久我有加さんのレビュー一覧

簡単で散漫なキス 小説

久我有加  高久尚子 

ビバ、関西弁受!

久我さんと言えば関西弁!
でも、久我さん、この関西弁はちょっとヒド過ぎやしませんか??
いくらなんでも、このしゃべりはガラの悪い大阪のチンピラっすよ!
今時、大阪の若者はこんな言葉遣いしませんよ~ってセリフがチラホラ。
次はもうちょっとソフトな関西弁でお願いします。
でも、受だけが関西弁だったのはポイント高いですww
受・攻両方がこのしゃべり方の関西弁だと引いてたかも...
ツンで命…

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ありふれた愛の言葉 小説

久我有加  松本花 

本当にほしい言葉は…

 疲れた男と、必死に生きて苛立ちを隠せない少年の初々しい恋物語……というやつかな?

 一時期は小説家として一世を風靡して、栄光と挫折を一度に味わった誠は生きる気力もなく、ただ惰性で生きていた。
 そんな誠の前に現れたひなびた小料理屋に不似合いな、容貌の整った青年と小学生くらいの少年の二人連れ。
 しばらく二人は店に通ってきていたが、ある日突然、その少年を「あんたの息子や」と紹介される。

2

長い間 小説

久我有加  山田睦月 

これほどまで

じれったいお話は初めてです。

人気俳優と大学生の親友。それで上手くいっていたのに、起きてしまった一つの事件。
言葉のアヤによるけんか別れ。
でも、やっぱり心配でほっとけなくて。
男女のケンカだともっと違う方法での仲直りもあるんでしょうが。
やっぱり男同士は力技が有効ですね。
おとなしい真一くんですが、怒るとコワイ。
ここまでが「長い間」

「あいたい」はもう、せつないです。

0

それは言わない約束だろう 小説

久我有加  桜城やや 

影にスポットをあててみた

お笑い芸人シリーズのスピンオフみたいな。

「バンデージ」と「パイロットランプ」のお話を読む前に先に読んでいて。
そのときは「ふーーん」だったんですよ。
はじめて読んだ関西弁もなんか違和感あって。
関西弁とお笑いはセットなんかい?って感じだったし。
今は違いますけど。
久我センセのお話は、その世界観をつかんでしまえばたいへん面白く読めます。

竜さんは男前なのに、みょうに甘やかし…

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ありふれた愛の言葉 小説

久我有加  松本花 

素朴な疑問が

このお話はホストの攻と、小料理屋さんを営む受なんですが…。

お店、やってけてんでしょうか?
おにぎりしか出さないお店。魅力ではありますが、変なトコリアルに考えてしまう。
閑話休題。

無気力に生きている受に、いきなり高校時代の先輩との子どもとその叔父が現れる。
これもまた、ベタなお話なんだけど関西弁がふんわりしてていい感じでした。
静か(怠惰)だった生活に差し込んだ光みたいな感じ…

2

月よ笑ってくれ 月も星もない2 小説

久我有加  金ひかる 

好きだから、好きだからこそ

「月」シリーズ第2弾。

売れっ子になりつつあるハルくんと秀永くんのお話。

相変わらず謙虚で仕事に一生懸命な二人です。
努力は報われますが、そのせいでグルグルしはじめます。
結局二人ともいい奴だから。

また相川くんと土屋くんが先輩芸人としていて。もう40近いって書かれててびっくり!
でも、ハルくんと秀永くんが29って話だから当たり前か。

『モダンモーション』と『アジター…

1

月も星もない 小説

久我有加  金ひかる 

ひきつづき、美味しく読み読み

『何でやねん!』の後に読みました。
またもや関西弁で漫才コンビ。頭の中をグールグル言葉がまわります。

今回は城坂温(はる)くんと、秀永元継くんのお話。
すいません、こっちのほうがお話的に好き。
ハルくんのけなげさと、秀永くんの男前さがすごくアタシ好みなの。
一個のケーキ、一本のビール。
なにか二人を象徴していて素敵です。

出会いと言うか始まりが始まりだから、ハルくんが躊躇する…

2

恋で花実は咲くのです 小説

久我有加  草間さかえ 

前向きに生きる

久我さんの、お笑い界物シリーズ4作目。
一番最初の「なんでやねん」が容姿才能ともに持ち合わせたスーパースター『バンデイジ』、「月よ~」は、お笑いブーム最後のスター『パイロットランプ』、そしてお笑いブームがさって、お笑いをやめてしまった男の話「それは言わない~」と、ずっと時間は続いて、どんどんリアルさが増しているこのシリーズ。
今作品は、お笑いブームがさり、実力がありながらも、どうしても売れずに…

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何でやねん!(2) 小説

久我有加  山田ユギ 

関西弁、2

1,2とイッキ読みしたため、相川くんの位置にびっくりしました。

とりあえず身近なコンビで当てはめてみたのですが、ダメ、誰もあてはまらない。
山田ユギセンセのイラストの影響もあるんでしょうね。
二人とも美形なんですもん。いないってリアルには。

アタシ的にはこのお話、BLではなく普通に読んでしまいました。
いや、ちゃんとHシーンはありますが…。

漫才コンビの葛藤が相川くんを通し…

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何でやねん!(1) 小説

久我有加  山田ユギ 

関西弁がこんなにハマるとは…

びっくりです。

大阪で関西弁で(当たり前じゃ!)漫才からんで。
そんでもってBL話とは、脱帽。

相川くん、子どもの頃のトラウマで笑われるのが大嫌い。
土屋くん、そんな相川くんに惚れて「一緒に漫才やろ」って言ってくる。
普通はそこで「しつこい!」バキッドカッゴスッ!ですよね?
でも相川くんはボクシングを習っているから殴らない。
シッシッと追い払うだけ。

土屋くんはいい男で…

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