宮城とおこさんのレビュー一覧

G線上の猫Ⅲ コミック

宮城とおこ 

自分探しの結末。

「G線上の猫」3巻(最終巻)です。

理也の父親の過去が更に掘り下げられていきます。
「自分の全てを受け継ぐ最高の演奏家を作品として作ってみよう」
自身が結婚した女性ではなく、音楽の才能のある女性との子供をもうけた。
それが理也でした。
幼い頃の理也には元気もなく覇気もありません。
いつも悲しそうな顔をしていて、
父親はバイオリンが上手く弾けないと殴り、理也は痣だらけ・・・
本当…

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G線上の猫Ⅱ コミック

宮城とおこ 

自分探し(後編)

「G線上の猫」2巻です。

理也は人の言うことばかり聞いてきたので、
強引な香坂に流されやすい印象で少しは惹かれているようですが、
黒理也(以下黒)は篤志の家に行ったり、
白理也(以下白)は鍵のことを考えていたりと、
篤志を気にしているようにも思えます。

白はバイオリンに異常なほど執着します。
バイオリンしか居場所がない。失敗は出来ない。
そんな風に思うようになってしまった原…

1

G線上の猫 コミック

宮城とおこ 

自分探し(前編)

二重人格に興味を持ったので一気に1~3巻まで読んでみました。
非常に興味深かったです。
タッチがとても綺麗で線が細いです。
ストーリーも繊細で切なく儚い。

まず、設定が細かくて深いと思いました。
登場人物についてですが・・・
理也は多重人格障害です。
理也(白)・・・バイオリン一筋の繊細な男の子。黒の存在を知らない。
理也(黒)・・・白を守ろうとするやんちゃな男の子。白の記憶を…

3

遠い日の蝶 コミック

宮城とおこ 

蝶々の恋のゆくえ

「G線上の猫」のスピンオフ作品です。

まずは、「G線上の猫」の篤志くんと理也くんのお話。
成長した二人のイチャイチャが見れて嬉しいです(笑)
エアコンが壊れて暑い中、
最中に自然に出て来てしまう汗が余計エロスを感じてしまいます・・・。
二人はお似合いだと思うので、いつまでも仲良しでいて下さい♪


メインのアーヴィンと成川佐紀さんのお話。
佐紀さんはアーヴィンとの関係は、試し…

1

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

ほんとの京都弁ってこんな?

「いとしいとし~」とはまた全然違う京都カップル。
多くを語らず表情にも出さない吉澤の気持ちがよくわからないまま終わったな~と思ってたけど、最後にSSでこの物語の吉澤視点が用意されていました。
こういう手法も楽しいかもしれないけど、本編で吉澤の心の動きがわかるようにしてほしかったかな~。
刺された後の話があまりにもみんなあっさりしたもんだし、吉澤は事件を知らされなかったとはいえ見舞いに来るのも…

3

G線上の猫Ⅲ コミック

宮城とおこ 

読み応えありました

…二重人格じゃなかったよ。
人格は白・黒の他に消えてしまったチビッ子理也がいたんだね。
白は…友人の人格を真似したんだね…。

最後までハラハラしてドキドキでした。
特に先輩の部屋とか白がいなくなっちゃった時とか…。
ハッピーエンドで本当に良かった。
ただ…最後の2人が1つに統合された後の理也が黒にしか見えないのが残念。
白の片鱗も垣間見える形だったら良かったな。
あと香坂先輩の…

1

G線上の猫Ⅱ コミック

宮城とおこ 

徐々に明らかになっていく背景

理也が二重人格になったきっかけらしきもの(=父親からの虐待)が明らかになりつつある巻。
…と書くと、重苦しい内容に思えますが…新キャラである従兄・佐紀さんのはっちゃけぶりが色々と凄くて(ノ∀`●)ンププ
見た目は美人さんなのに何て楽しい人なんだ♪
あ、でも見ているべきところはちゃんと見ているっぽい印象。
それにしても父上…電話越しではありましたが相変わらずなようですね。
「作品」って…

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G線上の猫 コミック

宮城とおこ 

始まり

1話目の初出は1999年…つまり15年も前になるわけですね。
とはいえ、絵は透明感があり綺麗です。
全然抵抗を感じることなく読むことが出来ると思いますΣd(´∀`*)

うーん…序章って感じ?
まだよく分からない…何ともいえない状態です。
とりあえずメインキャラは出揃った、という感じなのかな?

白い理也…ノーマルモード(優等生っぽい)
黒い理也…バイオリンは出来ず、白や白に関わ…

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朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

ただでさえ京都弁が色っぽいというのに!

いやーもう、名芸妓だった母の子で花街育ち、
姉のカフェバーを任されている光希がセクシーすぎてたまらんかったです!!
そりゃもう誰もが色香に惑わされるでしょうに…。
光希がお目当てで来店する常連さんも当然いるし
光希がちょっと良い顔をすると多大な勘違いをする輩だっているのに
板前の吉澤があまりにも職人気質で驚きましたw
10年振りくらいに顔を見て体格も好みだったから
どうにかして落とし…

5

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

マシュマロのようなふんわりとした手触りのお話。

言葉(方言)による印象って凄いですねぇ。感心しました。
お話の感じや主役達の性質としては「いとしいとし~」の方が好みで、
この作品のように曖昧な感じで関係が始まるのは少し苦手なのですが、
なにせとっても柔らかい優しい言葉で繰り広げられるので、
今回はそのまますっと入り込んでいってしまいました。
勿論、京都の言葉だからという以前に光希の性格付けも大きく関係していますが、
スタイルの良い人…

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