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15/30(合計:298件)
木原音瀬 宮本佳野
さくらは
芸術を仕事にしている人、しようと思っている人には読ませたくない一品。 それほど心に来ます。 後味は悪い方かと。 題が、青春の終わりですからね、切ない話でした。 最初のあいの、うたは心にじんわりと来るいいBLだと思います。 途中やっていることが何もかも上手くいかないのは解って、先は読めるんですけど、 木原がよく表現しているむき出しの愛が痛いくて愛おしい。 攻めのあいのうたは率直…
宮本佳野
雀影
ネタバレ
平行世界物ファンタジー設定の恋物語。 こちらの世界の和記と明、あちらの世界の小角と宮司、ユエに領主。 それぞれの思いが交錯し合う恋愛模様は宮本作品ならでは、 そこへ時空の門が立ちはだかることで、こちらとあちら、想いの行方、それぞれの決断がよりくっきりと表れます。 小角と結ばれた和記は、こちらの世界に帰れる最後のチャンスに、一緒に門をくぐれない小角を置いてはいかれないと、小角と離れたくないと…
よこた
木原作品としては、あまりレビューもついておらず神評価も少ないために読む前の期待はなく本を入手後もすぐに読まずにおいていました。サラッと読みたいなという気分の時にページを開いて読みだすと、おもしろくてスルスルと進んでしまいました。 「あいの、うた」は、感情のまま自分を偽らずに生きているボーカリスト(作詞作曲もする)と極小?音楽雑誌エディターとのジワジワとつめてゆく愛の話。正直にそのまんまのタイトル…
snowblack
なんともまとまらない印象。 それぞれのパーツは面白いと思うのだけれど、 全体となると散漫な印象で、盛り込み過ぎなのか? うまく記憶に残らない話だった。 挿絵では拝見していた宮本佳野さんのマンガ、初読みです。 便利屋で働いている礼と、 家族を殺人事件で失うという暗い過去を持つ元レスキューの朝陽の話。 幽霊屋敷に宝探しに行く話から始まり、幽霊は関係なくもないのだが、 その後幽霊…
cryst
先に「RULES」を読んでからこっちにたどり着きました。 宮本さんは自分が何者かを知らない時代の若者を描くのが本当に上手ですよね。そんなトオルと、それを導く松岡。ここでも若者と導く年長者の構図が使われています。松岡との別れ方を思うと、一生引きずってもおかしくないと思うのですが、恋という強い衝動をアイデンティティを見つけるきっかけとして成長していく若者の話だと思うと、松岡はやり遂げたんだなと思…
全然的外れなのかもしれませんが、と前置きしておいて。 眞一には音楽、力には詩というどうにも譲れないほど大切なものがある、というのが共通点なのでしょうか。自分を捧げたものをみんなに認めてほしいと思うか、自分だけのものとするのかが二人の違いなのかな? それはまるで、ヘテロとゲイの愛の違いのようだと思いました。みんなに祝福されて結ばれたいと願うことと、愛さえあればいいと思う人と、そういう違い…
最近宮本佳野さんにはまり、著作を集めては読んでいるところです。これもその中で読みました。 下宿?アパート?内での三角関係のお話です。一応メインは誠×亮ということになるのでしょうが、南野も誠・亮二人共と関係を持っている上に、身体だけのつながりでもないのでますますややこしいことになっていて、そこが面白いところです。 誠は画家にだけネコ。 南野は亮にだけタチ。 亮はネコ。 という関係。(や…
茶鬼
何らかの影響で突然開いた平行世界への門。 その世界へ入った現代に住む青年二人が出会った人々。 SFファンタジーな設定の元繰り広げられた話もこの2巻で完結。 一番の興味は1巻では予想が付かなかったカプリングと結末。 この平行世界に独特な世界観があり、魔物の存在、鬼と呼ばれる兄弟、それが当たり前に存在している世界だけど一体何が悪くて、何が正しいのか。明確な、世界に関する決着はついておらず異世界…
Krovopizza
大学1年の和記と理系院生の明が 魑魅魍魎が跋扈するパラレル世界の日本にトリップ。 門を守る鬼・小角と共に、 二つの世界をつなぐ"門"の謎を追うファンタジー完結編。 1巻で気になっていた、カップリングが明らかに♪ 濡れ場はそう多くはないけど 全てを見せないことで醸し出される色気が素敵です。 また、どことなく春画を思わせるむっちりした裸体に 和風情緒を感じますv…
カイ
江戸時代であやかし退治!! 大好きですこういうお話。 ですが今回はあやかし退治より(勿論面白かったですよ!!)も、 人間同士の関係の方が気になって気になって(笑) 便利屋を営んでいる利助との三角関係的なのが面白い。 泥沼化するような内容ではないのですが 最初は利助が北町奉行所の相馬という人物と関係を持っていたのですが ある事件で旗本の次男坊で学者の宗次郎と出会い、そこからいろ…