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久和まり 緒田涼歌
こにしそる
ネタバレ
幼なじみで恋人だった二人が、別れ3て年後に出会う再会ものです。 二人のなれそめやお互いどれだけ相手が大事かが丁寧にかかれていて、冒頭はとても引き込まれました。 攻めである裕也視点でお話はすすみます。 幼なじみで最愛の恋人、レイとバンドデビューを目指して頑張っていた裕也は、レイのみがスカウトされ、彼のために酷い方法で彼と別れるというけっこうシリアスな設定です。 3年経って、裕也は大学生、…
久和まり 小野双葉
マキヲ
読み終わってハッと現実に引き戻されました。それぐらいのめり込んで読んでしまいました。ふう。作品全体の重厚な雰囲気も印象的ですが、最後の数ページの緊張感と情熱とか愛情とか色々なものが昇華するような盛り上がりが素晴らしかったです。どうしようもなく惹かれ合う二人の運命が胸に突き刺さる一冊でした。 ロシア革命前夜のペテルブルグを舞台に、実在した二人の青年――公爵・フェリクスと大公・ドミートリが邂逅を…
ウサギ
なぜだろう。 タイトルからなのか、冬に美形のロシア人フィギュアスケーターを よくテレビで見るからなのか、冬に思い出して、読み返してます。 (気に入ると何度も同じ本を読み返すタイプなので) 他の方のレビューにもあるように、今のBLとは一線を画した、 JUNE風の歴史大河ロマンです。 とはいえ、別に難しい内容ではなく、濃ゆい恋愛がテーマで、 最初からスッと小説の世界に入れました。 …
久しぶりに読み返して、面白かったです! あとがきでは、著者の中では初めて書いたBL小説とのことですが、 確かにこれまでの作品(歴史、海外もの)とは毛色が違います。 私はデビュー作(冬の日の幻想)が好きで、読み始めたので、 作風の変化にちょっと驚きました、、、。 ただ、やっぱり前作までと同様、このあとどうなっちゃうんだろう‥と、 ハラハラしながら最後まで一気に読ませます。 ストーリ…
snowblack
チャイコフスキーの交響曲からタイトルを取り、 ラスプーチン暗殺の実行犯として名を残している 実在の人物を両主役とした、歴史ロマン。 個人的に、思春期に嵌りきったマンガの後遺症で ロシア革命という言葉にめっぽう弱い。 ペテルスブルグ、冬宮、マリンスキー劇場…… 凍ったネヴァ河、緑萌えるツァールスコエセーロの夏…… 怪僧ラスプーチンの暗殺に関しては諸説あるが、 その中で最も有名…
久和まり 綾坂美江
藤棚
天使のようなセバスチャンが 謎の嫌がらせを受けるところから、物語はスタート。 セバスチャンへの嫌がらせの延長線上にルパートがいて、 彼が誰にも語ることが出来ずにいた重い過去が明らかになります。 ルパートの過去については、シリーズ1作目・2作目の伏線で 何となく予想はしていました。ある意味、予想通りだったのですが。 予想外の事もちょこっとあって、痛々しさが倍増。 作者はサラッと書い…
全寮制パブリック・スクールの復活祭休暇(春休み)。 ルパート、アルジー、ウィリィは、セバスチャンの別荘で 休暇を過ごすことになります。 休暇を楽しんでいた4人の前に、普段はめったに顔を合わせることのない セバスチャンの厳格な父親が現れます。 父親との関係に悩むセバスチャンを、心配げに見守る3人。 実の父親に愛された記憶がないと呟くセバスチャンが痛々しいです。 寂しさを押し殺して、…
映画「アナザー・カントリー」にときめき、 パブリック・スクール研究家(自称)となった作者が描く、 思い入れたっぷりな作品です(笑) 知的なウィリィ、華やかなアルジー。 優しくて天然のセバスチャンに、 無愛想で陰のあるルパート。 個性的な4人が繰り広げるスクールライフ。 家庭の事情や気持ちの行き違いから対立したりしますが、 少しずつ歩み寄って行く4人。青春です。 そして…
久和まり 風童かむろ
古代ギリシアのオリンピックは肉体美を誇るため、 参加選手は全員全裸だったと、この作品で知りました。 主人公のひとりであるテレウスも、 競技会で見事な肉体を晒してくれています(笑) 前作「太陽の紋章」で気持ちを通じ合わせたテレウスとメノンですが。 お互いに気を使いすぎて相手に踏み込むことが出来ず、 二人の仲は進展しません。 いえ、後退していると言ってもいいくらいです。 メイン…
徹底した男性社会で女性蔑視の古代ギリシア。 結婚は子作りの為だけにするもので、しかも相手は親が都合で選ぶ為、 男女間での真の恋愛感情が生まれることが少なく、 ギリシアの男達の恋のお相手はもっぱら同性。 しかも成人前の少年との恋愛は、 どんな女性との関係よりも高尚で貴族的で、 洗練されていると思われている時代。 ………BLを書けと言わんばかりの時代ですね(笑)。 そんなギリシ…