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2/2(合計:20件)
宮越和草
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年下攻です。下克上ラブです。そして大正時代とか江戸時代とか、文明開化のかほりがする前後の時代が好きな方にオススメ。 私は宮越和草さんの絵柄と色使いに滅法弱いのですが、大正ロマン漂う和なカラーイラストに胸がキュンキュンします。どうしよう、凄く心躍るっ。あったかい色使いに心が和むます。和って良いね。 住み込みの書生、孝輔と裕福な遊び人晴之の恋物語です。 裕福な家に生まれ、放蕩三昧の生活をおく…
この宮越和草さんのカラーイラストが好き!無彩色の使い方が堪らなくツボ!なんだろう、配色のバランスが良いのかな?グレイッシュ系の色味が凄く好きです。 モノクロでも、ツヤベタやスパッタリングが丁寧で画面に華がある。受の少年が…おめめぱっちりで可愛過ぎるのが気になるけどロリロリって程でもないので「可愛い絵柄」として読めます。 お話は、親子仲は良いのだが父親の再婚で家に居辛くなり、大学生になるのを…
葡萄瓜
男としての自尊心を賭けた受攻の攻防もさる事ながら、 体優先のなし崩しにせず心の解きほぐしから描く作風に 心騒ぎました。 押し通してしまうだけなら楽なのですね。限りなく楽です。 その代わり、相手の心が手に入ると言う保障は一切 ございませんが。 砕いて、騒いで、許して、目覚めて、結んで、そして温もり。 心の絆のたどる道をしみじみと愛でたい作品です。 同時収録作は現代モノ。 …
ミチル
江戸も良いですが、もうちょっと現代に近い、スーツも和服もありな頃ってのもとっても雰囲気良いですよね~。人力車で移動したり、芸鼓と遊んだりもするけど、カフェーにも行く!って、その辺がお洒落で大好きです さて、この話は書生攻めです 家主の息子晴之は書生としてやってきた青年孝輔に一目惚れするんですが、やっと口説き落としたと思えば……。なんと孝輔の方も攻め希望だったりします 自分が抱く側として...
まふまふ
ネタバレ
いかにも攻が、ふたを開けたら実は受、というパターンもそろそろ王道と言っていいかもしれないような気がするのはそういう作品ばかり好きで読んでいるからかも知れません。 金持ちの息子と書生の恋。 これが嫡子ともなれば、家がどうとかというシリアス展開になる所でしょうが、幸いにも晴之は次男坊。父親が「遊びは程々に」などと釘を刺したところでお気楽なもので、テーマ的には重苦しくなく読後もさわやか。 しか…
つかさ
帯にも書かれていましたが、これが「下克上」なのですね。 恋には百戦錬磨の放蕩息子・晴之が、一目惚れした住み込み書生・孝輔。 彼は見るからに真面目でおとなしそうで、身分が下、年も下、なのに実は攻めが希望! 晴之も攻めは譲れない。 好きなのに、どちらも攻めが希望、どうやって折り合いを成すか…。 晴之の一人問答には楽しませてもらいました。 書生であるにもかかわらず一歩も譲らない孝輔に…
肉弾戦が得意なヤンチャな生徒と二重人格気味で いざとなったら下着フェチでサドっぽいと言う教師の 恋物語。教師に過去があるっぽいのに語る機会を 余り与えられていないと言う不満はありますが、 小気味良い展開で胸がスカッとしますのでそれは それで良しと致しましょう。カバー下に過去番外編と 言うお楽しみがある事ですし。 正直に言えばBL要素抜きでも楽しめる物語では あります。殊更にBL…
唯一の身寄りであった兄・雪弥を亡くした葉月は ロンドンへ出向いた兄の友人・阿南を待つ為に 同じく兄の友人の高瀬の邸宅に転がり込む。 儀礼作法に五月蝿い高瀬に厳しく躾けられ、反発する 葉月であったかある日高瀬に惹かれる自分の 気持ちに気付き揺れ惑う。 そして高瀬は、阿南は…。 不器用な年長者の心を愛に飢えた真っ直ぐな年少者が 解し、そして新しい日々を紡ぐと言う物語です。 肌を重…
長編では緩急織り交ぜて淡々と〆までを 運んでいたこの作者さん、短編集となると 緩急の急の方を前に押し出して小気味良く 物語を進行させています。 受の失恋から恋が始まり癒しと刷り込みが 同時進行する表題作と受が自分の想いを 再確認するその後日譚の他、大学生とその 祖父の元愛人との恋物語・教師と元教え子の やや不透明な恋物語などを収める一冊。 性描写が濃厚な気味があるにも拘らず生…
心にぽっかりと空白が出来てしまった時、 その部分を補填する為に出来てしまう関係も ありなのだろう。 二十歳と二十八歳、大学生と歯科医の恋愛は、 これから静かに花開くのだろうと思う。穏やかな 日々の中で。