宮城とおこさんのレビュー一覧

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

はんなりな裏に見せる強かさと弱さ

いいですね、久しぶりに京都弁の作品を堪能致しましたね。
活字にすると方言は伝わりにくいこともありますが、運よくと言っていいのか
京都は母方の実家でもありますので作品に出てくる場所に思いを馳せながら
懐かしいような気持ちで読ませて頂きました。

今までに付き合ったことがなかったタイプの親しくもなかった小学生の頃から知ってる
ご近所さん的な攻めになる板前の吉澤にちょっとした好奇心から意図し…

4

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

上品な京都弁萌えどすえ~

かわい先生の作品は『銀の雫の降る都』や『東方美人』等を拝読させていただきましたが、今回の『朧小路の~』はまさに私のツボにハマりました。

京男の色気と方言は萌えの宝庫とも言うべきものだなと…。特に光希の甘えた口調がものすごく可愛くて個人的にとても好きでした。
また、挿絵も多く、宮城先生の細い描線が儚げで、作品の雰囲気に更に花をそえられていました!

ストーリーも読みやすく、感情移入のしや…

6

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

古都の魅力

現代の京都を舞台に、タイプの違う二人の京男の恋をほのぼの描いた本作品。
キャラクターや町並みの描写にリアル感があり
京都生活を疑似体験しているような感覚を楽しめます☆


花街育ちでビッチなバーテン・光希(受)と
硬派な板前・吉澤(攻)。
性格は正反対でも不思議とウマが合う二人。
そしてカラダの相性も抜群…なのに
二人とも相手の出方をうかがっており
なかなかセフレ以上恋人未満の…

8

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

言葉の表記に関し…

†ネタバレなしで。
わたしには京言葉の表現(書き方)にひっかかってしまい、気になりました
お話はオーソドックスながらキャラはそこそこは立ってたと思います。
ただ、受けの宮川光希は花街の男、男女両刀で幾人かと関係を持ってるという、
わたしには少々苦手な設定でした。
攻めは黙々としたカンジの職人です。
花街に育ちカラダの関係は知ってても恋を知らない受けが、
無口な板前と気持ちより先に関…

4

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

手堅い萌え

京都が舞台。
朧小路というのは架空の小路だそうだが、
「おぼろ」という言葉がピッタリの、独特の空気に覆われた物語。

芸妓を母として父の顔を知らず、花街に育った美貌の光希と
子どもの頃を知っている、一流料亭の板場で働く寡黙な職人吉澤。

光希は、いつも柔らかな口調と笑顔で人を遇いながら
その実一線を引いて、本音を見せずに生きている。
再会した吉澤に苛つきながらも興味を惹かれ、

7

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

今年のかわい作品の中で一番好きでした

京都弁で繰り広げられる作品。
かわいさんの京都弁作品は『いとし、いとしという心』がありますが、こちらの新刊も良かったです。
『いとし〜』よりは軽めですが、読みやすいですね。
書き下ろしとなります。
三人称で、本編は受け視点、SSは攻め視点です。


受けの宮川光希は、姉が持つ祇園のカフェバーを任される27歳。
美人芸妓だった母に似た、美貌の持ち主。

攻めの吉澤克也は28歳で、…

10

遠い日の蝶 コミック

宮城とおこ 

独占欲が強い攻めと奔放な受け

という類いのお話が、個人的にとても好物であります(*ノωノ)

受けは興味本意で攻めと関係を持って情が湧いていく。だから攻めのそっけない態度にヤキモキして結局ハマッてる。

攻めは、別れるには国外逃亡(笑)しか無いというくらい恋人には強い執着心を持つ男。そしてそれを自分自身で理解しており実行した先で受けと出会う。受けに惹かれていても、受けの奔放さが魅力的だから自分に縛るのは躊躇われたんだよ…

4

絶体×絶命 小説

岩本薫  宮城とおこ 

成長している攻のすがたがかっこいい

一番気に入るのは攻の成長すがた。生まれてから甘やかされて育てた、限度なしのカードを持たされた。努力しなくても何もかも手に入る。見た目がよかったけど中身は最低。

その彼は友人のビンテージジーンズが欲しくてそれを受のバックバージンを奪う動画と賭けをする。受はうぶすぎて、声かけられて、すっかり舞い上がる。ほいほいホテルまでついていく。事後、受の姿を見て、自分のしたことを後悔したが。人生の中に謝った…

6

G線上の猫 コミック

宮城とおこ 

1巻目

なかなか凝った作品だなぁ、というのが第一印象でした。

最初、このワガママ坊ちゃんの話を読むのはキツイな~
などと思っていたのですがw
でも読んでいくうち、少しずつ「を?凝ってる?」と。

でも、多重人格というその精神的な病に対し
理解しながら読んで行かないと
ストーリー自体を受け入れられずに
終わってしまう可能性もあるかもですね。

このあとまだ幾つもの続編へ繋がっていきま…

1

竜王は花嫁の虜 小説

成瀬かの  宮城とおこ 

悲劇の主人公はもういいです

評価がとても高いので私の読み取り方が悪いのかもしれませんが、こんな感想もあるということで一つよろしくお願いします。。

主人公=蒼はゲイであることを家族に知られ受け入れてもらえなかったこと、片思いしていた親友に辛辣な言葉を投げられたことでトラウマを持っています。
そんな現実から逃げたい思いもあって、異世界へと(勝手に)連れてこられ、あやうく死にかけたところを攻めであるヴァルトスに助けられます…

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