな…
剛しいら 宮本佳野
碧雲
titleは、「天使は・・・」となっているけれど、 顔が綺麗なお金の亡者が主人公。その美少年は、計算高い打算的な人。同級生の九馬の恋慕する心も、自分の外観に興味を持つ者も、身内でもなんでも利用する。 大金を巻き上げる次の計画のターゲットは、信者からお金を巻き上げた新興宗教の女教祖。教祖の父が蓄えた隠し金を結婚詐欺を仕掛けて抜くお話。 女教祖が通力を失い、普通の女になってしまい、結婚は無し…
宮本佳野
ふばば
いわゆる「桜花寮シリーズ」2冊目。 とはいえ、物語は独立している短編集です。 「彼の庭に咲く花」 前作で大きな存在感のあった諏訪。の同級生のエピソード。 諏訪の同級生・久保は、ひょんな事から弓道部の南条と知り合う。 クールで翳のある南条にときめきを感じる久保だが、とりあえず自分はホモじゃない。(でも諏訪はオマエにはホモのニオイがするぞ、とちょいちょいちょっかい出してくる。) そんな…
大好きな宮本佳野先生の2003年作品。いわゆる「桜花寮シリーズ」の1作目。 ある大学の学生寮を舞台とした連作的な短編集です。 「MOONY」 「MOONY 2」 春休み、周囲が帰省する中2人だけ寮に残ったユースケと森谷。(2人ともノンケ) 元々接点のなかった2人だけど、ある晩血だらけの森谷をユースケが発見し… 森谷は夜になると目が見えないんだ…と告白する。ユースケは森谷の部屋で過ご…
春原いずみ 宮本佳野
「警視庁十三階にて」の続編。 すでに、上司の警視正・瑞木と新たに公安に配属された綾瀬は恋人という関係になっている。 さて本作の事件は、公安の職員名簿という究極のマル秘資料がネットに流出、そんな事ができるのは正に公安内部の裏切り者の犯行だ… …という冒頭。 はっきり言って前作の小さいスパイ事件よりもぐっと面白くなった! 疑われたのは瑞木班の重要メンバー・笹倉。 当然瑞木は怒り狂い。 …
昨今、BL小説の新作はファンタジーばかり、と乗り遅れ感を感じている私です。 BLにハマる前は元々ミステリ系が好きだったので、警察モノ、刑事モノ、本作のような公安モノというのは大変好みに合いますね。 本作は、ロシアスパイに国家機密を漏らしている政府関係者を追う公安たちが主人公。 優秀すぎて情の無いアンドロイド的エリート・綾瀬。 彼が降格人事で公安に回され、上司になったのが綾瀬に勝るエリー…
あーちゃん2016
二重螺旋のコミカライズを探しているのでget。CHARA文庫のリクエストあった部分をコミカライズした小冊子で全部で10編。他の小説は読んでいないので、評価は二重螺旋の部分に対するものです。 ここではどんな内容だったかというと。 びくついてフルフルしているナオを一生懸命なだめすかして、ひたすら可愛がってイカセようとしている初期段階のお話でした。禁断の兄弟愛臭、ぷんぷんです。この後どんどん溺愛…
フランク
PLEASE-プリーズシリーズについては、リブレの新装版でレビュー済みなので、ここにしか収録されていない(はず)「海の鳥篭、空のドア」についてレビューします。 海に面した田舎町が舞台のお話で、私は好き。 母を亡くし、とある事情で父親と一緒に引っ越してきた転校生・竜が主人公。 この竜が抱えている秘密がとにかく重い。 そしてそれが理由でクラスメイトとも馴染めず浮いてしまっている。 時…
Meganeusagi
警視庁公安部のお話しです。警察物の小説が好きな方は楽しめると思います。受けの上司は、俺様系。だけど仕事ができてかっこよくて、そりゃ誰でも惚れてしまいます。 エロ度は高くないけど、ドキドキしながら読み進められます。 読み終わったあと、また続きが読みたくなるお話しでした。ありがとうございました。
ウリ専ボーイと客という関係で始まった二人を描いた「PLEASE」シリーズ。 無口で表情もあまり変わらない高校教師の佐倉と、明るく前向きな男娼の涼一との仮初め暮らし。 一週間の約束で始まった同棲生活だけど、佐倉の意図が掴めず戸惑う涼一。 ほんと佐倉が言葉足らずなの。 だけど、だからこそ佐倉の「言わなきゃわかんないのか。」涼一「わかんないよ。」という、それ百万遍読んだみたいなやり取りが…