久我有加さんのレビュー一覧

君を抱いて昼夜に恋す 小説

久我有加  麻々原絵里依 

口絵はあとのお楽しみに取っておくのをおすすめします。

博徒・源太と彫師・八束のお話。
久我さんですからちゃんと大阪弁、それも大正時代の頃のだそうです。
加点式の評価だったら神評価にしてもいいくらい、あれもこれも良かったのですが、減点式の評価で考えるとマイナス点もあるので、萌評価になりました。限りなく神に近いです。

今まで読んだ任侠ものの中でも一番と思えるほど、彫師の仕事であったり博徒とやくざの違いであったりがわかりやすく書かれていて、登場人…

3

隣人はドアを叩く コミック

久我有加  麻生海 

関西弁がほのぼの

経理課で働く戸並くんのお隣に引っ越してきたのは、ピン芸人として売り出し中の功平さん。人懐っこい性格もあって、すっかり仲良しになり、ロケのお土産と交換のように戸並くんの料理を食べていく功平さん。

男同士とか、芸人でスキャンダルは御法度とか、リスクは承知の上で、きちんと向き合っていこうとする二人の姿勢がいいです。
お互いが抱えていた不安や心配も、きちんと吐き出した上で乗り越えていこうとするんで…

1

簡単で散漫なキス 小説

久我有加  高久尚子 

ドキドキの展開

久我さんも、こんなグダグダでドロドロなお話を書かれるんですねぇ。意外な設定にびっくりしました。しかも、いきなりエロシーンから始まってるし。
本当の恋人同士ならまだしも、セフレでしたからねぇ。この先どうやってラブラブへともっていくのか、ドキドキしながら読んじゃいました。

穂積は周平のカラダに、周平は穂積の声に想い人の欠片を感じで、慰め合っているんですよねぇ。その想い人の身代わりなんです。

3

恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

受け攻め、ふたりとも関西弁

どっちかが関西弁っていうんじゃなくて
両方とも関西弁なんですね。
他の登場人物も関西弁で、関西弁だらけです。
・・・けっこうめずらしいと思うんですけど。
私は、はじめてでした。

同い年の後輩×先輩、大学生同士の初々しい恋なのですが
攻めはノンケゆえに?自分の恋心の矛先を勘違いしてたりw
けっこうおばかだなと思った。
受けは、フェミニンな感じの天然モテ男なのですが
関西弁だから…

1

恋は甘いかソースの味か 小説

久我有加  街子マドカ 

お腹すいてきた・・・

攻・徳田昭馬(27) たこ焼き屋の店主
受・円野亘(24) 私立高校教員

上司のパワハラが原因で視線恐怖症になってしまった円野。
学校を休職し、自分なりのリハビリのつもりで美味しいと評判のたこ焼き屋に出かけていきました。
やっとたどり着いたたこ焼き屋で、一斉に向けられた視線にパニックを起こし倒れてしまいます。
意識が朦朧としているときに聞こえてきたのは、通勤電車で知り合った徳田の声。…

4

どっちにしても俺のもの 小説

久我有加  夏目イサク 

ヨネダって、いかにも関西人!

関西人と関東人のカルチャーギャップが楽しい。
関西ノリって、関東人にしてみると最初はホント、拒絶感。
でも、馴染むと、泥沼のように、、、、
保英も、瀬良にかまわれるうちに、いつしか周囲に馴染んで、
そして、瀬良を意識するようになるのですが、、、

瀬良がかわいい
ただ、自分の欲望に忠実に振る舞っているようで、実は、、、
って言うあたりも、切なくって可愛い。

保英は、そんな瀬良…

0

恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

青くていいね~w

久しぶりに大学生同士のお話を読みましたが。。。いいですね~、青くてw

片思いのうきうきした気持ちとか、相手を見てちょっとだけ期待してしまうドキドキ感とか
失恋して、ないても泣いても涙が止まらない辛さとか
甘酸っぱい青少年の恋が甘くて切ない。

ノンケの進藤に一目惚れしてしまったゲイの皆内。
相手がノンケとわかっているので、自分の気持ちは内に秘めて
それでも、一緒に登校したり
サ…

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不実な男 小説

久我有加  富士山ひょうた 

大満足!

初めて読んだ久我さんの作品です。
小説には、この本は今まで読んだ本の中に一番好きなの、何度読んでも飽きないな~
私には、受けの方が好きというシチュエーションが多いですが、今回は違う!伸彦より禄朗の方がもっと好きだ!
伸彦さんが「人を好きになれない」という欠陥を知りつつ、禄朗は伸彦さんのこと優しく見守ってくてる。でも、これが禄朗は自分に自信を持ってるともいえるよね、伸彦さんを落とす自信。いつも…

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明日、恋におちるはず 小説

久我有加    一之瀬綾子 

過保護すぎる!

攻め、受けどちらも見た目と性格のギャップがあるんですが、結構よかったですね。
王道的な内容ではありましたがw

創吾の過保護っぷりがどうも気に入らない夏海は、創吾に対してうざいと思い、ちょっとと冷たく接していきます。いかし、創吾が自分に離れていって欲しいのかどうかと悩み始め…?!

という展開なんですが、まあなんか展開は見えてしまいましたが、夏海の可愛さにはちょっとヤラレマシタw
てか…

1

落花の雪に踏み迷う 小説

久我有加  門地かおり 

久我さんの時代モノ

花街で芸妓の子供として生まれ、ずっとそこで生きてきた男と、資産家の男のお話です。
かつて駆け落ちを約束した男と、二年ぶりに再会する主人公。
約束の場所に現れなかったその男を、主人公はずっと恨んでいたのだ。騙されたと思っていたから。
二年ぶりに会った彼は、昔と同じように愛を語るんだけど、主人公はなかなか信じられない。

面白かったです。
花街を舞台にしたお話は大好きなので(といっても、主人公は用心棒…

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